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春の旅行、移動手段はどうしよう?高速バスは安いけれど初めて。そんな不安を抱えていますか?
宿泊費の高騰が続いており、それなら寝ている間に移動ができる「高速バスの方がお得」というニーズが高まっているそうです。
ネットでは高速バスでの体験談が、良くも悪くも書かれており、久しぶりに利用する人や、初めて利用する人の中には不安を抱える方もいるはずです。
今回は高速バス・夜行バスを利用してみたい初心者の方に、最大手の「WILLER」の情報も交えつつ、バスはどんな感じなのか、設備、過ごし方、寝心地などを詳細に解説していきます。
この記事のもくじ
「夜行バス」「高速バス」どう違うの?
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インターネットで情報を探していると、「高速バス」と「夜行バス」の2つの呼び方が出てきます。まずはこの2つの違いについて知っておきましょう。
夜行バス
夜に出発し朝に目的地に到着するバスのことです。
終電前に駅近くから出発。高速道路を走り、始発前後に駅近くやテーマパークのバスターミナルに到着するものなどが一般的です。
高速バス
高速を使い目的地へ向かうバスのことです。
「夜行バス」もこのひとつに含まれ、昼運行の便、空港と駅を結ぶ1時間程度の短い距離を走るなど、高速道路を利用するバスを総称して「高速バス」と呼ばれています。
高速を使うバスのことを「高速バス」、その中でも、深夜に走るバスのこと「夜行バス」と覚えておけば間違いありません。
夜行バスの特徴
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夜行バスは、バスの中で寝ながら目的地へ向かうことが基本とされており、バス会社によっては、通常のバスよりも寝心地を重視したシートが採用されるなどの工夫も見られます。
出発し高速に入ると消灯となり、うっすらと車内が照らされる程度になります。カーテンも閉じられており、運転席と客室の間にもカーテンが閉じられ、外の景色は遮断されます。
夜行バスでスマホは使える?注意点とマナー
映画館のエンドロールでスマホを点灯させる人を見かけたことがあると思いますが、左右や後ろの席はまぶしく目障りでもあります。消灯後の夜行バス内においても、強い光を放つスマホの使用は特に注意をしなければいけない一つとなります。
各バス会社で対応は異なりますが、消灯後は基本的に使用を控えましょう。通話は厳禁、マナーモードも必須です。
私の経験では、「消灯後のスマホの利用はお控えください。」とアナウンスされるバス会社がほとんどで、一部のバス会社では「画面を暗くして、周りに迷惑にならないよう配慮してご利用ください。」とアナウンスしているところもありました。
長時間の移動中に映画を見たい人もいるかもしれませんが、夜行バスでは難しいでしょう。画面表示を伴わない音楽再生などは可能です。
座席の工夫で使用可能にしているバス会社も
高速バス最大手の「WILLER」は、カノピーと呼ばれる目隠しフードを搭載した座席グレードの販売も行っており、ベビーカーの日よけのように胸元までフードにはスマホ・ホルダーも搭載。この車両であれば、気にせずスマホを利用できるほか、就寝中の寝顔を見られなくて安心です。
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夜行バスで会話はOK?迷惑にならないための注意点
夜行バスは寝ながら移動することが前提です。そのため、小さな声での会話も控えるのがマナーです。それぞれで音楽を聴くなどして、休憩や到着までは静かに過ごしましょう。
休憩はある?
約2時間ごとを目安に休憩が用意されています。
休憩時間はおおよそ20分程度です。終了時間はアナウンスされる場合と、それプラス、ボードで掲示してくれるバス会社もあります。
眠っていると、バスから降りるのが面倒に感じるかもしれません。しかし、夜行バスの座席は狭く、エコノミー症候群の予防のためにも、必ず1回は休憩を取りましょう。
サービスエリアとパーキングエリアの2種類がありますが、深夜はトラックで混雑しているため、設備がトイレ程度に限られるパーキングエリアでの休憩となることも多いです。
バスの駐車場所は要確認を!
