ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)のハロウィーンイベント、「NO LIMIT! ハロウィーン」が2021年9月10日から11月7日までついにスタートしましたよ。
今回の目玉は2年ぶりの復活となるハロウィーンナイトと限定ホラーアトラクション。まだまだコロナの影響も強く残っているので、2019年まで行われてきたようにたくさんの限定アトラクションが目白押しというわけにはいかないのだけれど、それでも久々に帰ってきたのは嬉しいですよね!
この記事ではアトラクションの詳細や限定フード、限定ショー、そしてストリート・ゾンビに至るまで盛りだくさんんな内容でお送りしていきます。
この記事のもくじ
期間中は入場予約券が必須
いちばん最初にお伝えしておかないといけないのは、ハロウィーン期間中は「入場確約券」が必須になるということ。年間のシーズンイベントの中でも軒並み人気が高く大混雑が見込まれるのがこのイベント期間中で、そんな時にも関わらずUSJは入場者数での入場制限をかけている最中で何も対策をしていなければ入場できないゲストが入口前で密を作ってしまうのは目に見えています。そこで「入場確約券」の取得というのが必須になっているわけです。
入場確約券って?
事前に購入する日付指定での入場券や当日窓口で購入するチケットは、そもそも入場が確約されているので特に何もすること無く入場可能なのですが、年間パスのゲストはUSJ側でも入場者数の予想が立たないので事前に公式WEBサイトで「入場確約券」の取得が必須になります。で、当日は年間パスではなく印刷又はスマホで表示したQRコードを入り口の機械にかざして入場することとなります。
大切なことなのでもう一度いいますが、VIPパスを持っていようが関係なく、年間パスの人は必ず公式WEBサイトで入場確約券を絶対に取得していないと入場はできません。
お昼間はグリーティングで
お昼間は小さな子どもでも楽しめるグリーティング・イベントが開催されています。この期間だけの特別に仮想した人気キャラクターたちと写真撮影を楽しんだり、ダンスしたりできるショーがありますよ。
NO LIMIT! タイム ~ハロウィーン・フェスタ~
グラマシーパークで行われるのが「NO LIMIT! タイム」のハロウィーン・バージョン。
ラテン系のコスチュームに身を包んだダンサーたちとNO LIMITのダンスを楽しめる目も耳もダンスも楽しいショータイム。
▼途中からはセサミストリートの仲間たちも加わってボルテージも最高潮に。
▼ラストではミニオンたちもやってきますよ。
とにかく最後まで楽しいステージなので小さな子どもたちにもオススメです。
ソーシャルディスタンスで足跡マークのある場所で余裕をもったショー観覧ができるので、けっこう小さい子どもでも隙間から見れる可能性が高いです。なので早くから場所取りみたいなのは無くても大丈夫かもしれません。
ワンダーランド NO LIMIT! ハロウィーン・ジョイ
子どもたちが楽しめるユニバーサル・ワンダーランドでは、ワンダーランド NO LIMIT! ハロウィーン・ジョイとして3つのキャラクターたちによるグリーティングが同時実施されます。
セサミストリート
▲セサミストリートのエリアでは、おなじみのエルモやクッキーモンスターたちがハロウィーンの代表的なアイコンであるジャック・オー・ランタンやコウモリなんかの服装で登場。
ハローキティ
▲ハローキティとダニエルはその可愛さとは裏腹に毎年黒い衣装に身を包んで登場します。顔が白いせいか黒い衣装はけっこう映えるんです。そしてキティちゃんは何を着てもかわいい。
