ジワジワと勢力を伸ばしているステーキ専門店があります。
それが「やっぱりステーキ」。
沖縄発祥のステーキ専門店でお値段もかなり手頃。
某有名ステーキ店に名前が似ていたりしますが、実際の関係性などは?
入りやすさなど気になる点をお伝えしていきます。
この記事のもくじ
あのステーキ店との関係性
まずはハッキリしておかないといけないのが気軽に利用できるステーキの有名店「いきなりステーキ」との関係。
「いきなりステーキ」を運営する会社はもともとペッパーランチを運営させていた「ペッパーフードサービス」の経営店舗で2013年12月に銀座でオープンしたのが始まり。
対して「やっぱりステーキ」は2015年に沖縄・那覇市でオープンしたステーキ店で「ディーズプランニング」が経営。
沖縄といえばステーキでシメ
名前が似ているので「いきなりステーキ」にあやかった二番煎じに思えますが、沖縄のお酒のシメは噂通りステーキだそうで、「シメはやっぱりステーキでしょ」というところから命名されたそう。
実はこの事実を知るまでは私も「いきなりステーキ」のパクリじゃんと思って、割と近くにあるにも関わらず行った事がありませんでした。
先日たまたま社長さんの密着がTVで放映されて、しっかりした考えの社長さんだし(海外渡米したり飲食コンサルタントを経験したりとなかなかのやり手)、ぜひ応援したいと考え初めて利用するようになりました。
やっぱりステーキへ
ということで「やっぱりステーキ」へ。
店舗の広さはどこも小さめのようで、恐らく店舗の維持費や人件費を抑え、回転率を良くしてその分価格に反映しているのだと考えます。
ステーキは店舗共通で富士山の溶岩プレートで焼き上げます。
溶岩プレートで焼くので、遠赤効果でお肉が柔らかく焼き上がるそうです。
おすすめは「やっぱりステーキ」
メニューはステーキ専門店なので色々あります。
1000円の文字が目立つのですが、これは「ライス+スープ+サラダ」食べ放題付きの価格。
しかも税込みです。
安い!
もしステーキを子どもと分ける場合は、300円でお肉以外の食べ放題を付けられます。
おすすめのお肉は店舗と同じ名前の「やっぱりステーキ」。
お肉の部位はウシの肩付近の内側に付いている「ミスジ肉」で、筋が3本入っているのでそう呼ばれています。
油が溶け出す温度が低く動きの少ない部位なのでお肉そのものが柔らかく子どもでも好んで食べられる反面、ウシ1頭から取れる量が3キロにも満たないため幻のお肉なんて言われているそう。
実際お肉が届いてけっこう時間が経っても柔らかいままだし、独特のスジが切れないような事もなく噛みちぎりやすいお肉で、子どもにも大好評。
赤身のような肉肉しさが少ないので赤身の方が好みの方もいるはずですが、年配の方にも良さそうです。
お店でスジを取り除いたり、捨てる部位もあったりでけっこう手間をかけての提供なのに、この価格を実現できているのは謎です。
食券制で効率よく
店内に入ってまずやることは食券の購入。
効率重視なので追加オーダー含めてすべて食券制。
ただし席はスタッフさんが案内してくれます。
対応は丁寧
地域の違う店舗に複数行きましたがどこも対応は丁寧で、帰りも扉までお見送りしてくれるのが共通のスタイルになっているようです。
ステーキがテーブルに運び込まれて来るときも油が跳ねないよう必ず紙ナフキンでガードをした状態で届きます。
ただしこれは紙ナフキンを取ったときにお肉を見てテンションが上がるという演出を兼ねているのかもしれません。
お肉はレアで提供
お肉はレアで提供されるので、溶岩プレートで好みの焼き加減にして食べる事ができます。
替え肉もアリ
ラーメンで替え玉っていうのがありますが、替え肉というのがあります。
例えば「やっぱりステーキ」だと現在150gが1000円なのに対して、100gの替え肉を650円で購入することができます。
これはお肉を食べたりない時にも便利ですし、子どもと分けて食べている時に追加するのにも便利。
特に小さな子どもだとお肉がイマイチ口に合わない時ってあるので、少しずつ量を増やせる仕組みはありがたいですね。
お店は入りやすい?
お店が入りやすいかどうかがポイントですが、私の感想では思った以上に入りやすかった印象です。
料金も1000円ポッキリがほとんどでややこしくないですし、食券というのも定食屋みたいで気軽です。
その反面スタッフさんも比較的愛想が良いので、ステーキ屋というちょっと気構えてしまうような部分は無くて良さそうです。
その証拠にけっこう子連れのファミリーも多く来店しており、人数の多い家族でも安く美味しいステーキを食べたいというニーズが響いているのだと考えられます。
同業種の「いきなりステーキ」は新規店舗も比較的安易に建ててしまったりと、当初は人気もあったのですが途中から赤字に転落、最近では大量の閉店も話題となりました。
そもそもはステーキを低価格で提供するというコンセプトでスタートしたようですが、実際にはけっこうお金がかかるイメージが根付いたのもあるかもしれません。
それに対して「やっぱりステーキ」は立地などもきちんと調査し店舗拡大に努めているようで、やはりこの時代に1000円ポッキリというインパクトは大きかったと思われます。
最終的には安くて美味しいお店が生き残るのですが、店舗にいてもかなりの回転数と閉店間際にも関わらず来客が途絶えなかったことなどから、今後も成長をしていくことでしょう。