「不満買取センター」をご存知でしょうか。その名の通り、不満を投稿し買い取ってもらえるサービスで、コロナ禍におけるポイ活(アンケートなどでポイントを貯める活動)人気などもあり、様々なTV番組などで頻繁に取り上げられるほどの人気のサービスです。今回はこのサービスで効率よくポイントを稼ぐ方法をお伝えしていきます。
この記事のもくじ
不満買取センターとは
2012年に設立された「株式会社 Insight Tech」が運営するサイトで、日頃感じている不満をアプリやPCサイトで投稿することにより、その内容が査定されポイント付与されるポイントサービスです。
査定されるポイントは1〜10ポイントで、1日10件まで投稿可能。最大1日100ポイントまで稼ぐ事が可能で、500ポイントごとにAmazonギフト券500円分と交換が可能。つまり1ポイント1円分の価値があるということになります。なお付与されたポイントは1年間の有効期限があるので注意が必要。
不満が役に立つの?
不満を書くだけでポイントがもらえるなんて不思議な感じで、よくあるのがサイトに大量の広告が表示されたり、1つ不満を書くごとに20秒ほどの広告を見せられるとかそういったことはこのサイトにはありません。むしろ投稿画面などは非常にシンプルでわかりやすいUI(ユーザーインターフェース)になっていて使い勝手は良いです。ではこの会社どうやってその不満を活用しているのでしょうか?
マーケティング調査会社
運営する「株式会社 Insight Tech」はマーケティングや人工知能を活用したデータ解析の会社で、集められた不満は時代の動向やトレンドなどと照らし合わされデータ蓄積されていると考えられます。
また取引先として「VOLVO」や「日産」などの大手自動車販売メーカー、「LION」「ミツカン」「Kracie」などの企業名が紹介されており、顧客目線でのデータ提供を行うことで利益を得ていると考えます。つまり私たちが投稿した不満は各会社のサービスや商品の改善、より便利な商品開発に活用されるということで役立っているのです。
本当にポイントで稼げる?
ポイントサイトなのでポイントが本当に稼げてギフト券に交換できるほど貯まるのかというのは誰しも不安に思っているはずです。実際、無数にアンケートなどのポイントサイトが立ち上がっていますが、入会時のみ高ポイントが付与され以降はほとんど貯まらずなかなか換金までたどり着けないサービスも多いです。
適正な査定でポイント付与
不満買取センターは1年ほど利用してきましたが、付与ポイントの減少やサービス悪化なども見られず、むしろここ最近はテレビでの紹介も多くなっていて、企業としての業績も上がっているように見受けられます。
月にどれくらい稼げる?
不満の投稿は1日10件、そして付与されるポイントが1件に付き最大10ポイントなので1日100ポイントがMAXとなります。31日までの月と考えて最大で3,100ポイント、つまり最大3,100円分のAmazonギフトカードが獲得できる計算になります。
ちょっとしたコツで2,000ポイント獲得も可能
とはいうものの10ポイントの投稿を月310回もするのは不可能で、私もいまだにMAXが8ポイント止まりです。それでもコツを掴めば毎月2,000ポイント獲得も夢ではありません。
私のデータ
ここで私のデータを紹介します。私はたまに不満投稿をする程度で使ってきたのですが、5月にポイント期限が迫っている事を知り、早くギフト券と交換しなければという思いからエンジンをかけ始めました。するとコツを掴んだんだのか比較的高ポイントを連発する事が判明し、最近はできるだけ毎日10投稿できるよう頑張っています。
6月のデータ分析
6月の私のデータ分析をしていきます。
6月で査定完了した投稿が10日分で投稿数85件になります。そのうちわけは次の通り。
- 8ポイント8件
- 7ポイント54件
- 6ポイント14件
- 5ポイント3件
- 4ポイント1件
- 3ポイント4件
- 1ポイント1件
7ポイントが圧倒的に多いので比較的高獲得ユーザーに入るのでは無いでしょうか。獲得ポイントは合計558ポイントで、10日でギフト券に交換できるポイントを十分に超えた計算となります。
ちなみに1日で最大稼いだ日は10件投稿で71ポイント、最低は2件投稿で13ポイント。
85投稿で558ポイントなので平均を出すと1投稿約6.56ポイントとなり、もしこの平均値のまま31日間、毎日10投稿すると1ヶ月で2,033ポイント程度獲得することができる計算となります。
高ポイントを獲得するためのテクニック
サイトにも書いてありますし、テレビに会社の方が出ている時も言われるものとして不満と同時に改善策を書くのがポイントを高く獲得するポイントテクニックです。ただしそれ程度でも最高5ポイント程度になるので、もう少し考えて投稿すると7や8ポイントを狙えるようになってきます。
長文に
