【au使い放題Netflixプラン】地方在住の私が契約変更した理由 地方での使い心地は?

2021年4月から各キャリアで格安スマホ契約プランが登場しましたが、色々と条件を試したり料金を見直したりした結果、3月からスタートした4G LTEのデータ使い放題NetflixTELASAの動画配信サービスそれにAmazon Primeが付属した「使い放題MAX 4G Netflixパック」を契約しスタートしました。

私があえて格安プランが出ている中で高額のプランを契約した理由をその使い心地をレポートします。

使い放題MAX

「使い放題MAX」はauが2021年3月から4Gと5Gスマホ向けに新たに発売開始したネット使い放題のプランで、各種割引適用前の料金は7,238円(税込)。

Netflixパック

使い放題にプラスして世界最大の動画配信サービス「Netflix」とauが提供する動画配信サービス「TELASA」、それにプラスして「アマゾンプライム」が付属します。

割引適用前の料金は8,338円(税込)。

テレビパック

別のパックとして「TELASA」、TBS、テレビ東京、WOWOWが提供する動画配信サービス「Paravi」、フジテレビのオンデマンドサービス「FODプレミアム」の3つのサービスが付属したテレビパックも提供。

割引適用前の料金は9,108円(税込)。

制限はアリ

「使い放題」とは言うものの無条件に使い放題にしてしまうと1日にテラ単位の通信をするような人もバンバン出て来て他のユーザーの通信を圧迫してしまうので制限事項というのが予め決められています。

テザリング容量制限

まず数字がはっきりとしているのがテザリングの容量制限。

テザリングとは?
スマホなどの通信を利用し、タブレットやPCなどにWi-Fiなどで電波を送受信しインターネット通信を行える機能。
フリーWi-FiやポケットWi-Fiが無くてもスマホ1台でインターネット通信が可能なので便利な半面、スマホよりも大容量のデータ通信を行ってしまう可能性があったり、スマホのバッテリー消費をしてしまうというデメリットもある。

標準プランではテザリング容量は30GB、Netflixパックにすると60GBにアップし、さらにテレビパックにすることで70GBへと容量アップ。

容量を超過した場合テザリングでのデータ通信が月末まで送受信最大128kbpsに制限されます。

大量・長時間のデータ使用制限

クラウドゲームや動画サイトなどデータ容量が大量だったり長時間の連続利用は制限の対象となります。

ただしよくある3日間で10GB、以降は128kbpsのような制限ではなく、一般的な利用範囲で支障のない範囲で制限が実施され且つ通信の切断はありません。

想定としては12時間LINEのビデオ通話を繋ぎっぱなしにするとか、高画質モードでYouTubeを見続けるとか、テザリングを利用してサーバーを運用してしまうとか、ファイル交換用ソフトを長時間接続しているとか無茶な事をしない限りはだいたい大丈夫じゃないでしょうか。

なお具体的な制限の実施条件や制限速度などの発表は行われていません。

一定期間内の大量通信制限

一定期間内に大量のデータ通信が行われた場合、混雑する時間帯の通信速度が制限されます。

一定期間とぼやかしてはいますが各社のプランなどから推測するに3日間程度かなと考えられ、ネトフリなど動画配信のプランも提供されているので、例えば3日間で30GBとか50GBとかそのあたりでしょうか。

制限が混雑する時間帯とされているのは親切で、時間帯は18時〜翌1時などが考えられます。

条件の組み合わせで最安4,928円に

動画サービスなどが付帯しないスタンダードなプランの場合、様々な割引条件を組み合わせることにより最安4,928円まで料金を下げることが可能。

割引条件は以下の通り。

  • 3人以上のau契約(家族割プラス)-1,100円(税込)、2人の場合は-550円(税込)
  • 「auひかり」などの同時契約(auスマートバリュー)-1,100円(税込)
  • au PAYカードでの支払い(au PAY カードお支払い割)-110円(税込)

上記の割引額を合計すると-2,310円(税込)で、7,238円(プラン料金)-2,310円(割引)=4,928円となります。

同様に「Netflixパック」は最安6,028円、「テレビパック」は最安6,798円に割引されます。

ピタッとプランから使い放題へ

そもそも私は段階性で料金が変わる「ピタットプラン 4G LTE」というプランに加入しており毎月のコストは3119円。

実はこれ以外に楽天モバイルを1年間無料のプランで契約しており、iPhoneにデュアルSIMという形で2キャリア同時運用をしていました。

その中で楽天モバイルは通信と通話を無料・無制限で使い、auはパケットを使用せず最安で抑えるというやり方で来ました。

本来は楽天1年無料が終了後もプラン料金を払ってそのまま運用していくつもりだったのですが、ここに来て雲行きが怪しくなってきました。

地方置き去りの楽天モバイル

私が住んでいる中国地方のエリアは当初の予定で2021年1月には楽天エリアが開通する予定でした。

ところがそれが2月末になり、4月末になり、最終的には現在6月末まで開通予定が遅れてしまっており、このまま行くと8月でも開通は見込めないでしょう。

都市部ではすでに無制限で使えているユーザーがいる中、地方に住んでいるのが悪いとはいえ地域格差があるままauローミングで毎月5GB以内の高速通信+それ以降は1Mbpsの低速通信で行くのは無理があります。