ピーナッツ
▲ピーナッツの仲間たちはエジプトの仮装で登場。スヌーピーが包帯ぐるぐる巻のミイラの姿になっています。子ども心ある仮装なのかもしれませんね。
紙吹雪も要チェック
▼キャラクターが登場したとき短いダンスがあるのですが、それが終わったときコンフェッティという紙吹雪が巻き上がります。よーく見てみるとそこにいるキャラクター達のイラストが描かれた紙吹雪もあるので、写真撮影だけでなく忘れずにゲットしましょう。
なおグリーティングの時間は十分な時間が確保されているので、1つのキャラクターで粘りすぎなければ、1回のショーで全キャラクターを回って写真撮影することは可能。
ミニオン・モンスターズ・グリーティング
エントランスを入ってすぐのキャノピー下(大きな屋根のアーケード街)では、ハチャメチャな感じでユニバーサル・モンスターズに仮装したミニオンたちとグリーティングを楽しむことができます。
5体が横一列にズラーッと並ぶので撮影場所も広く確保されています。それでも人気のミニオン達なので待ちは必要になるものの、全キャラクターと撮影できるくらいの余裕は十分あります。
ホラーアトラクション
2021年は2年ぶりにおもむきの異なる2つのホラーアトラクションが登場。例年のようにホラーレベルは設定されてはいないものの、刺激はやや強めの内容になっています。
ゲゲゲの鬼太郎・ザ・リアル ~祟られた廃村~
ホラーメイズとして登場するのが「ゲゲゲの鬼太郎・ザ・リアル ~祟られた廃村~」で、水木しげるの人気作「ゲゲゲの鬼太郎」の世界観をUSJの最先端技術で再現したウォークスルー形式のアトラクション。
6人前後のゲスト同士でロープを持ち妖怪たちの巣食う廃村の中を探検していくのですが、映画セットの技術はもちろんのこと、プロジェクションマッピングなども活用し様々な方法で脅かしにかかってきます。
妖怪たちはコミカルだったりも
ただし今までのチャイルドプレイのホラーメイズと違い、とにかくグロいばかりの世界観とは一新。まぁ廃村なのでシチュエーションとしては怖い人も多いと思いますが、おなじみのネズミ男だったり、目玉のおやじ、ぬりかべなどある意味馴染みのある妖怪たちもいるので、知ってる知ってるってなりながら歩く感じになるでしょう。
細かい部分に隠れキャラ的に登場する妖怪もいるので、隅々まで目を凝らして楽しむのがベストです。
所要時間は10分も無いくらいです。
入場には整理券が必須
このアトラクションは整理券が必須で通常の待ち列というのはありません。事前に有料のエクスプレス・パスを購入するか、当日パーク内で取得できる整理券、公式アプリで取得可能なe整理券のいずれかが必ず必要になります。
▼整理券は「ステージ 22」(スペース・ファンタジー・ザ・ライド横)で発行可能。
発行には入場券又は入場確約券のQRコードが必須になります。今回は年間パスのQRコードだとエラーになるので要注意です。
シャーロック・ホームズ ~呪われた薔薇の剣~
2018年、2019年と大好評でチケット入手も困難だったイマーシブ・シアター「ホテル・アルバート」に続いて登場したのが「シャーロック・ホームズ ~呪われた薔薇の剣~」。
イマーシブ・シアターって?
イマーシブ・シアターは役者と共に空間を共有し、物語の一員としてその世界観を楽しめる没入型エンターテインメントです。
過去作のホテル・アルバートでは実際に目の前で役者が演じ、時には話しかけられ、腕を引かれて部屋に移動する、また参加者それぞれが別の空間で別の事件や事柄に遭遇するなど、後にラウンジで参加者同士の体験を持ち寄って物語を考察するなど工夫の見られるアトラクションでした。
どんな内容?
