NTTドコモは3月26日からスタートする低価格スマホ契約プラン「ahamo(アハモ)」の料金を、2020年12月に発表していた月額2980円(税込3278円)から月額2700円(税込2970円)へと値下げし、合わせてdカード特典についても3月1日に発表しました。
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通話定額込みで一番低価格に
まだ整備が整っておらず普段使いが難しい楽天モバイルはいったん置いておき、auの「povo」、Softbankの「LINEMO」はそれぞれ月額2480円で5分間の通話定額を付けると月額2980円(税込3278円)で、実は5分間の通話定額込みでは「ahamo」も「povo」も「LINEMO」も全く同じ価格でした。
優位性をアピールしユーザー獲得か
ただ料金プランが横並びだと結局起こるのはキャリア内でのプラン変更という上から下へのスライドのみ。
これだといくら新料金を出してもユーザーを他社から獲得することは難しくなります。
それぞれのプランでLINEがギガ数ノーカウントとかオプションがトッピング可能とかアピールされても、飛びつくほどのセールスポイントになっているかと言うとそうでもなく、選択肢の決定打にはならないのでやはり強いのは価格差です。
そこでドコモがギリギリになって打ち出してきたのが他社よりも税込で308円安い新価格。
結局3000円超えという残念さ
今回のahamoの値下げは税抜で2980が元々の価格だったのでそこから200円下げて税抜2780円でもインパクトがあったと思います。
ですがそれだと結局は税込3058円になってしまいます。
実は2021年4月1日より税込表記が義務化されます。
つまり4月1日以降は現在のように2980円(税抜)という表記が違法になり、3270円と表記するか2980円(税込3270円)とわかりやすく記載する必要が出てきます。
恐らく各社が3月中にポイントなどのボーナスを付与してでも急ぎで契約を獲得したかった理由は、安く見えるような表示ができる間に契約させたいという意図があったからでしょう。
ahamoの今回の価格設定は4月1日以降にLINEMOが3278円と表示されている中、2970円という税込3000円を切る価格表示になるので他社よりも価格面での優位性が出てくるのは必須でしょうし、ユーザーの中では結局税込で3000円超えるという残念な声もあったので十分にそこに答えた値下げになるでしょう。
dカード特典も追加
ドコモが発行する「dカード」もしくは「dカード GOLD」を利用することでメリットのある特典も順次追加されます。
カードボーナスパケット
dカード又はdカード GOLDの利用携帯電話番号として登録し、ahamoの支払いをいずれかのカードに設定すると、データ容量がdカードで1GB、dカード GOLDで5GBまでプラスされます。
利用額10%還元
adカード GOLDに利用携帯電話番号として登録した場合、毎月カード利用金額100円(税込)につき10%のdポイントが進呈されます。
進呈上限は毎月300ポイントまで(カード利用金額3,000円(税込))。
先行キャンペーンも
公式サイトで先行エントリーキャンペーンにエントリーし、2021年4月15日から2021年5月31日の間に、ahamoの新規契約もしくは機種購入を伴う料金プランの変更手続きをすると、dポイント(期間・用途限定あり)が6000ポイント進呈されます。
恐らく今回の発表を機に各社も値下げやオプションの増加があるかもしれませんので、開始ギリギリまでは目が離せない状況です。