【PS5】11月10日に3年ぶりの新モデル発売 旧モデルから何が変わるの?比較検証

3年ぶりのニューモデル発売

SONYが発売する次世代型ゲーム機「PlayStation®5」(以降PS5と表記)が新モデルに生まれ変わって発売されます。

発売日は2023年11月10日(金)で初代モデルの発売が2020年11月12日で、300gほど軽量化されベーススタンドのネジが手回しできるというマイナーチェンジモデルが2021年8月に発売されていますが、今回は約3年ぶりに各種の変更点を施した新モデルとして発売です。

ディスクドライブ非搭載モデルと共に2バージョン発売

今回新たに発売されるのは従来と同様に、ディスクドライブを搭載とディスクドライブなし2タイプでの発売となります。

新モデルの型番は「PS5(Ultra HD Blu-ray ディスクドライブ搭載版)」がCFI-2000A01、「PS5 デジタル・エディション」がCFI-2000B01​。
初期が1000、改訂版が1100と100の位の増加で進んできて、今回は2000番台の品番が振られたので、SONYとしてもメジャーモデルチェンジという意識でいることは確実です。

基本処理能力は据え置き

今回発売される新モデルでは、保存容量やディスクドライブの着脱が中心となっており、ゲーム機能を向上させるような処理能力の変更は行われていません。

まずはPS5、各モデル共通の基本性能を見ていきましょう。

CPUx86-64-AMD Ryzen™ “Zen 2”
8コア / 16 スレッド
周波数:最大 3.5GHz まで可変
GPUAMD Radeon™ RDNA 2-based graphics engine
レイトレーシング アクセラレーション
周波数:最大 2.23GHz まで可変 (10.3 TFLOPS)
システムメモリGDDR6 16GB
バンド幅:448GB/s
映像出力4K 120Hz TV、8K TV、VRR対応 (specified by HDMI ver.2.1)
オーディオ“Tempest” 3D オーディオ技術
通信Ethernet (10BASE-T, 100BASE-TX, 1000BASE-T)
Wi-fi: IEEE 802.11 a/b/g/n/ac/ax

旧モデルとの違いは?

新モデルで変更された大きな変更点は4つ

  • 価格
  • ディスクドライブの着脱が可能
  • 保存容量
  • 本体サイズと重量

細かな変更点は5つ

  • USB端子の変更
  • 本体カバー
  • 縦置きスタンド別売り
  • 横置きスタンド同梱
  • イジェクトボタン

以上合わせて9つの部分で変更が加えられています。

1つずつ何が変わったのか見ていきましょう!

価格

一番気になるのは、やはり価格でしょう。

店頭でほとんど値引き販売が行われないゲーム機において「定価」というのは非常に重要な部分であり、新モデルが発表されるたび必ず注目が集まる部分でもあります。

今回は残念ながら「値上げ」となっており、ユーザーからも落胆の声が相次いでいるようです。

新旧モデルの価格の違いをまとめたのがこちらです。

なお「Ultra HD Blu-ray搭載版」を「通常版」、「Ultra HD Blu-ray非搭載版」をデジタル・エディション」と表記しています。

バージョン新モデル旧モデル価格差
通常版66,980円60,478円6,502円
デジタル・エディション59,980円49,478円10,502円

落胆の声が相次いだ値上がり幅

数千円ならある程度受け入れられるかもしれませんが、通常版で約6500円、デジタル・エディションにおいては約10,500円というかなり大きな値上げとなっています。

円高の影響が大きく反映されているかとは思われますが、話題の新作タイトルが発売されたとしても、なかなか本体購入をためらってしまいそうな価格ですし、やはりネットにおけるユーザーの反応は非常に厳しいもので、落胆した声も相次いでいました。

PS5では過去に発売されたゲームがストリーミングやダウンロードで遊べる「PlayStation Plus」と言うサブスクが提供されていますが、これのプレミアム・プラン(年間13,900円)が1年間提供されるというような特典があればお得感が感じられたはずなので、ユーザーの反応をもう少し意識した計画が必要だったのではと思います。

ディスクドライブの着脱が可能に

以前からネットでUltra HD Blu-rayデスクドライブが着脱可能な新モデルが発売されるという噂が出回っていましたが、その噂通り今回の新モデルではデジタル・エディションを購入後、オプションでディスクドライブを購入し増設することが可能になりました。

