この記事のもくじ
音切れが発生
8月20日、アメリカで先行発売されていた完全ワイヤレスイヤホン、第2世代「Google Pixel Buds」(通称:Pixel Buds 2)が満を持して日本でも発売されました。
昨年末から待ちわびていたので発売日に速攻注文したのですが、現在利用をはじめて2週間ほど、ちょっとした問題が発生しています。
それがイヤホンの使用中に定期的な音切れが発生する現象です。
だいたい1曲ごとに2〜3回程度発生し、どの曲も絶対音切れが起こります。
この現象は別の端末で使っても同様に発生するのでイヤホン本体の不具合というのは間違いないようです。
1分50秒ごとの音切れ
この音切れ、実はパターン化されていて、必ず1分50秒ごとに発生します。
音切れが元に戻るのは1秒も満たないので一応我慢はできますが、60分のアルバムを再生したら「絶対に」32回は音切れが起こるのでこれではちょっとストレスです。
ネットで調べると同様の症状は多数起こっているようで、いずれも1分50秒での音切れなのでハードもしくはファームウェアの不具合が発生している模様。
海外先行発売でも不具合発生、わかっていての発売か?
実はこの問題、日本だけではなく4月に先行発売されたアメリカでも同様に問題が発生しており、少なくとも日本発売の2ヵ月前にはこの問題が公になっています。
しかも解決策として数週間でファームウェアをアップデートし不具合は解消されるとアナウンスされていました。
しかし8月20日に日本発売と同時のファームウェアアップデートでは不具合の解決がされておらず、一部のユーザーは返品などの対応も受けているようです。
ここで問題になるのがGoogleがこの問題を把握していながら発売をしたということ。
アメリカと日本では言語が違うなどでローカライズの違いなどはあるものの、それは恐らく内蔵のソフトウェアの変更程度で、ハードウェアとしてはアメリカ版と違いは無いはずです。
少なくとも日本での発売は4ヵ月の時間差を置き、その発売日に関してもギリギリに発表されたほどでした。
ここまで延期していたのですから問題解決のため更なる延期を行っても良かったのではと思います。
重役などから何かしら圧力があったのでしょうか?
日本発売と同時に新しいファームウェア(550)がリリースされていますが、もしかしたらこのファームウェアで不具合解消が見込まれる可能性があったのかもしれません。
同時リリースと言うことを考えると納得がいきます。
ただ残念ながらこのファームウェアでは解決されなかったというオチですが。
まぁ、それにしてもなぜこの状態で発売したんでしょう。
これ、アメリカで下手したら集団訴訟起きるんじゃないでしょうか。
製品発売前には少なくとも何十時間(ヘタしたら何百時間)も試用・検証しているはずです。
デバッグする人はこれくらいの途切れはBluetoothだったら当たり前くらいに思っていたのか、とにかくGoogleの対応として珍しく疑問の残る所です。
問い合わせしてみる
世界的に不具合が出ているのもわかって変な意味で安心してしまったのですが、一応自分のも不具合が出ているとGoogleに問い合わせていた方が後々の対応が楽になるはずですし、1件でも多くの不具合報告が伝わる方がGoogleの問題認識を高める要因になります。
ということでチャットで知らないフリをして問い合わせをしてみました。
不具合を隠した対応に疑問
今回不具合報告として、1分50秒ずつ定期的に音切れを起こすと相談しました。
1分50秒の音切れ相談はすでに何百と報告が来ているはずなのでオペレーターの方としてはもう結果はわかっているはずです。現在は解決しないと。
なので、この問題は多くの製品で現在発生している不具合ですという言葉を期待していたのですが、それも無く1つづつの検証がスタートしました。
検証1 本体の再起動と再ペアリング
まずはイヤホンとのペアリングを解除し、本体を再起動してペアリングをやり直すという検証。
ペアリングの再設定も本体の再起動も既に行っているので結果はわかっていますが、やらないわけにはいきませんので試します。
結果⇒1分50秒で音切れ
ダメでした。
検証2 イヤホンの初期化
次に言われたのがイヤホンの初期化。
初期化の方法は、イヤホンをケースに戻しフタを開けたままペアリングのボタンを30秒押し続けます。
そのうちにランプがオレンジ色になるので、そうなれば初期化の動作は成功です。
再び本体の再起動リクエストが来たので、再起動させてペアリングを実施。
結果⇒1分50秒で音切れ
ダメでした。
Google万策尽きる
ここでやっと待っていた言葉が出ました。
多くの製品でこの問題が出ていて解決のためにエンジニアチームが頑張っているということ。
ただこの先が思いがけない対応が提案されました。
今回の対応として提案されたのが、交換または返金です。
私がネットで調べた限りのでは、現在エンジニアが頑張っているけど解決できないのでゴメンね!な対応で返金なども行えないというものでした。
なので今回の対応はちょっと意外でした。
今回の製品はGoogleからではなくauオンラインマーケットからの購入で、このショップは開封後の返品・返金はできないルールになっているものの、もし返金であればGoogleから要請してくれるとの事でした。
交換を依頼する
発表から長い間楽しみに待った事もあり、イヤホンも気に入っていて他のを買う気も無かったので今回は交換対応をお願いしました。
交換についてはチャットに後にメールが送信されてくるので、購入の証明として本体のシリアル番号と購入明細書のスクリーンショットの2点の写真を添付して、必要事項を記載してメール返信するだけです。
購入が証明できたら本体を送り新しい物が返送されてくるようです。
ただし、、、条件付き
ただし1点注意点がありました。
交換しても同じ不具合が発生する可能性があるとのことです。
まぁそうでしょう。
実際、不具合が全てに出ているのか一部なのか不明ですが、たぶん次のも出そうな気がします。
ちなみに次も出た場合は同じくチャットで知らせてほしいとのことです。
次の次とか交換し続けてくれるのかはわかりませんが、もし無限ループになったら返金を提案されそうな気がします。
最後のまとめ
Googleのサービスは便利で大好きで、Google homeやChromecastなんかも持っていたりするのですが、やっぱり今回の対応や不具合状態での出荷は疑問に残ります。
ただチャットでのサポート、返金や交換の提案などは他店で購入しているにも関わらずさすがだと思います。
ちなみにサポートしてくれたオペレーターさんは恐らく中国の方で、たまに日本語がおかしくなりますがとっても丁寧で気持ちの良い対応の方でしたよ。
最近は日本人のオペレーターよりも、海外の方の対応の方がかなり印象良かったりします。
とにかく製品のコンセプトなども面白いので、ぜひ早く不具合が解消されて安心して使える日が来ることを願います。