もう毎年夏は例年より猛暑なんて当たり前に言われる時代になりましたが、やっぱり2021年の夏も「猛暑」になることが予想されていて、平年並みと予想されているのは北海道だけで、後の地方は軒並み平年よりも少し気温が高く、特に本州の中央に位置する近畿〜関東の一体は平年以上の猛暑がやってくるようで、特にマスクが必須の今、熱対策を十分に整えておく必要がありそうです。そこで今年の暑い夏に大活躍するであろう熱対策グッズをご紹介します。
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この記事のもくじ
首掛け式扇風機
紹介するのは首掛け式扇風機と言われる、その名の通り首に掛けて使える扇風機。
その名の通り首にかけて使うファンで、さすがに現代の技術ではエアコンのような冷気は出ないものの強力な風が首元から流れ、夏に不快を感じやすい顔の熱を冷ましてくれるという画期的な暑さ対策グッズです。
過去にも同様の製品が
実はハンズフリーで顔に風を送るグッズは過去にも幾つか販売されてきました。
私が知る中では恐らく３つのウェーブがあり、最初に見かけたのは首掛け式ではあるものの顔に当たる位置に小型ファンのような扇風機が２つくっついたタイプ。インバウンドで海外の旅行者がたくさん来られていた時に外国人の方が付けていたのを良く見かけました。
２ndウェーブはここ最近で、前から扇風機で風を当てるタイプから首に巻き付けた機器全体から風が出るようになった今あるタイプの原型のようなモデルです。ただ形がカクカクしたガンダムみたいな形状で、お世辞にもあまりカッコよいとは言い難い見た目でした。
そして３rdウェーブとなるのが今年登場したモデルで、形状は丸みを帯び一見ヘッドフォンを首かけしているように見えるスマートなデザインへと進化、さらに技術開発も進みバッテリーの持ちや風量もアップするなどかなり改良が加えられています。
似たモデルが多数販売
このタイプのファン、かなり人気のようで様々なショップから類似品が多数発売されています。家電のエアコンが各社似たりよったりなのと同じでそれぞれが似ている事は問題無く、お値段も2,000円台〜１万円を超すようなお高い物までどれを選べばよいのか正直迷います。私も同じく悩んだのですが、最終的に信頼のおけるメーカーの物を選択しました。
DesertWest
私が選んだのは「DesertWest」というメーカーのモデルで、ここの製品を選んだ理由がちゃんとあります。それが１年前に購入した車用のスマホホルダー、これがかなり良くて、未だに吸盤も剥がれないし一番稼働率の高いスマホの挟み込み機構もガタが来ていないという丁寧な設計、それにショップに連絡を取ったときの丁寧かつ迅速な対応だったこと、そして最大の選択肢は保障についてきちんと明記されていたことです。
海外は物作りが早い
日本と違って海外の物作りのサイクルは早く、どうしても不具合が発生する商品というのも出てきます。日本であれば何回も検証して極力ゼロリスク状態で発売されるのですが、そんなことをしていたら暑い夏は終わってしまいます。海外の商品は不具合が出ればそれを参考に改良ということを繰り返し、ある意味ユーザーの声を反映してしていくので時間と共に熟成していく感じです。なので革新的・挑戦的な面白いアイテムがどんどん出てくるわけですね。もちろん最近の商品は作りも丁寧でリリースは早いからと言って適当に作っているわけではないのです。根本的に技術があるので開発が早いというところが実際の所です。ここは本当に日本の会社も見習ってほしい部分ですが、カスハラとかが問題になっている今の現状では難しいかもしれませんね。
ネックファン
ネックファンのパッケージ。
若者が深夜まで集う某ディスカウントストアの製品みたいに黒色カラーの破れやすいパッケージではなく、強固な紙製パッケージで、白を基調とした落ち着いたデザインはスマホのパッケージを思わせるクオリティです。正直こういう部分までキチッと作っているメーカーは製品の作りもしっかりしています。
もちろん中も商品が破損しないようしっかりと固定され収納されています。こういうパッケージの商品てワクワクしますね。
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パッケージ内容
同梱されているのはネックファン本体／充電ケーブル／収納用袋／取説／会員サイト案内カード／挨拶状。
本体と充電ケーブル取説のみで終わりというメーカーもけっこう多くて、商品アピールでは保障のことを掲げておきながら購入後のサポートが手薄になっている所は多数あります。このメーカーはきちんとカードが同梱されていて保障についても触れられています。
こういうカードが入っているのもちょっとした嬉しさに繋がりますよね。
スペック
ネックファンのスペックを見ていきます。
ファンの吹出口はちょうど顔に当たる部分が左右に２ヶ所、そして首の後ろ側に１つの計３ヶ所。ただし風を送るターボファンは全面２つ、背面２つの計４つ。吹出口は特許設計の特別な仕組みが採用されているようで、これで十分な風を送れるよう設計されています。
バッテリー
搭載されているバッテリー容量は4,000mAhで、現在発売されているiPhoneの中でも歴代バッテリー容量が大きい「iPhone 11 Pro Max」でも公式発表はされていないものの3,969mAhと言われているのでけっこう大きな容量のバッテリーが搭載されていることがわかります。
連続使用時間は一番風が弱い「弱」で連続10時間とされていて、連続使用使用する分には弱で問題なかったので外出中の使用時間としては問題ないでしょう。実際私が外出先で使った際、食事中や休憩中はモバイルバッテリーから充電という使い方をしていたので、半日外に出ていてもバッテリー切れを起こすことはありませんでした。
