昨年11月に「ゲーム&ウオッチ スーパーマリオブラザーズ」が発売され話題となりましたが、その1年後である2021年11月12日に今度は伝説の人気ゲーム「ゼルダの伝説」がゲーム&ウォッチとして発売されることが決定。希望小売価格は5,480円(税込)。
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この記事のもくじ
ゲーム&ウォッチ
ゲーム&ウォッチはニンテンドーが1980年から発売していた携帯型液晶ゲーム機。当初はモノクロ液晶でしたが、翌年には背景の一部がカラー化、その後は液晶画面も当初の1.7倍に拡大されたり、1982年にはDSのような折りたたみ式液晶2画面化が登場し、今では当たり前となった十字キーがはじめて搭載されました。以降もアーケード型筐体を模したものや、液晶画面にフィルムを内蔵し疑似的にカラー表示を再現したもの、コントローラーが独立して二人プレイが可能になったもの、液晶画面が透けて向こう側が見えるものなどが発売され、日本ではファミコン全盛の1988年まで様々なゲームが発売され、1991年に「マリオ ザ ジャグラー」が海外で発売されたのが最後となります。
2020年に復活
2020年にはスーパーマリオ35周年記念として、初代FC版スーパーマリオブラザーズとスーパーマリオブラザーズ2そしてボールの3つのゲームが搭載され、液晶は2.36インチフルカラーと大幅進化した現代版「ゲーム&ウオッチ スーパーマリオブラザーズ」が登場し大きな話題となりました。
ゲーム&ウオッチ「ゼルダの伝説」
11月に登場する「ゲーム&ウオッチ ゼルダの伝説」は昨年登場したマリオと大きさやスペックは同じに、本体カラーは主人公リンクの服装であるグリーンカラーが採用。前回はマリオと言うよりもファミコンを意識したカラーリングだったので、よりゼルダらしい本体になっています。
スペック
ゲーム&ウオッチ ゼルダの伝説
発売日:2021年11月12日(金)
希望小売価格:5,480円(税込)
サイズ:縦67mm × 横112mm × 厚さ12.5mm
重量:約68g
画面:2.36インチ フルカラー液晶
内蔵バッテリー:リチウムイオンバッテリー/USB Type-C充電式(バッテリー交換不可)
バッテリー持続時間:約3時間の充電で約8時間のプレイが可能
内蔵ゲーム
内蔵されるのはファミリーコンピュータ ディスクシステムとゲームボーイで発売された初期の3作品。それにプラスしてゲーム&ウォッチの作品をリンクにアレンジしたバージョンの4作品が搭載されています。なおゼルダの伝説シリーズはとある方法でハートMaxでスタートできる裏技も搭載されています。
ゼルダの伝説
1986年2月21日にファミリーコンピュータのディスクシステム用ソフト第1作目として発売され、同時に「ゼルダの伝説」の第1作目として登場し、まさに伝説の始まりとなったソフト。
画面は真上から見下ろす俯瞰式の視点で、フィールドは1画面ずつ固定された表示で、画面端まで移動するとスライドして隣のフィールドに移動するいわゆる「ゼルダスクロール」が特徴的。フィールドは地上と地下迷宮の2つで構成され、爆弾による隠し部屋、アイテム変更による武器のパワーアップ、所持金を賭けた賭博や、ゲーム進行と共にライフやアイテム所持数がアップするなど、後のゲームシステムにも大きな影響を与えたと言っても過言ではないゲームである。難易度や謎解きは海外のゲームを意識したのか少し高めかも。プロデュースやデザインを手掛けたのはスーパーマリオを生み出したマリオのお父さんこと宮本茂さん。
リンクの冒険
前作から約1年後、1987年1月14日に発売された第2作目。
フィールドは前作のような俯瞰表示でのフィールド移動ですが、ゼルダスクロールから一般的なスクロール式へと変更され、敵との戦闘や街、神殿などはスーパーマリオシリーズのようなサイドビューが採用されている。レベルアップは前作のようにボスの撃破やアイテム入手によるものから、敵を倒して経験値を取得するRPGでおなじみの方法となり、アクションもプレイを進めていくうちに下突きや上突き、ジャンプ力が上がるなど時間とともにプレイの幅が向上し飽きさせないゲームシステムになっているのはさすが。プロデュースは前作と同じく宮本茂さん。
ゼルダの伝説 夢をみる島
1993年6月6日に発売された第4作目。
ゲームボーイ用ソフトとして発売されゼルダシリーズとしてはじめて携帯ゲーム化された記念的作品で初代ゼルダのような俯瞰表示での見下ろし画面など類似点も多い。1998年にはゲームボーイカラー版「ゼルダの伝説 夢をみる島DX」としてカラー化されリメイクされていますが、初代バージョンでの収録となります。
バーミン
1980年7月10日に発売されたゲーム&ウォッチシリーズの1つ。
バーミンとは「害獣」のことで、迫りくるモグラをハンマーで撃退するいわゆるモグラたたきゲームで、キャラクターがゼルダシリーズの主人公リンクにアレンジされています。難易度設定である「GAME A」、「GAME B」につづく、最高難度もとある方法で出現させる裏技も内蔵されています。
時計機能
ゲーム&ウォッチなので、趣向をこらした時計機能も内蔵されています。
遊べるゼルダ時計
前回のスーパーマリオは時間ごとにマリオが様々なアクションを起こす見ていて楽しいデジタル時計でしたが、今回は「遊べるゼルダ時計」という字のごとく、本当に操作できるデジタル時計を内蔵。
1作目初代ゼルダの伝説をモチーフに時間の経過と共に場面が変化していく仕様で、実は12時間かけてリンクが最後のボス、ガノンを倒すまでの冒険が繰り広げられるようになっており、実際に操作して遊ぶ事も可能になっています。
遊べるショートタイマー
1〜10分までカウントできるショートタイマー機能で、こちらも「遊べるショートタイマー」となっています。
続編「リンクの冒険」をモチーフに、今作でおなじみの場面、「森」「砂漠」「神殿」を舞台にリンクを実際に操作可能で、時間内に敵を何体倒せるかを競うことも可能になっています。
パッケージがスタンドに
なお前回のマリオウォッチでは本体のスタンド機能が省かれるなど、平置きか何かに立てかけるしかできなかったのですが、パッケージが時計スタンドになるという粋な仕掛けも施されています。
価格は推移中
前回同様やはり注目を浴びており転売価格での値段設定になりつつありますが、Amazonでの予約開始時は30,000円程度の価格に跳ね上がったものの、同日中に希望小売価格へと戻り現在は再び17,000円程度へと高騰しています。しばらくの間は1日の間でも予約数の確保ができ次第元の販売価格に下がる見込みはあるので、何度もチェックしていると無駄な出費無しに予約は可能になると考えられます。なお今回はマリオと違って限定生産と案内されていないので、発売後もすぐに在庫は揃いすぐにディスカウント価格に下がるでしょう。
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