注意しなければいけないのは、バスの駐車場所です。
深夜のサービスエリアは混雑しており、特にトラックが大半を締めます。他の高速バスの休憩でも多く利用されており、用意されたバス専用区画に駐車できない場合もあります。その場合トイレから離れた場所に駐車されることもあり、トイレから戻る際、駐車位置を見失うこともあります。
また大手のバス会社だった場合、同じデザインのバスが複数台並ぶこともあります。同じデザインのバスが止まっている場合、ナンバーを覚えておくように伝えてくれる親切なドライバーさんもいます。
バスを間違える人は割と居て、間違えて乗り込んでくる人を何度も見たことがあります。「大阪-東京」のように必ず表示があるので、それを目安にすると良いです。
いずれにしても駐車位置を必ず覚えてからトイレへ向かいましょう。
トイレはついてる?
トイレの有無は、バス会社やグレードによって異なります。ほとんどの場合予約サイトで事前に確認できます。
「WILLER」の独自調査によると、同価格で販売しても「トイレ無し」の方が売れ行きが良かったそうです。そのような理由から同社ではトイレを基本導入していません。
トイレ付きを選択しない人の理由としては、清潔感やニオイ、利用者の騒音が気になることや、そもそも利用しづらいということがあるそうです。
Free Wi-Fiは有るの?
Free Wi-Fiの有無はバス会社、バスのグレードによってまちまちです。予約サイトによってはFree Wi-Fiの有無が確認できるところもあります。
夜行バスではスマホ利用が制限されるため、利用価値は高くありません。サービスを提供していない会社も多いので、使えたらラッキー程度に考えましょう。
「WILLER」では成田シャトルを除き、2022年でサービスを終了しています。
飲食は可能?
むくみや水分補給、薬を飲むために、飲料(アルコールを除く)を禁止しているバス会社は無いと考えられます。
食事(おやつ含む)に関しては、食べることは禁止ではないものの、ニオイのきついもの、音の出るものを禁止しているバス会社は多いです。
「WILLER」では「消灯後の食事はお控えください」とアナウンスされています。
おやつやパンの袋を開ける音は、静かなバス車内では割と響きます。もし何か食べたい場合は、照明が点灯しているバスの休憩中が一番オススメです。
アルコールは飲んでもいいの?
旅行中の移動の楽しみで、アルコールを飲みたい人もいるでしょう。車内での飲酒については各社ルールが異なり、飲酒によるトラブルを避けるためにも明確に禁じているバス会社もあります。
飲酒可能な場合でも、ニオイの強い食べ物は禁止されていることが多いため、車内での飲酒は難しいでしょう。また、乗車前の飲酒についても、泥酔状態であれば乗車拒否される可能性があります。
他人にわかるほどのお酒のニオイが強く出ている場合、周りの乗客から苦情が出る可能性もあるので、結婚式や同窓会の帰りであっても、お酒は控えめにしておいた方が念のためだと考えられます。
夜行バスって実際寝れるの?
夜行バスは、移動中に睡眠を取れるのが魅力ですが、実際には周囲の音や環境、座席の角度など、快適に眠るには工夫が必要な場合もあります。
特に首の定位置が決まらないために、何度も体勢を変えてしまい寝つきが悪くなることもあるので、首が固定しやすくなる「ネックピロー」はおすすめです。
他にも騒音を遮断する耳栓や、アイマスクなどもあると、より快適な睡眠が取れるでしょう。
高速バスの特徴
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「高速バス」は「夜行バス」と似ていますが、ほとんどが日付をまたぐことのない昼間の移動が中心で、夜行と比較しても走行距離が短いものがほとんどです。
夜行との決定的な違いはカーテンが開放されていることで、景色を楽しみながら移動することができるのが特徴です。
ただし昼行便は高速道路の割引も見込みづらく、道路状況も夜に比べスムーズではありません。目的地への到着が夕方以降になることもあり、夜行のニーズの方が多い傾向です。そのため全国的に路線は限定的で、夜行のように柔軟な移動ができるわけではありません。
スマホは使える?
カーテンが開放されており液晶の光も迷惑にならないためスマホの利用は可能ですが、通話や音を出すことは厳禁です。夜行と違ってネットや動画を見ながら移動することができます。
会話はできる?
バス会社による禁止のアナウンスがない限りは会話は可能ですが、バスでの遠足のように自由に会話するのは難しいです。
高速バスは1人で乗車している方も多く、移動時間を利用して睡眠を取られる方もいます。そのため車内は静かな事が通常で、その中で会話をするのは非常に気をつかいますし、周りへの配慮も必要です。迷惑にならない声の大きさで少しだけ話す程度であれば可能程度で捉えておく方が良いでしょう。
休憩はある?
