TM NETWORKの武道館ライブに行ってきました~@1日目
もう2週間ちかく過ぎてしまいましたが、
行ってきました!
「TM NETWORK CONCERT -Incubation Period-」
いやーかなり良かったです。
終了宣言以来、
何度かアルバム発売やライブはありましたが、
どのファンの方々も終了前のような勢いを感じていなかったはずです。
プログレだったり、
流行りものだったり、
原点回帰だったり、
なんかTMらしさから離れていってしまって、
なんか違和感を感じずにはいられませんでした。
それがそれが、
今回はGoogle+やツイッターでの小室さんの発言から、
いつもと違う勢いを感じ、
「何かやってくれるのでは?」と思わずにいられませんでしたよね。
出てくる情報のスピードも速く、
適度に隠されつつもライブ当日まで大いに期待感を煽ってくれました。
2ちゃんねるのTMのスレッドも日に日に書き込み数が増えて、
ファンの期待感の高さが本物だと実感しました。
当日の状況ですが、
当日は18時開場だったのですが、
武道館に13時には到着。
理由は直前に木根さんのベスト盤を購入すると、
サイン入りブックレットをプレゼントの情報が飛び込んで来たからです。
さすがに平日、
既に待っているファンは20名位でまだ平穏な状態。
木根さんの特典プレゼントの14時まで武道館前の軽食店で時間を潰し、
時間になったのでHMVの出張店舗に行ってみると、
遅れていて16時に特典付きで販売変更とのこと。
ガーンな感じです( ̄0 ̄)
せっかく14時に来てるのに、
告知通り販売だけは行って、
後から特典だけ渡すとかの処置があればいいのにとか不満をかかえつつ、
良質なファンを装って待つことを決意。
とりあえず本来の目的である
「I am」のCDを購入してポスターを無事ゲット!
その後、
16時からだった特典付きチケットの交換がすでに始まっていたので、
翌日分も交換。
特典はブックレットの一部写真が違っているだけ+DVD、
ちなみに
「I am」の武道館バージョンは曲の内容は販売バージョンと全く同一。
違っているのは紙ジャケットに入っていること、
CDのレーベル面がデザインレーベルになっていること、
ジャケットのイラストが違っていることなどです。
せっかくなので以前ラジオで流れた、
ブリッジがハーモニカバージョンを収録してほしかった。
とりあえずミッションも完了したのでグッズ購入です。
グッズ販売も14時から開始されていて、
さすがにガラガラです。
ライブのグッズ販売は皆さんもご存じの通り、
購入まで行列を30分位待たされて、
お目当ての品が売り切れないかドキドキしながら待つのが普通です。
だけどここまでガラガラだと、
ちょっと買いにくささえも感じてしまいます(~_~;)
なぜか購入している人たちは男性ばかりで、
女性ファンは傍観して様子をうかがっていました。
グッズはブックレット、光るブレスレット、バックを購入。
ちなみにブックレットは表紙が違う位ですが、、、、と販売のお姉さんに案内をいただきましたが、
せっかくなのでということでコレクターズ魂で購入(^_^;
やることも全て終わってしまったので、
あとは木根さんのサインが届く16時まで2時間ほど時間を潰して戻ってくると、
16時でもまだサインは未到着(´д`)
とりあえず張り込みをしつつ待つていたのですが、
ここで悲劇が、、、!
武道館内からリハの音漏れが、、、(゜Д゜;)
ライブが始まるまではセットリストは知りたくない!
と心を無心にして聞こえないふりで待ち続けました。
結局サインの到着は16時半くらいで、
両方とものサイン入りブックレットをゲットしました!
さて、
前置きが長くなりましたが、
ライブの様子はというと、
色々な意味で意外な感じでした。
大まかに説明すると、
・演出あり
・基本的にMC無し
・アンコール無し
・トラブル有り
な感じのライブで、
TMN以前のライブをあえて意識している感じでした。
ステージの形は円形で、
開始前は白い布で覆われていました。
開始時間は19時からそれほど遅れずに開始。
会場の照明が一気に落ちると高周波のノイズ音が流れます。
すると白い布に3人のシルエットが映し出されます。
BGMはSFチックなサウンドです。
少しして布が下がります。
先ほどのシルエットは3人の外国人でうちひとりは女性。
空から閃光が走るとその3人は母艦に吸い込まれていきます。
そしてその後母艦からTM NETWORKの3人が降りてきました。
ついに久々の生TM NETWORKとのご対面です!