別売りとなるUltra HD Blu-rayディスクドライブの希望小売価格は11,980円で、通常版との価格差は7,000円ちょうどなので、もしデジタル・エディションに後付でディスクドライブを購入した場合の価格差は4,980円なので、もし将来的にBDの映画を見たり、中古市場などでも取引がされやすいディスク版のソフトを使いたいと考えているならば、初めから通常版の本体を購入している方がお得になります。

通常版ユーザーにもメリットあり

ディスクドライブが着脱可能というのは通常版を購入したユーザーには恩恵がないように感じますが、故障時の換えがあるという点では大きなメリットとなります。

PS5においてディスクドライブというのは、故障しやすいパーツの中でも上位にあたると思われます。

発売したばかりのソフトをプレイする際、ディスクドライブの不具合で修理対応になり、何週間もお預けというようなことを考えると、Amazonでさっと注文して翌日には到着というようなことが可能になるわけで、1988年にPCエンジンのCD-ROM2(CDロムロム)において、光ディスクによるゲームが世界で初めて発売されて以来、初めて公式に駆動部分のみを比較的安価に交換可能にしたゲーム機ということになります。

故障したら本体まるごと買い替えが当たり前のゲーム機

ゲーム機の世界では、本体の何かしらのパーツが故障しても修理または最悪の場合、本体を買い替えというのが当たり前に行われてきた世界です。

たとえコントローラーの右方向が反応しなくなったとしてもコントローラーをまるごと買い替えとなり、SDGsを推進するサスティナブルなこの時代において非常にもったいない仕組みです。

SONYは先日発売した「DualSense Edge」コントローラーにおいてアナログ・スティックを交換可能にするなど、消耗しやすい部品を別売りするという取り組みを行い始めているので、ぜひモデルケースになるような活動を続けてくれたら多くのゲームが喜ぶこととなるでしょうし、PS5を選択する大きな動機にもつながることでしょう。

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SSDストレージの増量

PS5にはかつてのハードディスクドライブのような記録用ストレージではなく、スマホに内蔵されているような駆動部分を持たないSSDという記録ストレージが搭載されています。

SSDはハードディスクに比べ高速な読み書きを得意としているので、PS5用にカスタマイズされたゲームでは、オープンワールドのゲームで高速な場所移動が可能になったり、敵にやられても瞬時に再開が可能など、PS5のセールスポイントにもなっている部分です。

旧モデルに搭載されていたSSDの容量はいずれのモデルも共通で825GB。

新モデルでは1TBへと増量が行われました。

175GBの増量とそれほど大きな追加には思えませんが、大容量のゲーム3本分ぐらいはインストールできるだけの増量になっているので、たくさんのゲームを切り替えてプレイしたいユーザーにとっては1TBになったメリットは大きいと言えます。

本体サイズと重量がスリムに

PS5は2022年9月に一度マイナーチェンジが行われており、この際重量が両モデルともに約300gスリム化されました。

新モデルでは通常版でさらに300gの減量で約3.9kgに、デジタル・エディションで200gの減量で約3.4kgになります。

本体サイズにおいては、2022年のマイナーチェンジ時には変更がなかったものの、新モデルでは本体サイズが30%以上スリム化されています。

ただでさえ大きくて重たい存在感のあるPS5なので、少しでも小さく軽くなったことは嬉しいことですね。

細かな変更点

先にあげたようにニュースになるような変更点がいくつかある新モデルですが、細かな部分でも変更点が加えられている部分があります。

USB端子の変更

PS5には前面に2つのUSB端子、背面に2つのUSB端子の合計4つのUSB端子が備わっています。

新旧モデル合わせて前面2つ、背面2つ、合計4つのUSB端子が備わっていることは変わりがないのですが、新モデルではUSB端子の種類に変更が加えられました。

新旧モデルのUSB端子の組み合わせを表にまとめました。

モデル前面背面
新モデルUSB Type-C 端子 (SuperSpeed USB 10Gbps)
USB Type-C 端子 (Hi-Speed USB)
USB Type-A 端子 (Hi-Speed USB)×2
旧モデルUSB Type-C 端子 (SuperSpeed USB 10Gbps)
USB Type-A 端子 (Hi-Speed USB)
USB Type-A 端子 (Hi-Speed USB)×2

細かな変更となりますが、新モデルでは前面のUSB端子、Type-AとCがそれぞれ備わっていたものが変更され、USB Type-Cが備えられることとなりました。

先日iPhone15の新発売で、Lightning端子からUSB Type-Cへと変更されたことが話題となりましたが、世界的な流れではUSB Type-Cの採用が積極的に進められています。

