ユニバーサル・スタジオ・ジャパンは20周年記念イヤーである2021年のテーマを「NO LIMIT!」として展開しています。
そんな中でパークにも20周年を記念するNO LIMIT!な食べ歩きフードが3月12日から登場。
あの名作がフードになっていたり、パロったり、なんだかどれもツッコミどころ満載な楽しいメニューになっていますよ。
この記事のもくじ
E.T.サンデー
「ずっと友だち!E.T.サンデー ~チョコクランチ~」は、まさかの名作SF映画「E.T.」の自転車カゴを再現。
ハロウィーンのオバケの仮装であるシーツがソフトクリームで再現され、E.T.と言えばの「指」まで付いてくるという完全にギャグに走ったフードです。
映画「E.T.」
「E.T. The Extra-Terrestrial」は1982年公開のスティーブン・スピールバーグ監督によるSF映画。
それまでは宇宙人と言えば侵略モノという破壊的イメージがあったものを、少年エリオットとの心の交流、宇宙人を守ろうとする少年たち、それを奪おうとする大人たちなど新しいタッチで描かれた映画でした。
映画史に残る大ヒット映画で、興行収入は1993年公開「ジュラシックパーク」、日本においては1997年公開「もののけ姫」まで歴代1位の座を譲らなかったほどです。
USJでは開業当時から2009年5月10日まで「E.T.アドベンチャー」のアトラクションがあり、E.T.と共に自転車型ライドに乗り込みE.T.の故郷グリーンプラネットに向かい、水を失って病気にかかった仲間たちを救いに行くというストーリでした。
現在は同敷地で「スペース・ファンタジー・ザ・ライド」が稼働しています。
でろりあん・チュリトス
「でろりあん・チュリトス ~しろあん~」は人気映画「バック・トゥー・ザ・フューチャー」のタイムワープを再現したチュリトス。
チュリトス本体は道路、赤とオレンジのソースはワープの際の炎の筋を再現している様子で、デロリアンが印刷されたチョコが付属。
しろあんはもしかするとドクの白衣と髪の毛の色のイメージでしょうか。
これ当時の映画館で販売したら100万本ぐらいは売れたんじゃないでしょうか。
映画「バック・トゥー・ザ・フューチャー」
「バック・トゥー・ザ・フューチャー」は1985年に公開されたロバート・ゼメキス監督のSF映画。
タイムトラベルの映画と言えば大抵の人がこの作品の名前を挙げるくらい人気も知名度も高く、後に2つの続編が公開され全3部作となり最も成功した3部作なんて言われてもします。
この映画をきっかけにタイムマシンとして改造されたガルウィングの車「デロリアン」も未だに人気が高く、主演のマイケル・J・フォックスも一気に人気ハリウッド映画スターへと仲間入りしました。
成り行きで友人である博士のタイムトラベル実験に参加したものの過激派の襲撃に巻き込まれ、とっさに30年前にタイムトラベルし騒動に巻き込まれていくというストーリーで、そこに若き母との恋愛事情が絡んでくるなどコメディ要素も交えつつシリアスになりがちなSF映画をファミリー層へと広げた名作です。
USJでは開業時から2016年5月31日まで「バック・トゥ・ザ・フューチャー・ザ・ライド」として稼働し、デロリアンを盗んで様々な時代へと逃げるビフを予備の遠隔操作デロリアンに乗り込み追いかけて連れ戻すという内容で、迫力あるIMAX映像のアトラクションでした。
現在は同敷地で「ミニオン・ハチャメチャ・ライド」が稼働しています。
ジョーズ・ドッグ
「ジョーズ・ドッグ」は人気のパニック映画「JAWS」の有名なポスターを再現したホットドック。
サメの部分はサクサク生地で中身はミートソースが詰まっています。
ジューシーなソーセージが突き刺さって美女を襲おうとしているお遊び満載なフードです。
映画「ジョーズ」
「ジョーズ」は1975年に公開されたスティーブン・スピルバーグ監督の海洋パニック映画。
現在も続くサメのパニック映画の基本となった作品で、単調な音楽や前半姿が映らず迫りくる恐怖を描く技法が印象的な映画です。
平和な町の海水浴場に突然現れたホホジロザメが人々を襲い、サメを退治するまでを描いた海洋パニック映画の金字塔で、実際にはなかなか人を襲うことが無いそうなのですが、サメ=人を捕食するというイメージはこの映画からもたらされたのではないでしょうか。
USJでは現在も稼働している人気アトラクションで、かつてサメが出没し映画化もされた町に再びサメが襲来し、ボートツアーの観光客が襲われるというアトラクションになっています。
ターキーレッグ
煙が充満し火災現場をイメージした「煙が充満!!スーパー・スモーキー・ターキーレッグ」、火事で焼け焦げた建物を再現した「黒こげ?炙りBBQターキーレッグ」、赤いドリンクと上の白い泡は炎と消火剤のイメージでしょうか「消火せよ!消防士 ~パッションフルーツ&レモンソーダ~」の「バックドラフト」にちなんだ3つのフードを提供。
なかなかにアイデア満載で、お腹も満たされるフードですね!
映画「バックドラフト」
「バックドラフト」は1991年に公開されたロン・ハワード監督の災害パニック映画。
酸素を失った火災現場の密室を突然開放することにより大量の酸素が流れ込み大爆発を起こすという同名の「バックドラフト現象」を扱った消防士の活躍を描いた作品で、脚本を書いた元消防士のグレゴリー・ワイデンは実際に同僚がバックドラフト現象で数メートル吹き飛ぶ瞬間を体験しており、その凄まじさを映画の中で本物の炎を用いて描いています。
火災に立ち向かう消防士さんのパニック映画と思っていたら、実は火災放火犯を追い詰めていくというサスペンス映画でもあり作品に幅を持たせています。
USJでは現在でも稼働中で、映画スタジオツアーとして映画撮影の仕組みや特殊効果を学びながらラストは圧巻の火災シーンを体験できるアトラクションで、現在は新型コロナウィルスの影響で運休となっています。
ダダンダンダまん
もうこれが一番のおふざけかと思うのですが、「ダダンダンダまん ~ペッパービーフ~」は「ターミネーター2」をイメージしたビーフまん。
生地にはあの有名なT2のBGMが「ダダンダンダまん」って焼印されていて、思わず歌って注文してしまうかも?
生地はターミネーターを思わせるメタルカラーで、中には液体金属のT1000を思わせるドロっと黒いペッパーのフィリング(詰めもの)が入っています。
映画「ターミネーター2」
「ターミネーター2」は1991年に公開されたジェームズ・キャメロン監督のSF映画で通称「T2」。
1984年に公開された1作目の続編でありながら圧倒的な人気を誇る作品で、液体金属の自在な变化を描くリアルなCGや、未来の指導者を過去にさかのぼりターミネーターが殺害に訪れるという練られたストーリー、そしてあの有名な音楽と、確実に映画の水準を引き上げたであろう名作です。
USJでは開業当時から現在も稼働中で、ライブショーがスクリーンと融合するというテーマパークならではで、主任ディレクターである綾小路麗華さんの毒舌トークも人気のアトラクションです。
現在は新型コロナウィルスの影響で運休となっています。
紹介したフードは「NO LIMIT!マーケット~ハリウッド!ハリウッド!ハリウッド!~」にて販売中です。
懐かしい映画やアトラクションが満載で、USJファンでなくても映画ファンも大注目なフードです。
全部食べてみたいかも。