3人は不思議そうにあたりを見回します。
そして誰も予想がつかなかった1曲目の始まりです!
やってほしいけどなかなかやってくれないというか、
ほぼ絶望的と思っていてもいいくらいの曲です!
TM NETWORKにとって初めての武道館ライブが、
1987年の「Fanks Cry-Max」。
当時TMといえばアンコールはやらないMCやらないというユニットでした。
だけどこのライブで初めてのアンコールがおこなわれました。
この選曲の真意はTMの3人にしかわかりませんが、
1987年の純粋なあの日の続きなのかな?などと思いながら3人を眺めていました。
このときばかりは遂にTM NETWORKが戻って来たと思って、
本気で泣きそうになりました(ノД`)
2曲目は「ACTION」アウトロが長めにアレンジされていて、
最後は小室さんもシンセを弾きまくっていました。
今回は今までと違って見せ場が多いです!
3曲目キラキラ音のSEが流れます。
「永遠のパスポート」です!
これもなかなかに貴重・意外な曲です。
ブックレットによるとこの曲はSF小説が元になっているらしく、
今回のライブもフィクションと言っているだけあっての選曲なんでしょうね!
4曲目は「Come on Let’s Everybody」。
Come on Let’s DanceとCome on everybodyが合体したバージョンで、
基本はCome on everybodyですが、
アウトロでCome on Let’s Danceのリフとサビが挿入されます。
かつてCome on Let’s DanceのアウトロでCome on everybodyが演奏されていましたが、
今回は逆転したわけです。
サビはウツが会場にマイクを向けて1万人の大合唱で全員ノリノリです!
5曲目は「Love Train」。
おなじみのアナログシンセのSEでワーッと歓声が起こります!
この曲が最後に近づいたときにトラブルが起こりました!
急にPAが落ちてドラムの生音だけになってしまったのです。
ファンはそれでも手拍子と歌でフォローアップ。
スタッフが駆け寄ってきてメンバーは一旦引っ込み、
会場の照明も全て点灯しました。
実は後から小室さんがツイッターで種明かしをしたのですが、
演出でこれを行ったそうです。
テクノロジーはこういうトラブルも起こすんだよという警告をしたのでしょう。
この演出に関しては賛否両論ありますが、
とりあえず良しと受け止めました。
5分位して小室さんが登場してシンセでアルペジオを鳴らします。
そのうちに聞き慣れたトランシーバーのSE音。
そう6曲目は「Kiss You」です。
最初に出たシングル・バージョンのアレンジにhumansystemバージョンを足した感じです。
続いて小室さんがFantomでリアルなギター音でソロを奏でます。
「GIRL」のイントロです。
それに続いて7曲目「GIRL」が演奏されました。
この曲もなかなかにレアです。
商品化されたTM NETWORKのビデオ・音源共に未だに収録された事はありません。
翌日は演奏されなかったので、
また見送られてしまう可能性があるのが残念でならないです。
「GIRL」が終わると強烈なシンセ音を小室さんが発します。
最近このテの音がとってもお気に入りのようです。
そして続く8曲目はなんと「Nervous」。
この曲も超意外でした。
終了前のTM NETWORKなら何の違和感も無いのですが、
それ以降のTM NETWORKにはなぜか不釣り合いな感じがしてしまうので、
というよりも本人たちも演奏する感じが全くなかったので、
本当にラッキーでした!
