【Google】フォトやGmailなどを2年放置で削除処置へ

ここの所Googleのポリシー変更が活発です。

先日もGoogleフォトの無料保存終了が告知されましたが、合わせて2021年6月からデータ保有期間についても新しいポリシーが加わったので注意が必要です。

毎日430TBのデータが消費

Googleでは毎日430TB(430万GB)の消費があるらしく、電力量やその容量を送受信するだけの回線、そして万が一のトラブルに備えたファイルのミラーリング保存などの保守管理、そしてサーバーを設置するセンターも必要で、見えない部分で多額の金額が連日発生しているのは確か。

それこそ無駄に作られた捨てアカウントや長年放置されたアカウントなどは対策をしたいだろうし、可能であればそれをビジネスとして収益化したいのは企業として当たり前の思考感覚。

今後もデータはどんどん肥大化していくので、良いところで有料化や削除などの方向転換を行ったのでしょう。

削除対象データ

削除対象となっているデータは次の通り。

  • Gmail
  • Googleドライブ(Googleドキュメント、スプレッドシート、スライド、図形描画、フォーム、Jamboard、サイトのファイルを含む)
  • Googleフォト

以上の3種類。

アカウントで判断していないので注意

Gmailを連日使っていてもGoogleフォトを2年間放置している場合はGoogleフォトのみデータが削除されるなど、アカウント単位でアクティブなのかを判定せず、カテゴリーで判断しているので注意が必要。

削除前には警告を

削除は自動的に行われるわけではなく、3ヶ月前に通知やメールで警告が行われた後に実施されるので、忘れていたサブアカウントなどのデータが知らぬ間に消滅していたということは避けられそうです。

実は個人だけの問題だけではない

今回の放置・削除の実施は個人がそれぞれ対応するだけで問題が無さそうに思えますが、それ以外にも弊害が出てくることもありそうです。

それがGoogleドライブを保存場所としてネット上でプログラムを配布しているような場合。

製作者やコミュニティがプログラムやアプリの開発を終了させており、そのまま放置というのは少なからずあるパターンで、2年後である2023年6月以降はアクセス不能になるファイル・ダウンロードが多発する可能性が出てきます。

Google One契約者はアクティブ対象

有料のサブスクリプションGoogle Oneの会員はアクティブとみなされ、放置しても費用を払っている限りは削除対象とならないので、大切な写真やファイルを長期的に保管したい場合、保険としてGoogle Oneの最低プランを契約していくのもアリかもしれません。

いずれにしても2年間は忘れているとすぐに経過してしまうので、早いうちに何かしらの手を打っていく事が必要そうです。