出雲大社と言えば縁結びや福の神として全国でも名高いスポットの1つ。
ちなみに「いずもおおやしろ(いずもおほやしろ)」が正式な呼び方で、島根県出雲市にあります。
出雲と言えば殻のついたそばの実をそのまま挽き込むことによって「風味」「食感」「香り」「栄養価」の高い「出雲そば」が有名ですが、もうひとつ有名なのが「ぜんざい」です。
こんかいは出雲大社にお参りに行ったので、大好きなぜんざいを食べてきました。
この記事のもくじ
神門通り
出雲大社正門から高さ23メートルの宇迦橋(うがばし)の大鳥居まで一直線の表参道が「神門通り」。
700mほどの通りにはお土産屋さんや蕎麦屋、雑貨屋、ぜんざい屋、カフェなどが並んでいて参道らしい楽しい場所です。
ただし今は新型コロナウィルスの影響や冬という時期などもあって平日の人はまばら。
お店も臨時休業や時短店舗が目立ちました。
日本ぜんざい学会へ
この参道でぜんざいを食べようと思えば簡単に店舗は見つかります。
ただ以前ちょっとおしゃれな感じのお店で食べた時、タッパーに保存しているのをチンして出される味も薄くてお世辞にも美味しいと言えないぜんざいに当たった事があり、今回は出雲でも有名な「日本ぜんざい学会 壱号店」へ訪れました。
前は独立した店舗だったのですが昨年新しくなって「おつまみ研究所 大社門前ラボと日本ぜんざい学会 壱号店」としてリニューアルオープンしたようで、お店の半分がおつまみ専門店、左奥がイートインスペースとしてぜんざいやデザートをいただくことができるようになっていて、出雲大社からも徒歩3分ほどの近さです。
ぜんざいは4種類
ここの温かいぜんざいは入っているお餅によって名前とお値段が変わり、白玉の「出雲ぜんざい」が600円、焼き餅が入った「縁結ぜんざい」が700円、やわらかく煮込んだ紅白のお餅が入った「ご縁ぜんざい」が750円。
「出雲ぜんざい 大盛」というのが750円であるようでしたが、今は提供していないようです。
妻と私は焼き餅の「縁結びぜんざい」をオーダー。
ぷっくら見事にふくらんだカリッとした中は、とっても伸びるやわらかいお餅で2種類の感覚が味わえる幸せな仕様。
適温のお茶と個包装の茎わかめも付いてきました。
娘たち二人は煮込んだおもちの「ご縁ぜんざい」を半分こ。
かなり伸びるやわらかいお餅で切れやすかったので小さな娘たちも食べやすかったみたい。
大きさも子どもにしては大きめなので満足感はあったみたいです。
ぜんざいの味は?
重要なのはお餅よりもぜんざいですが、見た目はサラッとした半透明で最初口にした時は薄味?なんて思いましたが後から甘さが追いついてくるいわゆる「甘ったるくない」食べやすいお味。
手作りぜんざいってお店によってバランス感が絶妙なんですが、特に薄さや塩っぽさは重要。
お塩の量も丁度良さそうな感じでちゃんと味見して作っているのがわかります。
ここのだったら毎回訪れて食べたい、1ヶ月に1回かそれ以上の頻度で食べたい感じです。
お参りの後は幸せの味
ここのぜんざいは売り切れもあるようで、閉店時間前に切らしてしまうこともあるようです。
でもやっぱりぜんざいを食べるなら先にお参りをしてからがおすすめで、出雲大社でご加護をもらって、特に今の時期は寒い中を歩いてくるのでそれから食べるぜんざいは温かくて甘くてとっても幸せに満たされますよ。
ぜんざいの発祥は島根?
ぜんざいの発祥は諸説あるようですが、有名な説としては島根県が発祥だと言われています。
元々は出雲地方の神事である「神在月」で振る舞われていた「神在餅(じんざいもち)」が由来になったとされていて、「じんざい」→「ずんざい」→「ぜんざい」と名前が変わり京都に伝わったと言われ、江戸初期のいくつかの文献などでも出雲が発祥だと記されています。
甘党のみなさん、出雲大社にお出かけの際はぜひ「ぜんざい」を食べてご利益倍増して帰りましょう。