JUGEMテーマ:PS4全般
PS4のPS PLUSという有料サービスに登録していると、
定期的に過去のゲームのセールが行われます。
今回「UNTIL DAWN」というゲームが
セールで格安の100円になっていたので購入してみました!
ゲームを始めてみて思ったのがリアルなグラフィック。
人物は最初実写化と勘違いしました。
動きもリアルで、
人物も動きも実際の役者さんを起用して、
モーションキャプチャーで取り込んでいるそうです。
ゲームのジャンルはアドベンチャーですが、
けっこう長いムービーシーンが所々に入ります。
ただムービーの最中にQTEという
ボタンを早押しするアクションが挿入されることがあるので、
ボーッと見ていると失敗することがあるので要注意です。
他にもコントローラーを動かしていけない動作や、
銃を標的に向けて打つ、
当然歩いて移動もあります。
アイテム探しもあるのですが、
事件の証拠を集めて行くのが目的で、
基本的にはそこに置いて帰ります。
ゲームのストーリーはざっくり説明すると、
10人のティーンエイジャーが山荘に訪れて、
仲間の一人の女の子にイタズラを仕掛ける。
ショックを受けた女の子は山荘を飛び出し、
追いかけた別の女の子と共に行方不明となってしまう。
1年後-、
再び8人は山荘に集結するが、
奇怪な現象や謎の殺人鬼に襲われる。
こんな感じで、
往年のスプラッターやホラー映画を彷彿とさせるストーリーです。
おでぃはかなりのホラー映画好きなのですが、
森の中や地下室に何かいる感じは「死霊のはらわた」、
正体不明のモンスターは「ディセント」、
選択肢で運命が変わるのは「ファイナルディスティネーション」、
ティーンエイジャーが集まる場所での悲劇は「13日の金曜日」、
時間制限付きで処刑マシーンが起動するのは「SAW」、
そういった映画のテイストを感じました。
プレイヤーがコントロールするキャラクターは基本全員になります。
ある程度まで進むと違うキャラクターにと言った感じで、
それぞれバラバラに行動している人物が切り替わって進行します。
なので片手間にゲームをやっていると、
途端に何を目的に動いているかがわからなくなります。
このゲームの目的は全員が死なずに謎を解き明かす事ですが、
とにかく死亡フラグが満載です。
会話の選択肢や行動、
かける時間、
動物を殺したり雑に扱う、
じっとせずに見つかってしまう、
純粋に殺人鬼に殺される、
そんな色々なことで死亡フラグか立ちます。
他にもバタフライエフェクトというシステムが搭載されていて、
ひとつの行動や選択肢が後に大きな影響を与えるようになっています。
手動セーブができないので、
間違った選択肢はやり直せないようになっています。
ちなみにゲームオーバーは無くて、
必ず最後までたどりつけるようになっています。
このゲームで評価が低くなってしまう原因があります。
それが残酷シーンの暗転問題です。
ゲーム内ではホラー映画さながらの人体切断とか、
グロい死に様が豊富に用意されています。
それが日本版では「暗転」による処理が行われていて、
これがこのゲームの日本での評価を大幅に下げる原因になっています。
暗転中は音声だけが流れるので、
何が行われているかを想像のみで考えるしかありません。
この暗転処理が非常に雑で、
例えばモザイク処理とかも頑張ったらできたと思うのに、
SONYの手抜きと思われてもしょうがない感じになっています。
謎の殺人鬼から逃げるゲームなので、
一度クリアーすると恐怖感が減少して作業ゲーになります。
ムービーはスキップも無く、
主人公は早歩きはできるものの走ることはできないので、
2周目以降は少し根気が必要になってくると思います。
幾つかの不満点はありますが、
総合的に見ると日本のゲームには無い世界観とグロさ、
映画さながらのカメラワークや恐怖演出、
生楽器による恐怖を演出する音楽など、
ホラー映画の要素はきちっと詰まっています。
プレイヤーの心理を左右される場面も多く、
精神的にも揺さぶられる演出もあり、
本当に良くできていると思いました。
ホラーファンの方はぜひやってみてください。