【ホテル日航ハウステンボス】シンフォニーパティオツイン−宿泊レポート

長崎県佐世保市の日本一大きなテーマパーク「ハウステンボス」。そこに隣接して建っているのがオフィシャル・ホテルの1つである「ホテル日航ハウステンボス」です。数少ない客室数のお部屋で、ランクも比較的上の眺めの良い部屋である「シンフォニーパティオツイン」の宿泊レポートです。

ホテル日航ハウステンボス

「ホテル日航ハウステンボス」はハウステンボス開業1992年の4年後、1996年にオープンしたオフィシャル・ホテルで、パーク外に隣接して建っていますがハウステンボスへの便利な専用ゲートも備わっています。

客室数は377室で、22平米の「スタンダードツインルーム」から54平米の「ジュニアスイート」まで全10タイプの客室があり、今回は上から3番目のランクの「シンフォニーパティオツイン」に宿泊しました。

ロケーション

ホテル正面からはハウステンボスへ続く宿泊者専用ゲートがあり、徒歩3分位でハウステンボスのウエルカムエリアに到着します。ここはバスやカナルクルーザー、レンタサイクルの拠点にもなっていて、帰りもここにたどり着くのでかなり便利な場所になっています。

ただし現在は新型コロナウィルスの影響で検温や承諾書の記入が必要になっており、1日1回は正面ゲートへ向かう必要があります。なので再入場しない人には実質パークの退出時のみでの活用となります。せっかくの専用ゲートで、やることは検温と承諾書の記入のみなので、それくらいはホテルで対応できないものかと感じますが、直営ホテルではないので、責任問題もありなかなか難しい所なのでしょう。

買い物

お土産の購入は専用ゲート手前の総合物販店舗「スキポール」が便利で、もし年間パスがあれば常時10%OFF、バースデー特典対象期間中であれば20%OFFの割引を受けられます。もちろんペットボトル飲料なども対象なので、ここで必要なものを買って行くのはありです。なおホテル内にも営業時間はありますが売店も備わっています。

シンフォニーパティオツイン

「シンフォニーパティオツイン」はジュニアスイート、エグゼグティブツインに次ぐ3番目のランクのお部屋で、最上階6階に25室だけ用意された27平米のお部屋です。定員は基本2名のツインベッド、ここにエクストラベッドを追加で最大3名+添い寝まで利用可能です。

全体イメージ

エクストラベッドが入ったお部屋の全体イメージはこんな感じ。

大人3人+添い寝2名での利用だったので、エクストラベッドが1台入り、うち2台のベッドはハリウッド(シグルベッドを2台連結したスタイル)で、安全のためベッドガードを付けてもらっています。

子ども用グッズも豊富に用意

ベッドガードもそうですが、子ども用貸し出しグッズとしてオムツポット、踏み台、補助便座もリクエストしました。事前に電話連絡し相談すると快く受けてくださり、部屋にセッティングされた状態でチェックインできるので、小さなお子さん連れの人は絶対先に連絡して必要なものを借りるのがおすすめです。事前連絡していたのでリクエストしていなかった子ども用スリッパ、パジャマ、歯ブラシも備えてくれていました。日航はいつ行っても子連れファミリーに優しいホテルです。

バス/トイレ

バスルームとトイレは共用で、バスタブの大きさは足が伸ばせる大きめサイズ。

トイレはウォシュレット付きでシャワーの水圧や排水、排水口の臭いなども問題なし。カビ臭さも目立った汚れも無く綺麗に維持されたバスルームです。バスタオルは添い寝分も用意されてとても重宝しましたよ。

洗面台

洗面台はバスルームそして出入口横にも1つ備わっています。

出入口横の洗面台は朝の混雑時に洗面台を分散利用するのにも当然便利ですが、この時代外出から帰ってきてすぐに手洗いができるというメリットが一番大きかったです。それも見越してかハンドソープはコチラ側に備わっています。またここは椅子も電源もあるので、エアコンの効いた部屋でドライヤーが使えるという最大のメリットもあります。

テーブル

用意されているのは仕事にも便利なデスクと団らんに便利なテーブル。

デスクは仕事をするには十分な広さ。設置してあるテレビはそこまで大きくないもののリモコンで自動回転ができるスグレモノ。テーブルには椅子が2脚備えられ団らんにも重宝しました。

