100%電気自動車!日産リーフを買う前にやっておくべき事は?

JUGEMテーマ:電気自動車(PHV)
今週、
9年間乗って来たトヨタのシエンタとお別れして、
新たに日産のリーフを購入しました。
日産リーフは100%電気のみで動く自動車で、
ガソリン車のように排ガスを出したりすることもなく非常にエコなクルマです。
充電した電気でモーターを回すわけですから、
それなりにパワーも必要なわけで、
ガソリン車のように1回の給油で600キロ走れたりというのはまだまだ無理で、
せいぜい走れて200キロ以下などまだまだ時期早々な部分もあるのは確かです。
ネットの掲示板などをのぞくと、
バッテリーの劣化についてや走行距離のこと、
充電スタンドの数など様々な事がネガティブに書かれてたり、
プリウスオーナーとバトルしていたりと、
ホントに発展途上なモデルである事が思い知らされます。
自分も当然ネットで情報収集を行いつつ、
モニターなども含め3ヵ月ほど考えて購入しました。
そのせいもあってか今は非常に満足しています。
いま購入を考えてる方のお役に立てればと、
やっておいて良かったこと、
やっておいたら良かったことをまとめておきますね!
ちなみに自分の車についての部分ですが、
クルマについては難しい事はわからない。
2015年は約3万キロ600時間運転。
ガソリン代金は月4万程度。
という感じです。
 

◇まずは入念な話し合いから

リーフを考えた時にまず行ったのが、
ディーラーさんとの入念な話し合いです。
もうこれは当たり前なんですが、
とにかくわからない家電を購入する時みたいにどんどん質問していきました。
聞いたことは家での充電は可能なのか、
家での充電時間や電気代、
外での充電スタンドは困らない程度に設置されているかなど。

他にもネットでネガティブに書かれている事を伝えて、
昔はそうだったけれど改善されたことや、
バッテリーに関してなども含めて週1回程度、
暇があれば話し込みました。
それでいてモニターとして試乗させてもらうわけですが、
リーフの場合店頭で借りて、
町内一周して座り心地や運転の性能では決めない方が絶対いいです。
このクルマはライフスタイルと合っているかがかなり重要になります。
そこを無視すると購入後にエライ後悔をすることは確実です。
ということで、
リーフを何度か借りて試乗しました。
 

◇試乗は長・短含めてしっかりさせてもらう

初めての試乗はリーフの相談を行った日に町内をぐるっと一周。
これで車内の広さや加速についての性能を知ることができました。
次にモニターさせてもらったのが、
話している時に翌日にとなりの県まで往復400キロ走る予定があると伝えると、
いい機会なのでと早急な手配で貸していただけました。
この時は行きは下道のみで200キロ、
帰りは高速を80キロだけ走行し、
充電スタンドがどの程度充実しているか、
30分という充電時間は旅行時間に組み込んでも苦痛にならないか、
長時間走っても運転は疲れないか、
1回の充電でどの程度走れるのかを検証することができました。
最後に借りたのが購入を決める1ヵ月前ほど。
山口~長崎ハウステンボスまでの家族旅行で5日間、
往復800キロほどの旅に貸してもらえることになりました。
本来はなかなかこれだけの期間借りるのは難しいようですが、
うちが長距離を主に走るライフスタイルだったことで、
キチンと理解できるようにご厚意で貸していただけました。
行きはどれだけ交通費を安く抑えることができるかの検証も兼ねて、
あえての下道で400キロを走行。
3回ほど充電を行い目的地に向かいました。
充電に関してはリーフは無料という日産ディーラーを利用したおかげもあって、
関門トンネルをくぐる150円のみでの出費で現地に到着しました。