なお安全設計には気を配っているようで、快晴時に外で連続使用しても特に本体が熱くなるという事もありませんでした。
充電
充電はUSB-Cを採用。少し前まではこういった製品はmicro USB-Bという規格が多かったのですが、とにかく差込口が弱くてよく接触不良を起こしていました。なのでUSB-C搭載は耐久性やスマホや関連機器とのケーブルの互換性もあり大歓迎だし、充電スピードも増加しているので約３時間ほどでフル充電できるようになっています。
風量
一番の要となる風量については弱／中／強の３段階。例えば急ぎで小走りした時なんかは強が最適ですが、普通に使いながら歩いている時は弱で十分でした。なお風量については従来比８倍アップしているそうで、実験で１メートルほど離した場所から弱で顔に向けて風を当てたみたところ、髪がなびき風も感じる事ができたので嘘では無いのは確か。吹出口が横長なのにちゃんと風が偏らずに出てくるのは凄いなと感じました。
背面OFFも
風量切り替えと共に搭載されているのが背面ファンのON／OFFボタン。これ最初いるのかなと思い、レビューでも使いみちがわからないという人もいますが、実際外出先で使用すると必要性がわかります。例えば冷房の効いた室内に入った場合や、夕方になって少し冷えてきた場合、顔に風は欲しいんだけど首筋に当たる風は寒いという場面があります。そういった場合は背面さえOFFにすれば快適に使えるしバッテリー消耗も抑えられるので、開発者の人はよく考えて作ったんだなと関心しました。
作動音
ファンが耳元で回転し、風が頭に向かって流れるので構造上絶対に無音のファンというのは無理で、やはりこのファンも音はします。さすがに耳元なのでブワーっと音は出ますが、弱だと室内でも思った以上に他の人には騒音が聞こえていません。さすがに図書館で強とかは迷惑になりそうですが、人通りの多い屋外などではどのモードにしても環境音にかき消されてうるさく聞こえる事は無いでしょう。
重さ
ファンを４つ、4,000mAhのバッテリーを搭載しているのでそこそこ重たいのかなと思ったら大間違い、重さはわずか250g前後。これって500mlのペットボトル半分の重さで、肩にのせて１日歩いても気にならないレベル。２歳の娘に使わせてみましたが全然重たくないって言ってました。
小さな子どもに使用させる場合は必ず保護者が見ている必要がありますが、地面の照り返しがきつい夏は効果的に冷やせるアイテムとして使えるでしょう。
収納も便利
私がこのメーカーを選んだもう一つの理由が折りたたみ式だったこと。旅行で使いたものの荷物は減らしたいし、カバンの中にもスマートに入れておきたいです。折りたたむことで半分の大きさになるので、軽さとも相まってかなり持ち運びは便利に作られています。
折りたたみ式の恩恵はもう一つあって、ファンが当たる角度を好きに変えることができるし、首に巻き付けるようにして万が一の落下防止にも備えることができます。
安全性は？
発熱などの安全性はもちろんなのですが、怖いのが髪の毛の巻き込み事故です。私もロン毛なのでこのファンに髪の毛がかかる状態で、もし髪の毛がファンに絡みついたらと思うと恐怖です。その部分は考慮されていて、販売ページでも「髪の毛が巻き込まれない独自設計」とアピールされています。実際に使ってみても確かに髪の毛は入り込む事がなく確かに安全設計になっています。
マスク着用の夏に効果的
昨年の夏も大変だった夏のマスク着用、とにかくムレてマスクの中は汗でびっしょりに。そうなると雑菌も繁殖しやすくなり肌荒れの原因にもなってしまいます。風を送り続けることでマスクの乾きを保ちムレもある程度防止できるので、そういった意味でもネックファンは効果的。他に暑さ対策以外にも女性の化粧崩れ防止にも役立ちそう。
両手が塞がらないというメリット
今までは手に持つタイプのハンディファンが主流でしたが、どうしても片手が塞がるし、例えば日傘と兼用で持ってしまうともう何も持つことはできないですし何より手がだるい。私の場合だと子どもが小さく２人いるので両手でひとりづつ手を繋ごうと思えば手持ちファンは持てなくなります。なのでネックファンの登場は育児世代にも救世主だったわけです。
家の中でも大活躍
両手が塞がらないということは外出先以外でもメリットが出てきます。それが家事。例えば夏の揚げ物とか暑いですよね。そんな時にもこれを首にかけて使うと快適に料理ができるし、掃除機をかけるときも、蒸し暑いトイレだって快適にすごせるでしょうし、お風呂上がりなんかはカラダを冷ますのにちょうど良さそう。
この夏はキャンプで
私が最も期待している使いみちがキャンプでの使用。キャンプといえばテントを立てたりタープを立てたり、お肉を焼いたりと大忙しでハンディファンなんか持って作業している場合ではありません。それに下手すると日陰もない炎天下の作業で、昨年は死ぬほど汗をかきながらテントを組み立て撤去した記憶があります。今年はそれでも暑いでしょうがまだ快適に作業ができそうです。
今年のトレンドになるかも
昨年で夏のマスクに不快感を経験した人は多く、今年の夏はどの人も対策を整えるかもしれず、実際このタイプのファンはかなり売れています。オリンピックも開催されるようですし、ネックファンを付けている人を数多く見ることになりそうで、もしTVなどで取り上げられたり、現在は白色が基本カラーですが多彩なカラーで発売され始めると一気に広がる事でしょう。ぜひこれで暑い夏をより快適に乗り越えましょう。
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