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福岡・博多に、日本で唯一の特別な映画体験ができる「プレミアム・ダイニング・シネマ」があるのをご存知ですか?レストランのように食事をしながら映画を楽しめる、まさに夢のようなシアターです。
この記事では座席や食事の様子・チケットの買い方・鑑賞料金まで、詳しく解説します。
この記事のもくじ
キャナルシティ
シアターは、福岡県 博多市の大型商業施設「キャナルシティ」にあります。

キャナルシティをデザインしたのは、六本木ヒルズを担当した外国人の建築デザイナー。「キャナル」という名前のとおり、地下1階には運河が流れています。

ユナイテッドシネマ|キャナルシティ13
映画館が入っているのは、ユナイテッドシネマ系列の「キャナルシティ13」。センターウォークの4階に入口があります。

チケット購入

チケットは当日劇場カウンターでも購入可能ですが、希望の席をおさえるなら劇場ページのネット購入がおすすめです。
キャナルシティ13|公式
https://www.unitedcinemas.jp/canalcity/
平日なら会員に入る方がお得
ユナイテッドシネマは他の映画館と同じく会員カードが用意されています。カードの入会には600円が必要なのですが、平日の鑑賞であれば会員になった方が絶対お得です。
会員カード「CLUB SPICE」に入会すると、平日だと大人2,000円の鑑賞料金が1,300円(土日祝は1500円)で購入できます。差額は700円。つまり600円の入会金を払ったとしても100円お得に鑑賞ができるのです。ただし、差額でお得になるのは大人料金のみで、学生や子どもなどは登録費用の方が上回ってしまいます。なお、会員割引が使えるのは本人のみに限られています。
チケットは映画代+食事代
プレミアム・ダイニング・シネマは特別興行料金での上映になります。先はランク別に2つあり、気軽なカジュアルシートが+1000円、リクライニング付きのラグジュアリーシートは+2000円の追加料金が必要です。
映画代+2000円は高いので、安い方でと考えそうですが、場合によってはラグジュアリーシートを選択する方が良い可能性もあります。
追加料金は、座席代ではなくて食事代金なのです。簡単に説明すると、映画鑑賞料金に食事券を購入している事になり、座席代は実質無料ということになります。
もし食事は軽食程度でよければカジュアルシートでも良いのですが、1,000円を超えるような食事を食べるのならラグジュアリーシートを選んでおかないと損になります。
実際に利用してみました

ここからは実際に利用してみたレポートをお届けします。
今回はU-NEXTのポイントを無料鑑賞券に引き換えて活用します。ユナイテッドシネマはカウンターでしか無料引換券が使用できないので、当日購入を行いました。
プレミアム・ダイニング・シネマは無料鑑賞券も使用可能で、差額のみを支払うことで購入できます。当然、サービスデーの料金にも対応しています。
映画+お食事券が発券
座席は当初1,000円のカジュアルシートを考えていましたが、初めて利用するのでラグジュアリーシートを購入しました。


チケットは通常の映画チケットとドリンク・フード券が発券されます。使用できるのは当日のみで差額の返金もありません。この料金内でおさめるか、不足分を支払うなどして無駄のないように支払う必要があります。
フードメニューは一部商品を除き250円刻みの価格設定になっているので、基本的には金券内で使い切れるはずです。
シアター7へ
プレミアム・ダイニング・シネマは、エスカレーターで上がった先の「シアター7」が専用シアターとして設計されています。

エスカレーターを降りたすぐ先がシアターです。入口までの壁沿いはアメリカの劇場のように演出されていて、特別感を感じさせます。

メニュー表は演出上、英語で記載されていますが、劇場内に日本語のメニューとWebにもPDFがあるので大丈夫です。


シアター入口も特別感があります。

時間になると解放されているので自由に入れます。
シアター内の座席に番号は記載されていません。そのため、事前に座席表で場所を確認が必要です。そのため、あらかじめ座席表で場所を確認する必要があります。座席番号が付いていないのは、慣れていない人には不親切なので、改善が必要かもしれません。

座席表を見ると分かりますが、カジュアルシートのテーブルは3番と4番の間に一つという感じで、2名で一卓を使うように設計されています。チケットを買う際に気をつけないと、見知らぬお客さんと相席になり、気まずい思いをしながら食事をすることになります。
入場は上映30分前
通常、チケットには映画の上映開始時間が記載されていますが、プレミアム・ダイニング・シネマだけは違います。チケットに記載されているのは入場時間です。食事のオーダーと配膳の都合から、上映開始30分前からの入場としているようです。
ラグジュアリーシートへ
今回購入した+2,000円のラグジュアリーシートは、電動リクライニングとオットマン(足置き)付きで、まさにラグジュアリーな豪華シートです。

肘掛けに電動リクライニングのスイッチが完備されています。

上映中でも見やすいようにLEDバックライト付きで配慮されています。電動リクライニングの作動音が気になるかもしれませんが、映画の音にかき消されるので全く問題のないレベルです。
個室感がありリラックスできる
リクライニングシート・エリアは座席が2つずつパーテーションで区切られています。壁沿いには荷物置きのスペースもあり、大きめのバッグでも床に置くことなく安心です。

