「オズの魔法使い」の精神で

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「オズの魔法使い」
読んだ事の無い方でもタイトルぐらいは知っているかと思います。
100年以上前にライマン・フランク・ボームが書いたファンタジー作品です。
このお話どんな内容かご存じですか?
かかしと、ロボットと、ライオンが出てきて、、、、
という方がとっても多くてそのお話を語れる方はあまりいません。
数年前、
とある仕事でこの作品に関わる事がありました。
勉強のために本を読んだのですが、
何度か読み、
作者が言わんとした事が理解出来た瞬間、
このお話が持つ素晴らしさに感動をおぼえました。
あらすじはこう。
カンザスに住むドロシーは、

ある日大きな竜巻に飛ばされ愛犬のトトと共に家ごと吹き飛ばされ、

マンチキンタウンに墜落します。


おうちに帰りたいドロシーはマンチキンタウンの住人に教わり、

オズの大魔法使いがいるというエメラルドシティを目指すこととなります。


途中、かかし、ブリキの木こり、ライオンと出会い、

それぞれも手に入れたい物があり一緒に旅をすることとなります。


かかしは脳みそ、

ブリキの木こりは優しい心

ライオンは勇敢さを手に入れる事が目的です。


冒険の旅は一筋縄ではいかず、

西の悪い魔女に邪魔をされながら、

なんとかエメラルドシティにたどり着き、

オズの大魔法使いに出会う事ができたのですが、、、、。


オズの大魔法使いというのは全くのウソでただの腹話術師でした。
そしてここからがオズの魔法使いの言わんとしている本質の部分になります。
結局、

かかしもブリキの木こりもライオンも望みのものを大魔法使いからもらう事はできませんでした。


しかし、

かかしは旅の途中で一番のアイデアマンでした。

ブリキの木こりは旅の最中一番の仲間思いでした。

ライオンは悪者から一番仲間を守りました。


なんと、

かかしとブリキのきこりとライオンは

経験という自分の力で

脳みそ、優しい心、勇敢さを手に入れてしまったのです。
作者が言いたいのは、
魔法は誰にでも存在する。

信じる心を忘れなければ必ず魔法は現実になるということ。
そう解釈できた瞬間、
この物語の奥深さと素晴らしさに気付きました。
今の現代人が忘れてしまった大切なものがこのお話に詰まっています。
自分に子どもが出来たら必ず読み聞かせたい1冊です。
大人になった皆さんもご自身の魔法を叶えるために、
ぜひ一度読んでみてください。