【Chromebook】購入前に知っておきたい 「できること」「できないこと」

Chromebookがここ最近好評のようで、コロナ前の2019年は15万台ほどのシェアだったのがコロナが爆発的に増えてテレワークや巣ごもりが増えた2020年には10倍の150万台、2021年は300万台近くになると言われています。

この記事に行き着いた方は今から買ってみようかなと考えている方か興味のある方だと思いますが、今一度Chromebookで「できること」「できないこと」をお伝えしていきます。

Chromebookとは?

もう十分に詳しいよって方は飛ばしてもらった方が良いのですが、なんかよくわからない、普通のパソコンと違うのという方に簡単に紹介します。

Chromebook(クロームブック)はGoogleが開発した「Chrome OS」が搭載されているコンピュータの一つです。

MacやWindowsほどに高度で高速、柔軟なパソコンとしての利用は難しいのですが、普段からそこまで高度な事をしないのにわざわざ起動に時間がかかるパソコンを立ち上げてまでという人には逆に使いやすくなっています。

とはいうものの、じゃぁ何ができて、何ができないのかがわかりにくいのでこれから解説していきます。

ネットを見る

【◎】見れます

Chromebookの基本は「Chrome OS」。これでピンと来るかもしれませんが、Google ChromeのWebブラウザが基本となっています。しかもGoogle Chromeはスマホやタブレットに搭載されているものではなくPCと同じフルバージョンが搭載され、拡張機能という機能を強化したり追加できるプログラムをインストールすることが可能です。

外でタブレットで仕事をしたいけれどブラウザが弱くて仕事がしにくい、PCは重たくて持っていくのが面倒、こういう人にもうってつけのコンピュータです。

また普段はネットを見ることがメインでたまにちょっとしたことがやりたいという人にも向いています。

高速起動

【◎】瞬時に起動します

これもChromebookの特徴なのですが、一般的なPCと違ってハードディスクを搭載しておらずSSDというドライブを搭載しています。またPCほどたくさんのプログラムを読み込んだりしないので起動は瞬時。スマホやタブレットに近い動作で開いてすぐに作業開始できます。

マウスの利用

【△】Bluetooth接続で可能

ChromebookでPCのようにマウスを使った作業ってあまり無いのですが、どうしても使いたいという人には可能です。

ただし接続可能なのはBluetooth方式の無線マウスで、なおかつPC側に受信用ドングルを差し込まなずに本体と直接やり取りできるタイプでないとほとんどのChromebookは対応できません。通販などで購入する場合はUSBドングルが不要なタイプかをきちんと確認の上で購入しましょう。

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アプリの利用

【○】一部を除いて可能です

これこそChromebookにできて一般的なPCにできないのがアプリの利用。

Android用のアプリに限りますが一部を除いて利用可能で、スマホよりも大きな画面で100万種類以上あると言われるアプリの利用ができるのはメリットです。

長時間駆動

【◎】長時間駆動可能

Chromebookはどれも低電力で動作します。そのためノートPCのような巨大で重たいバッテリーを搭載しなくても長時間駆動するモデルが多く発売されています。例えば私の所有している「Lenovo IdeaPad Duet」だとカタログスペックで10時間駆動となっています。

モバイルバッテリーで充電

【◎】使用可能

そもそも長時間駆動が可能なので必要ないかもしれませんが、モバイルバッテリーで充電することも可能です。最近のノートPCはUSB-Cポートを備えており大容量高出力のモバイルバッテリーでパソコンの充電も可能になりつつありますが、Chromebookは一般的なモバイルバッテリーでも充電可能です。

わたしは下のようなコンセント一体型のAnkerのモバイルバッテリーを愛用していますが、電源の使える場所はUSB充電プラグとして、いざというときはモバイルバッテリーとして使えるのでこういうの一つ持っておくと便利ですよ。

拡張性

【✗】拡張性は乏しい

Chromebookは無駄なものを極力排除し、低電力、低価格、低重量を実現しています。

そもそもセカンドPCとしての位置づけでもあり、搭載されている拡張端子は充電端子と兼用でUSB-C1つというパターンがほとんどです。ただしUSB-Cハブという拡張パーツが2,000円程度で販売されており、これを接続するとUSB端子などを増やすことが可能です。

映像出力

【△】PCほど柔軟ではない

PCのようにHDMI端子などを搭載している本体は少なく、低価格モデルでは基本搭載されていません。ただし先程紹介したUSB-CハブでHDMI端子付きを購入することで拡張可能で、他にもChromecastを用いてWi-Fiで画面を送信しテレビなどに映すことも可能です。

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印刷

【△】ただし今後は柔軟な対応がされていくでしょう

昨年まではGoogleがサポートしている「Google Cloud Print」というサービスで印刷が可能でしたが、実は2020年でサービスが終了しました。なので印刷しようとして検索しても昔の解説で説明どおりにできないことがあるかもしれません。

ただ現在GIGAスクール構想などでChromebookの需要はうなぎのぼりで、各プリンター製造メーカーも標準で対応できるように変わってきています。流石に古いプリンターで柔軟な対応は難しいですが、新しく購入する頃には標準対応がなされていると考えられます。

LINE

【△】通話等が利用不可

Google Chromeのブラウザ拡張機能を使うことでLINEを使うことが可能です。ただし拡張機能ではライン通話やビデオ通話が可能なバージョンがリリースされていないので、現段階ではメッセージのやり取りプラスα程度です。

アプリとしてLINEをインストールし使えばフルバージョンで使うことは可能なはずですが、GoogleChromeのアプリはPCではなくモバイル端末のように認識されてしまうので、現在使っているスマホのLINEを移行する形になりスマホの方が使えなくなってしまうのでおすすめできません。

Microsoft Officeの利用

【○】使えます

仕事で使うにはMicrosoft Officeが利用できることが好ましいのですが、アプリとしてインストールもしくはOffice Onlineというサービスで利用可能です。ただしWindows版と同様の機能がすべて活用可能かが不明なのであくまでサブ的な活用を想定しておくべきです。

有線LAN接続

【✗】基本無線LANでの利用が想定されています

Chromebookは無線LANでの利用が想定されているので有線LANの端子を搭載したモデルがあったとしても稀です。普通に通販で目にする売れ筋モデルでは搭載が皆無と言っても良いでしょう。ただ例えば社内利用など無線接続が禁止されているケースなどもありその時には外付けのアダプターで対応も可能です。

以上できることできないことをざっとまとめてみました。

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