お菓子作りが得意な、サドベリースクールの子どもたち

JUGEMテーマ:サドベリースクール

昨年の夏前くらいから、勤務しているスタッフさんからのご紹介で兵庫県西宮市にある「西宮サドベリースクール」のコンサルタントをさせていただけるようになり半年以上が経過しました。

◇新しいスタイルの学校

「サドベリースクール」ってなかなか聞き慣れない言葉かと思いますが、簡単に言うと既存の小中高校に変わる新しいスタイルの学校です。
サドベリースクールはカリキュラムもテストも給食もありません。
というか、先生さえも存在しません。
「それって学校なの?」と突っ込みを入れられそうですが、子どもたちが「先生」としているのはまわりの人たち全員です。
スクールに通う生徒、運営をしているスタッフ、私のようなコンサルタント、お手伝いしてくれるボランティアなどなど、子どもたちが出会う人すべてが先生で、「出会い」をキッカケとして子どもたちは日々様々な知識を得ていきます。
このあたりの思想はまた別の機会に書こうかなと思っています。

◇人気の手作りお菓子

授業などは一切無いので子どもたちは自由にスクールの日々を送っているわけですが、よく遭遇するのが手作りお菓子。
昨日も毎月定例で行っているミーティングのブレイクで小学6年生の年齢の女の子の「つねちゃん」が手作りのザッハトルテを持ってきてくれました。
以前から作ってくるね~と聞いていたのですが、実際に出してもらうとこんなにも本格的に作ってきているとは思いませんでした!
ちなみにとなりにあるのは、同じくスクールの女の子からもらったあんまんです。
何も言われなければ、どこかで買ってきたお土産と勘違いしていたと思います。
スクールでの手作りお菓子はかなり大人気で、お菓子が出てくるとすぐに子どももスタッフも群がります。
普通に学校に行っていたら、お菓子を持ってくるのも大問題。
それを配りなんかしたら保護者に連絡だってあり得ます。
まぁ、学校という団体生活と統一性という部分では当たり前で理解できるところですが、やっぱり子どもたちが子どものうちにこういった経験をして行く事ってとっても大事なんだということをつくづく感じます。
今後もサドベリースクールに関しては色々とレポートをあげていこうと思います。
※使用している写真は許可を得て掲載しています。