座席前後は壁で区切られており、暗い中で移動するスタッフの安全確保と同時に、目隠しとしても機能しています。

食事をしている下の人も、食事をしている自分の姿を上から見られることもなく、個室感覚で食事をしながら映画を楽しめるのが大きなポイントです。
壁から乗り出してカジュアルシートを見たのが下記の写真です。

食事は座席でオーダー
テーブルにつくとメニューが置いてあるので、そこから選んで注文します。

価格帯としては、食事系1,000円~・おつまみ系500円・ソフトドリンク500円・アルコール類750円、などがあります。。品数はそれほど多くないのですが、通常のシアターでは注文できないアルコール類や、フロート系のドリンクなども用意されています。
ポップコーンも用意されているので、通常のシアターでドリンク+ポップコーン代で1,000円を超えるなら、こちらのシアターのカジュアルシートで見た方がお得です。
呼び出しはボタンで
テーブル右上の呼び出しボタンを押すと、スタッフが来てくれます。

オーダーは口頭で伝え、レストランのような端末で注文を受け付けてもらいます。食事券を渡すのはこのときです。
オーダーしたのはドミグラスハンバーグ(パン1個付き)1,250円・セットサラダ250円・コーラフロート500円で、これでちょうど2,000円を使い切りました。
食事は事前に決めておくことをオススメ
何をオーダーするのかは、シアターに入るまでに決めておくことを強くおすすめします。理由はそれなりに時間がかかるからです。
上映開始25分前にオーダーしたのですが、飲み物はすぐに到着。ハンバーグのセットは映画が始まる直前に届き、食事の準備をしていたら、オープニング部分を見逃してしまいました。ちなみにもう少し手間がかかりそうなチキンドリアをオーダーしたのですが、こちらは15分ほどで届いていました。
劇場のWEBページに、メニュー表がPDFとして掲載されているので、事前にオーダーするものは決めておきましょう。
食事が到着
コーラフロートはこんな感じです。

コーラの量は、コンセッションで購入するLサイズくらいです。アイスクリームものっているし、500円でこれなら満足です。
通常の映画館であれば、スプーンを使ってアイスクリームを食べるフロートは非現実的なので、プレミアム・ダイニング・シネマならではのドリンクです。
ドミグラスハンバーグとサラダのセットがこちら。

この内容でリクライニングシートに座れて、少人数のシアターで食事をしながら映画が見られるなら、+1,500円は高いと感じません。
食事の監修は、ファミリーレストラン「ロイヤルホスト」を全国に展開するロイヤル株式会社が行っています。
ハンバーグはチキンとポーク感の強いもので、肉々しいパンチは弱いものの、温度も適切で美味しくいただきました。
連れがオーダーした小海老とチキンのドリア1,000円・サラダ+スープセット500円・メロンフロート500円は、こんな感じです。

追加オーダーも可能
食事は映画の上映中でも追加オーダーすることが可能で、支払いは現金で行います。
オーダーストップは上映終了30分前で、特にオーダーストップを告げられることはありません。エンドロール付近になるとお皿を下げに来るので、そのつもりで準備しておきましょう。
暗い映画館で食事はできるの?

映画館といえばライトが消灯され暗いものです。その中で食事をするというのは、難しそうに感じますが大丈夫です。
プレミアム・ダイニング・シネマは手元が見える程度のライトをつねに点灯させています。また各座席にはライトも備わっています。明るさは特に邪魔にならず、座席のライトも目障りになることはありませんでした。
実際にどれぐらいの明るさで見えるかというのを、シミュレーションしてみたのが下の写真です。

通常でもこれぐらいは見えているので、ライトで照らせば食事は問題ありません。ただし食べこぼしについては気づきにくそうなので、上映後はちゃんと確認した方が良さそうです。
音や香りは演出の一部
SNSでは、シアター内での飲食について、音やにおいが気になるという意見も見られます。
プレミアム・ダイニング・シネマは食事をすることが大前提なので、インフォメーションには食事中の音とにおいは演出の一部と記載されています。会話をするなどはマナー違反となりますが、普通に食事をする音については気にする必要はありません。
注意点はある?

プレミアム・ダイニング・シネマは他のシアターと比較して、ラグジュアリーな体験ができる特別な空間ですが、デメリットもあります。
トイレと眠気の問題です。
コンセッションで販売されている軽食よりも、多い食事を摂取するため、通常よりトイレに行きたくなる可能性があります。ただこのシアターは通常のシアターと比べ広々としており、食事の音などもあるのでトイレに行きやすい雰囲気があります。
映画館でトイレに行きたくなりやすいのは、トイレに行きにくいという緊張感も作用されているそうですが、このシアターは大丈夫そうです。
食事をすると眠気が起こりやすくなります。軽食だけではなくボリュームのある食事も用意されており、さらにラグジュアリーな座席なので、眠気が来る可能性はあります。寝不足の時に行くのは避けるのがよさそうです。
プレミアム・ダイニング・シネマに似た食事ができるシアターは、まだ日本に1ヶ所だけですが、アメリカではすでに100以上の展開があるそうです。
静かにゆっくりと映画を見たいというニーズがあれば、このシアターのように、日常とかけ離れたシアターの選択肢があることも良いことです。
体験をしてみたくても遠方だと難しいですが、近くまで来られることがあれば、ぜひ体験してみてください。