さらにラッキーなのは「ウツのNervousダンス」が見られたこと。
ここにきてやっとウツのMCが入ります。
ただ、
MCというほどのラフなアドリブトークではなく、
完全に台本のある語りで、
ファンへのお礼と新曲へのつなぎの内容を話していました。
最後には「All Right」と、
ファンならわかるサービスをしてくれました(^.^)
MCに続いて9曲目、
小室さんが一生懸命歌っていたのがとっても印象的でした。
ここまでコーラスをしているのは、
Rhythm Red TourのWorld’s End以来じゃないでしょうか(^^)
続いてまたウツのMCが入ります。
今回はMCというよりメッセージという感じで、
地球の環境や災害に関しての内容でした。
それに続いて10曲目「Just One Victory」が演奏されます。
ウツはいつもより力強い感じで歌い上げ、
改めてこの曲の良さを感じました。
ちゃんとブリッジの「Chase In Labyrinth」も入っています。
次は小室さんのシンセソロです。
宇宙的な音色で奏でて照明の効果もあってとても幻想的でした。
そのうちに聞き覚えのあるフレーズが奏でられます。
11曲名「BEYOND THE TIME」です。
この曲が演奏されることは事前に本人の口から語られていました。
演奏が終わると強烈なシンセ音が発せられます。
そしてTMならではのサンプリング音が流れます。
GET WILDのリフです!
いつもこのサンプリングの連打をするのですが、
今回は強烈です!
爆発の演出もプラスされてかなり圧倒されます。
ここが今回の一番の見せ場で間違いないと思います。
これを見ただけでも今回の小室さんの本気が間違いないことを実感できます。
連打サンプリングに続いては当然の事ながら12曲目「Get Wild」に続きます。
サビの掛け合いが楽しいです!
13曲目は「Wild Heaven」。
EXPOツアーを思い出す音使いです。
演奏が終わってシンセのノイズ音が流れます、
そしてそこにハイハットとタンバリンのリズムが重なります。
なんか懐かしい感じです。
そして流れるコーラス、
「Be Together Be Together Say You Love Me Say You Love Me、、、、」のサビ。
そして極めつけにウツの、
「Welcome to the Fanks!」
そう14曲目は「Be Together」。
しかも「Fanks!」なんて言い方何年ぶり、
いや十数年ぶりでしょう!
サビに入る前のウツの1回転も健在です!
Rhythm Red以降もたびたび演奏されてきましたが、
TMN改名以降で一番盛り上がったアレンジかと思います。
15曲目は小室さんがおなじみのメロディを奏でます。
「Self Control」です。
様々なインタビュー記事を見るとこの曲も今回のライブのコンセプトの要になっているようです。
サビ後のリフは最近なかなかそのまま演奏されることが無かったのですが、
今回はけっこうそのままな感じで演奏してくれたのが良かったです。
エンディングは結構伸ばした感じになっていて、
やっぱり3人にとって特別な曲なんだなーと感じました。
曲が終わるとウツ無しで16曲目「Electric Prophet」が演奏されます。
途中、少しずつウツがステージ中央に歩いてきて歌いはじめます。
但し歌い始めは3番の部分からでした。
今回は事前に小室さんが語っていた通り、
2時間+2時間の4時間のライブというコンセプトでした。
限られた時間で多くの曲を演奏したい、
そんな中でやはりこの曲を外すわけにはいかな
かったのでしょう。
それもあって大幅に短縮させたのかもしれませんね。
今回のライブはほぼ2時間ジャストに近かったので、
意図的に2時間に収められるという部分が3番からだったのかもしれません。
この曲が終わると小さな爆発が起こり、
ウツが茶色い封筒を発見します。
そしてそこに寄っていく木根さんと小室さん。
その内容は公表されることもなく3人はステージの後ろに下がります。
そして登場してきたときとは逆に母艦に吸い込まれて行き同時に幕が上がります。
そして幕に映し出されたのが、
「24:00:00」からカウントダウンしていくタイマー。
時間からして翌日のライブ終了時間を指しているようです。
「何か」が起こることを予兆しているタイマーです。
幕が上がりきるとアンコールも無く終演のアナウンス。
若干のブーイングがありつつも往年のファンは納得して帰ったのではないでしょうか。
今回は2本立ての演出なので、
翌日観られないファンはストレスフルだったかも、
ちなみに封筒の謎は翌日に判明。
翌日の内容はまた後日書きますね。