TM NETWORKベストアルバム購入2種類☆

 TM NETWORKの武道館ライブから約1ヵ月、

TM NETWORK ORIGINAL SINGLES 1984-1999
TM NETWORK ORIGINAL SINGLE BACK TRACKS 1984-1999
上記二枚のベスト盤が無事に発売されました!
TM NETWORK ORIGINAL SINGLES 1984-1999
はSONY系列所属時代の、
過去のシングルをカップリングも含め「ほぼ」全収録したベスト盤。
一応リマスタリングはしてくれていて、
「1974」あたりを聞くと音質の良さを実感できます。
今回はシングル曲完全収録か!?
と思っていたものの、
「DRESS」のシングル三部作のカップリング曲、
「TIME」「FOOL ON THE PLANET」が入らなかったのは残念。
「1974」のライブミックスや、
「Self Control」の武道館バージョン、
「Come on Let’s Dance」「Your Song」のリミックスも省かれています。
他にも、
「Rhythm Red Beat Black」の2.0バージョンのシングルが、
カップリング共々カット。
これは収録時間の関係からと推測。
まぁ、
SONYが出すCDなので、
こんなもんかなという感じでしょうか。
コチラはファンとしてけっこう許せる範囲なのですが、
問題は同時発売の、
TM NETWORK ORIGINAL SINGLE BACK TRACKS 1984-1999
これファンからしたらどうなんでしょう?という内容になっています。
TM NETWORKといえば、
初期の頃からカップリングにInstrumental Mixを収録して、
インストも彼らを代表する楽曲の一部として愛されてきました。
そんな経緯もあるので割と快くSONY様の企画を歓迎していたのですが、
蓋を開けてみれば「カラオケ集」という企画版でした。
まだSONYなんたらオーケストラとかが演奏していないだけマシですが、
ちょっと意図がズレてるかなと思ったのは正直な所です。
ここまで嫌悪感を表しているのは意味があって、
けっこう仕事がヤッツケな感じがするところが見られました。
例えば「クロコダイルラップ」の収録時間の表記が4秒違って表記されていたり、
「All-Right All-Night」の歌詞の”幼い頃にのぞんだように”が”押さない”だったり。
このあたりはまぁ許せる範囲なのですが、
問題は楽曲が改ざんされてることです。
これTM NETWORKがプロデュースしたものならいいんですが、
今回はSONYプロデュース。
それにしてもやることがひどい。
今回のアルバムは[K]または[I]の表記がそれぞれされていて、
[K]はカラオケバージョンとしてコーラス入り
[I]はコーラス無しになっています。
実はこれ以外にも謎のバージョンがあります。
それが[K Short Version]。
これ、
必殺の短くカットしたバージョンです。
このバージョンがあるのが、
「DRAGON THE FESTIVAL」
「Come on Let’s Dance」
「Get Wild’89」
「10 YEARS AFTER」(コチラはI Short Version)
ちなみに表記はないものの、
「STILL LOVE HER」も25秒短いフェードアウト無しバージョンになっていますし、
「WE LOVE THE EARTH」もアウトロが早めにフェードアウトする26秒短いバージョンになっています。
さて「DRAGON THE FESTIVAL」ですが、
通常よりも3秒短くなっています。
これは途中の長いブレイクの曲が一旦止まった後、
音飛びのようなお遊びが入りますよね。
ここがバッサリカットされています。
「Come on Let’s Dance」はアウトロが1分早めにフェードアウト。
「10 YEARS AFTER」も同じく1分30秒早めにフェードアウト。
さて問題は「Get Wild’89」この曲にいたっては、
2分46秒もカットされています。
しかもイントロはバッサリカットされて、
サビのベル音からスタート。
2番の後のブレイクもカット。
最後のサビが終わったら即フェードアウト。
しかも本来鳴っていないギターのサウンドが足されているし、
(これは「Get Wild」の最後のギターリフを持ってきたと思われる)
もうメッチャクチャなアレンジです。
他にも「Your Song」の途中のブレイクのドラムにオーケストラヒットとか、
壮大なコーラスが重なる部分、
この音だけが消されてドラムだけが永遠に続くだけになっています。
ここは既存のクラシックのメロディーなので、
一瞬、著作権問題?と思ったのですが、
歌入りバージョンには収録されているので全く意味不明です。
消すことの意図を全く感じないので、
インストバージョンにMIXする際のミスでは?と感じてしまうほどです。
他にも探せば細かい改ざんは出て来そうです。
たぶんこれを作る時に、
「カラオケ集だからアウトロが長いと退屈だよね!」
Get Wild’89は歌以外の部分が長いのはカラオケとしてちょっと、、、」
とかSONY社員が思って作ったんでしょうか?
果たしてこの曲をバックに歌いたいという意図を持って購入したファンはどれくらいいるのでしょう?
ほとんどのファンは完成度の高いバッキングを、
BGMとして聞きたいと望んでいたのではないでしょうか。
歌いたいのならカラオケにいけばTMの曲はそこそこ入っていますし。
そういう意味でSONYはやっぱり分かっていないなって思います。
恐らく30周年の時にも何かしらのベストとか出すかと思われますが、
そろそろまともなお仕事をよろしくお願いします。