私の投稿を振り返るとどれも長文で、だいたいどの投稿も200文字を超えています。反面「みんなの不満」というページを見ていると2行程度の不満が多く見受けられます。文章量が多いということは情報の密度も高くなるわけで、それだけでも査定アップの可能性が高くなります。
解決策の提案
これは何度も言われていて定番の方法ですが、「みんなの不満」を見ていると解決策が書かれていない投稿はけっこう多いです。
「6月は湿気が多くジメジメして不快」こんな投稿だと1〜3ポイント程度です。
「6月は湿気が多くジメジメして不快。肌の湿気を吸収してくれる服やインナーがあればよいのに」これくらいだと5ポイントくらいに上がる可能性があります。
実体験を
漠然と不満に思うことよりも実体験で経験している不満や不具合を書くとポイントは高くなりがちです。
「6月は湿気が多くベランダの扉につけてあるカーテンにカビが生えてしまった。カーテン用のカビ抑制スプレーなどがあればよいのに」などであれば実体験の不満+改善策+顧客ニーズが入っているので7ポイント近くもらえる可能性が高まります。
詳細なデータを入れる
その不満や不具合があるため率が何%になっているなどのデータを入れると、より不満が具体的になり高ポイントが獲得できる可能性が高くなります。
「梅雨といっても2020年6月の東京の雨の日数は6日間だけで、そのために傘を常備するのは荷物が増えて不満。最寄りのコンビニで傘の貸し出しや預かりサービスがあれば便利なのに」などであれば、傘を常備しないといけない季節にも関わらず実際は雨が少ないという不満、具体的な雨の日数、改善策が入っているので7ポイント以上付く可能性が高くなります。
エコに繋がる不満を
個人の不満が改善することよりも、社会全体が改善される不満の方が企業としても情報価値があります。その一つがエコに関してで、エコ活動というのは現代のトレンドでもあります。
その不満を放置・継続してしまうことで将来的に環境悪化が進むなど、未来のエコを見越した不満などは高ポイントが付きやすい傾向にあるようです。
改善した結果までを
私が投稿するスタイルは「不満」+「改善案」+「結果としてどうなるか」という事まで提案して投稿しています。この基本スタイルを守るだけでも連発して7ポイント以上が貰えています。
例えば車に関する不満でも「車の機能面の不満」+「それをどんな仕組みに変えると解消されるか」+「解消されるとCo2が削減されエコに繋がる」などの未来の結果までを書くようにしています。
情報提供の企業を意識して
会社概要を見ると提携している企業がいくつか出てきます。以前、日産車の車に関して車種も書いた上で不満と改善案を幾つか出したことがあり、いずれも8ポイントを獲得しました。よく見ると提携先で日産が入っており、そればかりが要因では無いと考えられますが、やはり情報価値としては高く見積もられる可能性は高くなるかもしれません。
他の人にも役立つ不満を
その不満が改善されることで多くの人も役立つ内容であれば高ポイントの可能性も高まります。
例えば「PCのマウスが大きくて子どが使いにくい」よりも「GIGAスクール構想で小学生でもPCを使うようになりましたが、マウスが大きくて小学生の子どもには使いにくいので、子ども用サイズのマウスがあれば便利。デザインも子ども向けで裏側に名前シールを貼れるスペースもあると無くさなくて安心」くらい書くと7ポイント以上の可能性が高まります。
不満が出てこない
不満の書き方テクニックはわかっても結局不満が無いと、とてもじゃないですが毎日10件なんて投稿できません。恐らく一番のハードルはここでしょう。
私はこういうブログもやっているし、個人的にコンサルティングを引き受ける事もあるので、世の中の改善点など敏感で日頃からそういった事を意識できているので割と時間をかけず10件投稿ができます。ですが皆さんそういうわけにはいかないのでここもテクニックを伝授します。
カテゴリーを決めてまとめる
様々な分野から1日10件不満を出せと言われたら私もネタ切れを起こします。そのためカテゴリーを決めてその分野での不満をまとめて投稿するようにしています。例えば車に関してなら車ばかりで5つとか。
ネタが無い時は不満から探すのではなく、自分に身近なカテゴリー、例えばテレビとか買い物、友人関係、キッチン用品など何について書くかを考えてから不満を探すと意外に出てくるもんですよ。
便利になることでもOK
投稿は不満ばかりでなく、実はこういうものがあると便利になるという提案でもOKなんです。高齢者のためのサービスやキッチン用品など、思ったことはどんどん提案してみましょう。私はこちらの投稿の方が強い傾向にあります。
不満買取センターはコツを掴むと面白いようにポイントがたまり、それと同時に自分の投稿が世の中にも役立っていくと考えるとやりがいがあります。これからもどんどん投稿を重ねポイントももらいつつ貢献できればと考えます。