ネタバレになるので詳しい内容は書けませんが、年代はまだ映画がモノクロで音楽のみの時代設定。そこで新作映画の試写会に参加するというのが私たちの役割です。ただ、その映画は撮影中に主演女優が無くなったり監督が失踪したりとすでに不穏な状況に。試写会の上映が開催されると目の前で惨劇が繰り広げられ、そこに登場したシャーロック・ホームズたちと事件を考察し謎を解き、同時に多発する事件に巻き込まれながらストーリーは進んでいきます。
複数回鑑賞でより明確に
ストーリーは30分でまとめ上げなければならないため少し急ぎ足で展開していきます。その分無駄なくテンポの良く進むのですが、初見ではなかなか理解しにくい場面もありました。
ただ2回目の鑑賞時、役者の些細な動きや一見無駄と思われるセリフが伏線となっており、わかっているからこそ違和感のあるシーンをいくつも発見することができ、複数回鑑賞することにより物語の深みを楽しめるようになっています。時間のある人は複数回鑑賞もオススメしますよ。
整理券は必須
ゲゲゲの鬼太郎と同じくこちらも通常待ち列というのは無く、時間指定での予約が必要となります。
ただしパーク内整理券取得場所がサンフランシスコ・エリアとかなり遠い場所に設置されているためかなり時間のロスが生じます。スマホを持っている人はe整理券での取得が絶対オススメです。
e整理券とは?
USJが公式で無料提供しているアプリで取得できる整理券です。e整理券のメリットはなんと言っても「どこにいてもスマホひとつで整理券が取得できる」という部分で、パークに入場さえすればアトラクションの待ち列でも、食事中でも、トイレ中でも、スマホの電波さえ通じれば整理券が取れてしまうので使わない理由なんて全くありません。
しかももう一つメリットがあって、友達のチケットを登録しておいて同時に複数枚分の整理券が取得できるのです。なので友達同士整理券を取りたくても同じ時間で取れないとか、友達の一人が「私、パケット使いたくないからスマホでやりたくない」とか「こういうアプリは個人情報抜かれるから使いたくない」とかごねだしても代表者が取得する仕組みになっているので大丈夫です。
チケット登録はパーク入場前に直接チケットや年パスのQRコードを読み取るか、友達に送信してもらったQRコード入の画像を読み込むことで完了します。
年パスのQRコードは使えないので注意
私も当日トラップに引っかかったのですが、ハロウィーン期間中のe整理券は、予め登録している年パスの情報で整理券の取得ができません。理由は簡単で、年パスのQRコードをかざして入場していないので仕組み上入場していないことにされてしまうのです。
では年パスユーザーはどうするかというと、事前に発行した「入場確約券」のQRコードを読み込んでください。当日はこれが入場コードとなるのでこちらが正解なのです。
e整理券を発行してみよう!
e整理券の発行は簡単です。
▼公式アプリから専用のページへ進み、【E整理券を取得する】のタブに切り替えます。
▼その時に取得可能なアトラクションが表示されるので選択します。
なお希望時間は直近から数時間の時間帯のみ表示されるので、1日の中で自由に選択できるわけではありません。
▼すでにパスのQRコード登録が終わっていて、なおかつ入場済みの人が表示されるので、整理券を取得したい人にチェックマークを入れて次へ進みます。
▼希望の時間帯を選びます。他に並びたいアトラクションの時間等を考慮して慎重に時間を選びましょう。
▼発行が完了するとQRコードが発行されるので、時間になったら表示させて予約列に並びます。
e整理券は複数取れる?
