関東で既にサービス中の電動自転車シェアサービス「LUUP」が大阪キタ(大阪駅・梅田周辺)・ミナミ(難波・心斎橋周辺)でスタートしました。
従来の借りっぱなしのレンタサイクルと違い短距離移動を想定したサービスになっています。
この記事のもくじ
LUUPとは?
「LUUP」は観光地にあるようなレンタサイクルとは違った携帯のシェアサイクルで、短時間・短距離の移動に適したサービスです。
そのため観光目的で数時間レンタルしてしまうと金額は明らかに電車移動をしたほうが格安になりますし、小型化を実現しているためカゴも付いておらず不便です。
ですが、ビジネス目的などでちょっとした移動を想定するなら電車よりも便利に活用できる可能性があります。
利用料金
利用料金は「初乗り10分」+「1分ごと」の従量課金制で、初乗り10分が110円(税込)、以降1分ごとに16.5円(税込)が加算されていきます。
支払いは現在のところ事前登録したクレジットカードのみで、他の決済方法は順次対応していくとアナウンスされています。
レンタサイクルとの違い
LUUPはレンタサイクルと違い借りた場所に返す必要がありません。
というよりもそもそも「借りて戻す」という往復型ではなく、出発点から目的地までの一方通行型のサービスです。
エリア内に複数用意されたシェアスポットから出発地に一番近いスポットで自転車をレンタル、目的地に一番近い場所に返却するというのが一連の流れになります。
長時間だと割高に
レンタサイクルだと3時間で1000円などの比較的低価格な定額料金ですが、LUUPだと1時間あたり935円(税込)になり、観光目的で5時間程度借りると5000円近い出費になるので複数人で電車とバスを併用したほうが割安になる可能性があります。
そもそもLUUPはそういった利用は想定しておらず、例えば仕事で向かいたい場所が駅からも遠い場合など、自転車で近くまで向かい返却、そこから最低限の徒歩で目的地に向かうなどの利用が主になります。
こうすれば往復利用でも500円以内に収めることも可能で、往復電車賃よりも安く徒歩も最低限でOKというメリットを受けることができます。
登録してみよう
利用にはスマホアプリを使うため、iPhoneなどのiOS端末又はAndroid端末にアプリをインストールしての登録が必要になります。
電話番号の登録
まずは電話番号の登録から。
SMS認証で使うので必ず利用するスマホの番号を登録します。
SMS認証
少し待つと登録した番号あてにSMSが届くので記載されている6桁の番号を入力します。
名前とアドレスの登録
名前とメールアドレスを入力します。
名前はニックネームなどでなく本名の入力が必要です。
プロフィールの登録
性別・生年月日・住所を入力します。
おそらくクレジット情報と紐づく可能性があるので、正直に入力しないと不正利用を疑われる可能性があります。
クレジットカードの登録
決済に使用したいクレジットカードの番号を登録します。
CVCというのはカード裏面の署名欄にある数字下3桁です。
位置情報の許可
登録が完了しアプリの初期画面に移ると位置情報の確認メッセージが出るかもしれません。
位置情報を活用して現在地を取得したりするのでいずれか承認が必要となりますが、「使用中のみ」の選択で問題ないでしょう。
無事に登録が完了するとシェアサイクルの利用が可能になり地図にシェアポイントが表示されるようになります。
自転車の借り方
自転車を借りるのはスマホで探してスマホで解錠と、誰とも会うこと無くスマホのみで完結します。
自転車を探す
まずは自転車を探すところから。
アプリを使って近くにシェアポイントが無いかを確認しましょう。
目的の場所のピンをクリックすると詳細が表示されます。
それぞれのシェアスポットでは自転車の保管台数が定められており、保管数以上の貸し出しや返却ができなくなっています。
上記写真の場合、57台保管可能なスポットに現在13台の自転車が貸し出し可能になっているという状態です。
バッテリーの確認
貸し出しされる自転車はすべて電動アシスト付き自転車になります。
せっかく借りたのにバッテリー切れだとただの重たい自転車を運転するハメになります。
それを防ぐためにバッテリーの残状況も確認してから借りましょう。
詳細画面を下まで進むと各自転車番号とバッテリーの残状況が確認可能です。
ロックの解除
希望の自転車が見つかったらサドルの下にあるQRコードをスマホアプリで読み取り、同時に目的地を予約(目的地はあとから変更も可能)してロックを自動解除させます。
夜間などうまくQRコード読み取れない場合は記載されているコード番号を入力することでもロック解除可能。
どこかに立ち寄る場合は手動でロックを掛け、アプリの再解除ボタンでロック解除が可能ですがその時間中もレンタル中になるので課金され続けます。
返却
目的地に到着したらすぐに返却をしましょう。
ポートに返却したらアプリのライド終了をタップし手動で鍵を締めます。
その後、正しくポートに自転車を返却したことを証明するためポートと自転車が写るようアプリで写真撮影を行い決済を完了させます。
ポート外での返却
やむを得ない事情が発生した場合はシェアポイント以外の場所でも返却することが可能。
ただしその場合スタッフによるピックアップが必要になるのでピックアップ料金が別途加算されます。
またポートの収容台数以上の返却もNG行為とみなされるので注意が必要です。
誰でも借りられる?
スマホ1台で借りられる自転車は1台のみ。
なので必然的にスマホ所有でクレジットカード決済ができる人が対象となり、家族で代表者が全員分借りるなどは不可です。
また身重140cm以上でないと利用できず、13歳未満の場合ヘルメットの着用も義務付けられています。
なお利用は無人なので24時間貸し出し返却が可能になっています。
今後はコンビニなどにポートができるとより便利なサービスになりそうですね。