移動距離が2時間を超えるような場合は休憩が入りますが、短距離の場合はそのまま目的地へ向かいます。
サービスエリアでの休憩は夜行と違い売店や屋台が営業しているので、軽食を購入したり、各地域でのお土産を購入する楽しみもあります。
バスを降りた後の移動は、夜行に比べ車の往来が多いので気をつけて移動しましょう。
トイレはついてる?
夜行と同じくトイレの有無はバス会社の車両によります。ただし移動距離が夜行に比べて短いので、トイレはついているものの利用を停止している場合もあります。ですので、必ずトイレを済ませてからの乗車というのが基本となります。
Free Wi-Fiは有るの?
夜行と同じくバス会社の運営方針にはよりますが、経験上、昼行便の方がサービスを提供している場合が多いです。
特に空港から駅までの高速バスは外国人旅行者も見込まれているので、1時間程度の移動距離であってもFree Wi-Fiの提供が行われてることは多いです。
飲食は可能?
ルールは夜行と同じくニオイのきついものはNGとされていますが、夜行に比べ周りの乗客の飲食率も比較的高く、乗車している時間帯が昼食の時間にかかるなどの事もあり、厳格に禁止されている事は無いでしょう。
隣の乗客へ配慮することは必要ですが、おやつや軽い食事をとることは可能なことが多いです。
アルコールは飲んでもいいの?
アルコールについてのルールは夜行と同様です。
バス車内はニオイがこもりがちです。少量であっても苦手な人には気になるものです。可能な限り控えておくことが無難だと言えます。
リクライニングって実際倒せるの?
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夜行・高速バス共に、必ず議論になるのが「リクライニング」についてです。
リクライニングを倒すことは可能ですが、各社揃って後ろの人への声掛けをアナウンスしており、バス発車時も「リクライニングを倒す際には後ろの方へのご配慮をお願いします。」と案内されますが、やはり声がけをするのは勇気がいるものです。
バス乗車時の着席前に後ろの方に断りを入れるのが一番ハードルが低いので、どさくさに紛れて言ってしまうのもオススメです。
ただし、後ろの人が圧迫感を感じることは間違いなく、どの乗客もトラブルを避けるため「気持ち倒す程度」の人が多いです。
空席があれば自由に倒すことができる
一番後ろの席を予約することができたり、運良く後ろの座席に乗客がいない場合は自由に倒すことができますが、複数の乗車場所がある場合、途中から乗客が来る場合もあるので、最終乗車地を超えて完全な空席を確認してからリクライニングを倒すようにしましょう。
もしリクライニングを断られたら?
リクライニングを倒す機能はバスに付帯するサービスの一部です。後部座席の乗客が独断で断ることはできません。
リクライニングを断られる、倒したことで座席を蹴られるなどは迷惑行為となり、乗務員に相談することで座席の変更などの対応をしてもらえるので、困ったことは相談してみましょう。
シェル型シートでリクライニングは自由に
バス会社のランクによってはシェル型シートを採用している車両もあります。
このシートは貝殻のようなシェルの中に座席が装着されており、シェル部分は固定されているため座席内部だけが移動する仕組みで、後ろの乗客には全く影響がありません。
「WILLER」では「リボーン」というグレードで路線を限定して販売されており、座席数も通常より少なくなるため、通常よりも割高の運賃となっています。
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電源はあるの?
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ほとんどの場合で電源は設置されているのですが、一部車両では非搭載のバスもあります。また電源は設置されているのに使えない場合もありました。設置の有無はほとんどの場合で予約の際確認ができます。
電源は家庭と同じコンセントを挿せる形状と、USB端子の場合の2種類があります。大抵の場合窓側は壁沿いに、通路側は外側の手すり下に設置されています。
コンセントはゆるくて抜けやすい
多くの人が利用しているせいか、コンセントはゆるい場合が多く、少し大きめのアダプターなどをさすと少し当たっただけでもゴトンと落ちてしまうことがあり、結構な音が響いたり、現地に到着したら充電できていなかったということもあります。それを防ぐために短い延長コードを必ず持参しています。
座席は事前に選べるの?