足し算するとau使い放題の方がお得だった

実は最大の決め手は楽天モバイルのエリア開通の遅さではなく他に理由があります。

私が今回加入したプランは使い放題の「Netflixパック」。

我が家のauユーザーは妻も使っており私も合わせて2人で家族割プラス-550円とauひかり利用によるスマートバリューとau PAYカードの割引も適用され最終的にプラン料金が6,578円(税込)となります。

これを以前から契約しているプランから引き算すると6,578円−3,119円=3,459円の差額になります。

  • なお我が家はauの利用年数も長くネット回線や電気などもauで色々と恩恵も受けており、各種制限のある格安プランに完全移行は想定しておらずあくまでauの最安プランを残しつつデータ使い放題かそれに近いプランにすることが理想です。

格安プランの方がお得だけれど

差額がこれだけの金額ならば各社が新しく提供開始した格安プランをプラスするほうがお得に思えます。

ちなみに各キャリアの格安プラン税込金額は次の通りです。

  • ahamo 2,970円(税込)
  • povo 2,728円(税込)
  • LINEMO 2,728円(税込)
  • 楽天モバイル 3,278円(税込)/〜20GBの場合2,178円(税込)

楽天モバイルだけが他よりも500円ほど高くなっていますが、他社が20GBまでの制限がある中で唯一データ&通話使い放題なのでエリア内の人には差額500円(年間6,000円)分は決して高い金額ではありませんし、もし他社と同じく20GB以内に抑えることができたのならその月は2,178円(税込)とどのキャリアよりも安くなります。

auの使い放題へのプラン変更差額が3,459円(税込)だったので、povoの2,728円(税込)と比較しても731円(税込)高くなります。

動画配信サービスとアマプラ

実はこの差額でも決めなかった理由が動画配信サービスの加入にあります。

我が家はNetflix、hulu、U-NEXT、TSUTAYA TVの動画配信サービス、そしてAmazon Primeにも加入しています。

その中でも今回のプランに含まれるNetflixとAmazon Primeの金額は次の通り。

  • Netflixベーシックプラン 990円(税込)
  • Amazon Prime年会費 4900円(月換算約409円)

2つを合計すると毎月の料金は約1,399円(税込)で、プラン差額から引き算すると3,459円−1,399円=2,060円(税込)となります。

つまり我が家の場合NetflixとAmazon Primeの加入は絶対なので、実質の差額は2,026円となり、それならデータ使い放題になるauの使い放題 MAXにプラン変更するほうがお得になるという結果になりました。

実際の使い心地は?

そもそも長年実績のあるau回線なので、地方といっても繋がりが悪いとか圏外エリアが多いとかは今はほとんどありません。

電波も遠方まで届き、壁を通り抜けたりビルを回り込んだりしてくれるプラチナバンド(楽天モバイルは非プラチナバンド)ですから電波を使う上では不安は無く、若干丘の上にある我が家でも電波2本で日中10Mbpsほど出ています。

10Mbps程度だと動画は4K画質などの高画質は無理なものの、普通に動画サイトの利用は可能ですし、スマホを普段使いするのにも困らない速度です。

ただ我が家はauひかりを入れているのでスマホ回線を使うことはまず無く特に困ることはありません。

丘を下って国道沿いのエリアまで行くと速度は何倍にもなりだいたい40Mbps程度。

4K画質の動画はだいたい24Mbps程度あれば再生可能とされているので、地方でもこれくらい出るなら高画質動画も普段使いも問題ないでしょうし、それがこの金額で使い放題で利用していけるのならありがたい限りです。

ということ結論としてまとめると、私がauの使い放題のプランに変更したのは、『NetflixやAmazon Primeを同時契約しようと考えるとその差額が2千円ちょっとで、なおかつauの高品質回線が使い放題+テザリングも60GB使えるので」ということになります。

私のように2重契約をする人は少なからずいると思うのですが、差額やオプションサービスを計算していくとプランを上げるほうが得な場合もあるので一度こうやって計算や検討をしてみるのをおすすめします。