このあたりはいくら燃費の良い車であっても150円のみでは走行不可能なので、
工夫と時間などを考慮することによっては格安で旅行ができることを実感しました。
帰りは福岡の高速のみを利用し、
あとは下道を走行。
この長距離走行では、
深夜でも充電スタンドの利用は可能か、
郊外や僻地でも電欠やそのストレスを感じずに走行可能か、
ガソリン車に比べてどれくらい旅行のコストを下げることができるか、
充電時間30分が旅行の時間にどれくらい影響してくるか、
長時間の運転は疲れないかなどが検証できました。

リーフを考える方は「ちょい乗り」とよく発言されていますが、
そうであっても必ず長距離モニターはやっておく方がいいです。
絶対に長距離を走らないという確証が無い中で、
いざ走るとなると全くダメだったという事を防ぐ為にも重要です。
無事にモニターを終えて、
だいたいの事は理解出来たので購入に関して前向きに検討に入るようになりました。
ここからはじまったのが、
購入代金に対してどれだけ経済的メリットがあるかの計算です。
 

◇経済的メリットもキッチリと

リーフの場合補助金の関係で値引きができない事になっています。
なので最低グレードのモデルを購入しても300万は考えておかないといけません。
5年ローン60回、
ボーナス払いありで月4万ちょっとずつです。
ガソリン車ならまだしも、
電気自動車という発展途上なクルマに5年間投資ができるか、
バッテリーの劣化は確実で、
将来的にそれに対しても損が無かったと思えるかなど。
単にガソリン代が無くなって定額で充電ができるにはメリットばかりではないので、
ここもしっかりと将来的な事を考えておかないといけません。
自分の場合、
シエンタが10年近くになること、
当然各所に故障も多発するだろうし車検も毎回高くなるし、
次の車検が4ヵ月後だったこと、
ガソリン代が月に4万近くなること、
そして何よりも間もなく20万キロで、
そろそろ限界も近いのではと思ったのが決め手でした。

10年で20万キロ走った車を修理しつつ維持していくのは経済的にも非効率です。
そういったことでリーフはライフスタイルに比較的合致していると確信し購入を決めました。
 

◇カード入会は最優先で!

ちなみにリーフは他のクルマと違って強制加入の物があったりします。
それがJAFの入会と日産のクレジットカードの入会です。
ちなみにクレジットカードの入会は決めたら速攻やってもらった方がいいです。
なぜなら、
充電スタンドを利用するためにZESPというカードの作成が必要なのですが、
そのカードは日産のクレジットカードとしか紐付けができないからです。

と言うことは、
リーフが納車されてもカードが届いていなければZESPカードは作れないわけです。
とはいうもののディーラーからはパスワードを発行してもらえるので、
日産ディーラー限定となりますが充電することは可能です。

ちなみにうちはまだカードが届いていない状態です。
ZESPカードに関しては日産のクレジット・カードが届き、
ディーラーにてカードとの紐付けをしてもらい登録、
今度はZESPカードができあがるまで2週間程度待つという事になります。

このあたり、
カードができあがるまで仮カードを発行するとか、
そういった配慮がほしいところです。
今のところ遠出をするのはオアズケのようです。
 

◇無料で自宅充電設備の設置も行える

もう一つ充電関係のことで、
自宅の充電コンセントの設置についても相談しておかないといけません。
集合住宅はハードルが高いようですが、
一戸建てならば工事も1日で比較的短時間でできるとのこと、
工事費用も今だけかもしれませんが10万近くするものを日産が負担してくれます。
うちの場合は納車日にディーラーと相談、
本日業者から連絡があり納車から6日後に設置が決定しています。
以上がウチがリーフ購入までの3ヵ月間やってきたことです。
リーフはまだ発展途上で、
ガソリン車には劣る部分も多いですが、
空気を汚さないエコなドライブや、
エネルギーコストの安さは魅力的、
でも一番は電気自動車という未来を先取りした満足感、
そしてリーフオーナーという特別感に尽きると思います。
ひとつのクルマのカテゴリとして、
みんなで張り合わずに楽しいカーライフを送れるといいですね。