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バスの座席は誰にでも好みの場所というものがあります。予約の際に座席を選ぶことができるバス会社は多いのですが、予約システムや乗客の振り分けの都合から、自動的に配席される場合もあります。
空港から駅などの短距離の高速バスであれば自由席という事もありますが、長距離高速バスにおいては指定席が普通です。
乗客が少ない場合は、乗務員の配慮で自由に席を選ばせてくれることもあります。
席が空いていたら移動しても良い?
個人的な判断で座席を移動することはNGです。
バス会社は座席番号で乗客を判断しているので、忘れ物などがあった場合もその座席番号と紐付けて対応しています。また自由な座席移動は他の乗客とのトラブルにもつながる可能性もあり、絶対にやってはいけないことです。
例えば隣の人のいびきがうるさくてゆっくり休めないや、体臭が耐えられないといったような理由があれば対応してもらえる可能性も高いので、まずは乗務員に相談してみましょう。
「WILLER」の一部車両では、後部座席が販売価格の高い上のランクの座席になっていることもあります。
隣に異性が座る可能性はある?
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現在ほとんどのバス会社は、男性同士、女性同士になるよう配席されるようになっています。予約の際に自分で席を選ぶ際にも、性別の選択があり、異性の隣は予約できないようになっていることがほとんどです。空席があるにもかかわらず予約が取れないことがあるのはそのためです。
最近のバス会社の傾向では、バス後方が女性が固まるように、前方に男性が固まるように配席されていることも多いです。
男女ペアでの予約の際は、特にルールに縛られず座席予約ができますが、女性専用シートに男女ペアで予約することはできません。
格安や短距離の場合、予約の際に「男女隣席の可能性あり」と記載されていることもあるので見逃さないようにしましょう。予約不要な高速バスの場合は自由席がほとんどなので男女隣席となります。
荷物の制限はあるの?
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通常の旅行用バッグやスーツケースであれば、問題なく持ち込めます。ほとんどのバスにトランクルームがあります。
大型の荷物は他の乗客の迷惑となるためトランクルームへ預ける事が必須となり。荷物の大きさも原則トランクルームに入ることが条件となります。
荷物は乗車前に分けておく
大きな手荷物はトランクルームへ預けることとなり、車内に持ち込むのは網棚に載せられる大きさのものが基本となります。
特に使う必要のないものはトランクルーム、バス到着後に使いそうな荷物やお土産は網棚、バス休憩中に使いそうな財布や薬、おやつ、飲み物などはエコバッグなどに入れて座席の足元へ置いておくと便利です。特にバス移動中は網棚への荷物の出し入れは禁止されているので、必ず必要なものは手元へ置いておきましょう。
サーフボードなども持ち込める?
バス会社によっては、サーフボードやスキー板、ゴルフバッグなども持ち込むことが可能で、バス運行会社のWEBサイトに手荷物規定が掲載されているので、想定を超える大きさや数量が見込まれる場合は確認や問い合わせをしてみましょう。
バス内の温度はどう?
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長時間の移動となるので、夏冬ともに車内温度に不満が出ないよう配慮はされていますが、座席位置によってエアコンの効きが悪かったりという事もあるようです。
大抵の場合、車内温度については乗務員からも出発前に案内があるので、もしエアコンの効きが悪いなどがあれば、遠慮なく乗務員へ相談してみましょう。
暑さ寒さが苦手なら後ろの座席
休憩中は20分程度入口が解放されたままになります。そのため前方に座った場合、どうしても外気が入り込んでしまいます。後部座席を選ぶことで外気の影響を受けにくいので、そういったポイントにも注意して座席を選んでみましょう。
途中でトイレに行きたい!