Wi-Fi

Wi-Fiは無料の無線LANが飛んでおり、スピードは上り下り共に20Mbps前後。PCで仕事をするには問題の無い速度でした。なお有線LANの提供は行っていない模様。Chromecastは接続設定まではできるもののキャスティングは不可で、セキュリティ設定が行われているようでした。

アメニティ

シャンプー、コンディショナー、ボディソープは三重県伊勢市のミキモト真珠のコスメ、「MIKIMOTO COSMETICS」の商品が備わっています。

その他の使い捨てアメニティは体を洗うタオルまでしっかりと備わっているので、女性はお化粧道具だけの持参でも大丈夫そう。

パジャマ

パジャマは上下セパレートのフリーサイズのものを用意。子ども用は120センチになるようです。

サービスドリンク

サービスドリンクはお茶と紅茶のティーバッグ、そしてミネラルウォーターが人数分提供されています。

洗面台の水は飲めますと案内があるのですが、それでも抵抗があってホテルでの飲料水は購入してくる人は多いと思います。こうやってミネラルウォーターの提供があると、夏はパークにも持ち出せるしやっぱり嬉しいですよね。氷は各階の廊下に製氷機が備わっています。

眺望

窓からの眺めは2種類あり、ハウステンボスとパテオと言われる庭が見える部屋、庭の見えない山側の部屋に分かれます。山側はやはりパテオ側よりお値段が低く設定されていて、シンフォニーパティオツインに関しては全客室がパテオ側に設定されているという特別感なお部屋。6階最上階という事もありとっても良い眺めですよ。

ホテルはコの字型で、その中でも6部屋だけはパークが正面に見えるお部屋なので、今回は運良くこのお部屋を選んでくれたようでラッキーでした。

お誕生日での宿泊だったのでホテルからのおもてなしで良いお部屋にして下さったようで、お部屋にはお誕生日のメッセージも添えられていて嬉しかったです。

朝食

朝食付きのプランだったので、朝に1階でブッフェをいただきました。先日まではコロナの影響で一膳出しで、それはそれで良かったのですが、あいにく私は偏食家で子ども舌、どんなに豪華な魚介類が出てきても食べれれなかったりするので、自分で好きな食べ物を好きな分だけ食べられるブッフェはとても助かるのです。

6月はハウステンボスが営業縮小を行っており、かなり宿泊グループ数は少なかったようで(恐らく10組前後くらい)、8時半に訪れてもかなり空いた状態でした。その分子連れの我が家はゆったりと食事ができて朝から優雅な気分でした。

フード

用意されたフードは各個数は少なく絞られていたものの、種類は比較的多く和洋色々と楽しめるようになっていました。ご当地メニューとして五島うどんなんかもちゃんとありましたよ。

シェフがその場で調理してくれるライブキッチンでは、自分で好きな具材を好きな量取って作ってもらうオムレツが美味しかった。こういう仕組みのは美味しくて楽しくていいですね。それにしても見ていてこれだけ綺麗にオムレツを作れるようになりたい。

親切なスタッフさんたち

パークの縮小営業のおかげもあってか、ホテルが空いておりその分スタッフさんたちが顔を覚えてくれて声がけも多くてとっても過ごして楽しい2日間でした。

そもそも日航はハウステンボス・オフィシャルの中でも一定のクオリティはキチンと維持しつつアットホームな部分も兼ね備えているホテルで、ちょっと贅沢気分を味わいたい時は直営ホテル、気楽に宿泊は日航とパターンができています。何度かの利用のおかげでスタッフさんも顔を覚えてくれている方もいて、昔の子どもの様子などを語ってくださる方もいます。我が家は荷物が多いのでポーター(荷物の運搬サービス)をお願いしたのですが、我が家を知っている方で気さくに接してくださったのが最後の良い思い出になりました。車が立ち去るまでお見送りしてくれてとっても良いバースデーになったのは言うまでもありません。

DATA

【ホテル日航ハウステンボス】
長崎県佐世保市ハウステンボス町6番地
チェックイン/アウト: 15時 / 11時
客室数:377部屋
大浴場:あり(水道水)
駐車場:ホテル横に専用駐車場完備(宿泊者は翌日12時まで無料、以降30分毎400円)
優待チケット:ハウステンボスのオフィシャルホテル専用割引チケットの購入可能