そういった背景もあり、もしかしたら変更されたのかもしれません。

旧モデルではコントローラーの充電ケーブルがUSB A↔Cのケーブルだったのですが、おそらく新モデルではUSB C↔Cのケーブルが同梱されると思われますし、今後のUSB接続オプションは全てUSB C↔Cで接続するようになることでしょう。

本体カバー

旧モデルでは左右の着脱式本体カバーがそれぞれ1枚ものだったのですが、新モデルでは上下2枚に分かれた左右合計4枚の本体カバーへと変更されました。

おそらくこれはディスクドライブが着脱可能になったため、パーツ材料をより少なくし、無駄なく本体カバーを交換できるようにしたことが前提になっていると思われます。

なおカバーの変更に合わせて、左右下部は旧モデルと同じくマットな質感の素材で、上部は光沢のある質感の素材が採用されるという変更も行われています。

今後は遊び心で本体カラーを作り上げることも可能かも?

例えばNintendo SWITCHは、コントローラーをオリジナルのカラーでカスタマイズすることも可能で、本体がゲームに合わせて限定カラーで販売されることも多く、よりゲーム機に愛着を持つことができ、個性を活かせる仕掛けが施されています。

本体カバーが4つに分かれることにより、例えば下部を白色、上部を黒にするなど、車のツートーンカラーのような本体カラーを作ることも現実的には可能で、今後は様々なカラーのカバーが発売されるかもしれません。

縦置きスタンドが別売りに

旧モデルでは縦置き・横置きいずれにも対応するスタンドが標準で同梱されていました。

新モデルからは縦置きスタンドが別売りになり、変わって横置き専用の「横置き用フット」が同梱されます。

必須とも思われる縦置きスタンドが別売りになった理由は明らかにされていませんが、コストを下げて販売価格を抑えるためもあるでしょうし、もしかするとリサーチの結果、縦よりも横置きで利用しているユーザーが上回ったのかもしれません。

スタンドの価格にも不満の声が集まる

スタンドが別売りになったことは受け入れるしかありませんが、問題はその価格です。

別売の縦置きスタンドは価格が3,980円で、設置オプションとしては高価に思ったユーザーは多かったようで、一部ではゲームが一本購入できる価格と比喩する声も聞かれました。

恐らくAmazonなどでは非公式の縦置きスタンドが多数販売されるようになるでしょう。

イジェクトボタンの位置変更

本当に細かい部分となりますが、ディスクを取り出すためのイジェクトボタンの位置変更が行われました。

旧モデルでは正面パネルの下の方に電源ボタンと並んで設置されていました。

新モデルではディスクドライブのスリット下に白いボタンとして備わることとなります。

評判の悪かったイジェクトボタン

旧モデルのイジェクトボタンは黒いパネル上に黒いボタンで視認性に欠け、さらに電源ボタンの上に設置されているがために、本体の電源ボタンを押したいのにイジェクトボタンを押してしまったり、その逆があったりと評判は良くなかったようです。

デザインを優先するあまりユーザビリティに欠けてしまったこのイジェクトボタン問題も今回で解決しそうです。

ディスクドライブのスリット下に設置されることで直感的に位置を確認することができ、普段触れることの無い場所なので間違って押すことも少なくなるでしょう。

今回の変更はディスクドライブが着脱式になったため、デジタル・エディションに無駄にボタンだけ備えておくことはコストの無駄でもあるので、しょうがなくドライブ側に付けるという処置からというのは容易に想像できます。

ある意味でユーザーは副産物で使いやすくなった感じですね!

今回のPS5は「買い」か?

いくつかの変更点があり、3年ぶりのメジャーなモデル変更となった新PS5、ただし、処理が速くなったり、画質が上がったりというゲームの核に作用するような変更は行われていません。

なのでどうしてもやりたいゲームが無いけど店頭に並ぶようになって普通に購入できるようになったし、新型で容量も増えたしというような理由で、「とりあえず買っておこう」というユーザーにはまだまだ敷居の高い状況で、むしろ価格高騰も大きなダメージとなっているので次の廉価版モデルが発売されるまで「待ち」のユーザーは一定数いると予想されます。

せっかく店頭にも普通に並び、転売ヤーから定価以上の価格を支払い購入しなくても大丈夫な状態にもなったところでの値上げ。

むしろ新型が出ることで中古PS5も多く出回るようになると思われ、スペック的にほとんど変わらない中古PS5の需要が高まる可能性があります。

3年ぶりの進化したPS5、これからもどんな進化を見せるか楽しみですね!

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