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休憩中にきちんとトイレに行っておいても、どうしてもトイレが我慢できなくなる時があります。特に腹痛であればなおさらです。
トイレを我慢できない場合は、乗務員に声かけすれば臨時停車してもらえます。バス会社によっては、出発時にトイレの臨時停車について案内してくれることもあります。
WILLERではお助けサービスも
「WILLER」では「お助けDM」というサービスを展開しており、メールフォームから問い合わせることで運行会社から乗務員へ連絡してもらうことができます。他の乗客が気になり申告ができない場合でも安心して相談することができます。
ただ臨時停車の際、「トイレに行きたい方がいるので停車します。」なんて言われてしまうと行きづらくなってしまうので、例えば「フロントガラスが汚れて運転がしづらくなったので、次のサービスエリアで臨時停車します。」などと声がけをされるようです。
このサービスではトイレに限らず車内温度や設備について、他の乗客のマナーなどについても相談することができます。
バス停の場所は必ず事前確認を
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初めて乗車するバス停の場合、事前に詳しく乗車場所を調べておくことをおすすめします。
バスターミナルの場合は、その場所にさえたどり着けば指定された番号のところで待てば良いのですが、それでも複数路線が入り混じっており、慣れなければややこしいです。
国道沿いなどにバス停が設置されている場合、事前に確認していた地図の場所へ行ってみるとバス停がなく、実は建物の裏側だったりすることも多く、ギリギリだと乗り遅れてしまう可能性もあります。
以前、別の乗客が間違って乗り込もうとしたのを見たことがあります。その乗客が乗るはずだったバス停はもっと離れた場所だったようで、おそらく乗り遅れたのではないでしょうか。
初めてのバス停は、30分前くらいには現地確認できればより安心です。
乗り遅れてもバス会社からの連絡は来ない
バスの出発時間に間に合わない場合、バス会社からの連絡はないものと思っておいてください。もうすぐ着くからと連絡をしても待ってはくれません。バスは原則定刻出発です。
夜行バスは電車と違い乗り遅れてしまうと代替え手段は皆無に等しく、ほとんどの場合で翌日の対応となります。人気の路線は満席も当たり前で、翌日の便も予約ができる保証もありません。そうならないためにも、特に帰りは余裕のある旅行計画を立てておきましょう。
バスは遅延したら返金される?
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バスも道路を走る以上、様々な理由で遅延することもあります。ただし余裕を持ったスケジュールで予定は組まれており、途中休憩を短くするなどの時間調整をしながら運行されているので、イレギュラーなことが起こらなければ、早着もしくは定刻通りで到着することがほとんどです。
事故渋滞や自然災害などで数時間の遅延があった場合も運賃が返金されることはありません。
遅延による罰則は定められていない
バスの運行には道路運送法が適用されており、時間による罰則は定められていません。バス運賃は乗車地点から目的地まで送り届けてもらうことに対しての支払いで、予定された時刻で到着することは運賃に含まれていないからです。
例えば遅延によって乗り継ぎに間に合わなかった場合や、予定に間に合わなかった場合も、遅延する可能性のあるバスを手段に選んだ乗客に非があることになり、それに対する損害をバス運行会社に求めたり、返金対応してもらうことは不可能です。
返金が行われるケースとしては、何らかの理由によりバスの運行ができなかった場合のみに限られます。
思い立ったらすぐ予約が一番お得!

ほとんどの夜行・高速バスでは早期割引が提供されています。
出発直前の予約は、料金も最高値で希望の席が選びづらく、乗車したい便が完売しているなども普通にありえるので、少なくとも1ヶ月前、早くて3ヶ月前には予約をしておきましょう。
時期や曜日によっても変動あり
夜行・高速バスは春休みや夏休み、金・土・日、祝日とその前日は高くなる傾向にあります。一番お得なのはシーズンオフの金曜日を除いた平日です。
バスが必ず安いわけではない
長い距離を走る夜行バスは、乗車時間が長いので他の乗り物よりも安いと思われがちですが、決してそうではありません。
例えば大阪~東京のような需要の多い路線だと競合するバス運行会社も多く価格も下がる傾向にありますが、一路線しか運行のない地方からのバスだと1万円を超えることも普通で、飛行機を利用する方が時間も短く安くなる場合もあります。
バス以外にも安いルートがないか、比較しながら計画を立てることが重要です。
現代において、時間をかけて移動するというのは時代に逆行した手段でもあります。
電車や飛行機は利点も多いですが、例えば夜行バスは、テーマパークのすぐ近くまで送り届けてくれたり、早朝の到着で1日の予定を無駄なく過ごせる利点もあります。
またライブ終演後など、電車・飛行機ではホテルに宿泊し翌日の出発しか方法が無いのですが、夜行バスであれば深夜の出発便もあるので、早朝に地元へ到着しそのまま仕事へ向かうことも不可能ではありません。
運転手不足や働き方の改善などもあり、以前に比べると価格は高騰していますが、それでも手頃な価格で遠方まで送り届けてくれる夜行バスは、節約をしながら旅行したい人たちにとってはありがたい存在です。
座席やサービスも改善を重ねよくなっているので、未経験の方は一度試してみられてはどうでしょう。