e整理券は同一アトラクション以外であれば複数取得可能で、同じアトラクションの別の時間を複数取得することはできません。また、一度取得した整理券はキャンセルができません。
整理券をクルーに端末で読み取ってもらうと使用済みとなり、その時点で別の時間帯を予約することが可能になるので、朝イチから上手に予約すると複数回の整理券を取得することは可能です。
もし記載の時間帯に間に合わなければ無効となり、それ以降であれば新たな時間で予約可能となりますが、キャンセルができないという仕組みから、間違って予約した場合にその時間が過ぎるまで新たな予約ができないのでしっかりとスケジュール確認してから予約しましょう。
見た目もユニークな限定フードも
シーズンごとにアトラクションやショーにちなんだバラエティ豊かなフードはとっても楽しみです。
ハロウィーンでもラグーン沿いの「NO LIMIT! マーケット」で販売されています。
チャイルド・プレイ
▼今年は残念ながらアトラクションの登場は無かったのですが、フードでは登場しています。
チャッキー・ターキーレッグ
人気のターキーレッグが、チャッキーが襲いかかった血の色のケチャップがまぶされ、グッドガイ人形のパッケージカラーである黄色いチーズとカレーがトッピングされたターキーレッグで登場です。
勝手な想像でピリッと辛くスパイシーなイメージがあったのですが、カレーは子どもでも食べられる甘口を使用。なかなかにターキーレッグに合うトッピングに仕上がっています。
▼包み紙にはちゃんとチャッキーがいますよ。
チャッキー・ドーナツ
もう見たまんま邪悪なホワイトチョコがトッピングされたドーナツで、実は中のクリームもキャラメル&ペッパーという甘いのに胡椒のピリ辛感が襲ってくるという味も見た目も邪悪仕様。
▼紙トレーがグッドガイ人形の靴の足跡(ツールのデザイン)になっているのはなかなかにマニアック。
チャッキー・コーラーフロート
▲泡がブクブクで毒々しい見た目のコーラーフロート。でも味は夏にオススメな美味しいフレーバーですよ。泡は早めに消えてしまうので映える写真を撮りたい人は急ぎで。
ゲゲゲの鬼太郎
残念ながらアトラクション関連のオリジナルグッズは用意されなかったのですが、インパクト120%のフードが登場しています。
目玉おやじのおじや
おやじのおじやというダジャレから着想したおじや。
▲ちゃんと足のデザインと違和感ないように目玉がトッピングされているのは芸が細かくて嬉しい。
▼油揚げがタオルの代わり。ついついかじるのが可愛そうに。
▼味噌スープのおじやで具材も盛りだくさんで味はかなり美味しいですよ。USJでおじやが提供されるのは最初で最後かも。
鬼太郎&一反もめんチュリトス ~塩きなこ~
▲鬼太郎のちゃんちゃんこデザインに一反もめんが絡みついたチュリトス。塩きなこに甘いチュリトス、これがけっこう絶妙なバランス感で、普通に京都とかで販売したら売れそうなくらい美味しかった。
▼それにしてもこのデザインは味と見た目の両立という点では、歴代変わり種チュリトスの中でも1位2位を争うレベルではないかと。
ストリートゾンビ
▼18時からは所定のエリアにゾンビが登場しはじめます。
密は大丈夫?
ストリートゾンビと言えばUSJの人気コンテンツで、毎年かなり密になり混み合う状況でした。そういうわけで昨年は見送られたわけですが、今回はかなり策をねられた上での開催となっています。
▼それ以前にゲストが密になりにくいようそれぞれで気をつけている感じです。
密になりにくい工夫としては新たに「襲え!タイム」が導入されており、襲え!の掛け声と共にゾンビが活発に襲いかかってきます。そのため密になっていたゲストは一気に散らばるなど、演出で密回避を上手にしている印象でした。
また拡声器を持ったDJ Xの仲間たちが密になりすぎると警告を発してくるので、安全を保ちつつ楽しめる工夫がされている。
▼キューティ・ゾンビも登場。
▼くまちゃんゾンビもいます。
DJ Xのパーティも
▼暗くなってからはグラマシーパークのステージでDJ Xによるパフォーマンスも行われる。
昨年はニューノーマルな開催で、ハロウィーン・ナイトは2年ぶりの復活でした。やはり参加するゲストも密は意識しているようで、全体的にモラルを守った参加が見受けられました。おそらく時間の経過とともにより安全に運営ができるよう改善はされていくと考えられますが、最終的には参加する私達のモラル次第になので、来年度もよりたくさんの限定アトラクションが登場できるようルールとマナーを守って楽しめたらと思います。