PS4でテレビ番組の予約再生が可能で、ネットワーク経由で録画した番組が見られるという人気のチューナー内蔵NAS「nasne」。
惜しくも2019年に生産終了し復活を望む声が上がっていましたが、SONYがパソコン用サプライ品を多数製造販売しているバッファローに継承し3月末に販売開始することになりました。
価格は24,200円(税込)。
この記事のもくじ
そもそもnasneって?
nasne(ナスネ)は2012年にPS3などに向けたハードで、ネットワーク経由でファイルの送受信が可能なNASと呼ばれるハードに、地上波・CS・BSのTVチューナーを搭載し録画・再生可能にしたハード。
当初は500GBのハードディスク容量だったものが1TBに容量アップされ最終的にはPS4への対応もなされました。
PS3やPS4が既存のハードディスクレコーダーの用に録画再生可能でスマホやPCでも録画した映像を見ることができ、パソコン用ソフト「PC TV Plus」(税込3,300円)を購入すればディスクへの書込みも可能になるなどその使い勝手は専用機以上かも。
そもそもネットワーク・ストレージであるNASなので、もちろんファイルの送受信も可能ですがやはりTV録画機の印象が強い製品です。
容量や仕様もバージョンアップ
前回のPS4向けnasne(CUHJ-15004)は搭載されているハードディスク(以降HDと表記)が1TBで外付けで最大2TBのHDを増設可能(ポータブルHDは不可)でした。
今回は時代の高容量化にも対応し、標準で搭載されているHD容量が2TBへと増加し本体搭載容量だけでも最大約386時間の録画が可能になっています。
外付けHDは最大6TBまでとなり、従来では不可だったポータブルHDの使用も可能になっています。
ポータブルだと電源がUSB経由で供給されるので無駄な配線を減らすこともメリットですし、なにより小型で邪魔にならないのが良いですね。
nasneで何ができる?
nasneでできることの基本はTV番組の受信・録画・再生で、地上波/BS/110度CSのチューナーを搭載。
チューナーは1基となるので複数番組同時録画というのは不可能なものの、専用家電とは違ったものなので不満は無いと考えられます。
フリースタイルの視聴が可能
ネットワークに接続されたPSが接続されたテレビ、スマホ、タブレット、PCがあればnasneで受信されたTV番組の視聴や録画した番組を見ることが可能で、放送中の番組は同時に1つのハードのみ、録画した番組は同時に2つのハードまで視聴可能です。
対応ハードとネット回線さえあれば極端お風呂の中でもトイレでもベットサイドでも、フリースタイルで番組が見られるのは便利です。
外でもOK
家庭内ネットワーク配信は、家電のハードディスクレコーダーでも最近のハードは対応していて恩恵は少ないかもしれませんが、nasneでは外出先でも放送中の番組視聴や予約録画、動画の再生が可能。
スマホなどに録画した番組の書き出しが可能なのでギガ数を気にせず番組を視聴することも可能になります。
なお、これらの機能を使用するためには有料のプラグインの導入が必要です。
共有HDとして
nasneの根本はネットワーク対応のHDドライブである「NAS」なので、TV録画以外のPCのファイルなども当然読み書きすることが可能で、ネット対応したちょっとしたファイルストレージとして便利に使えます。
そもそもNASは難しい仕組みのものではありませんが、いざ導入するとなると初心者には面倒くさくてそもそも必要性を感じにくいハードです。
使ったら便利だけれど無くても困らない、キッチングッズで言う食洗機みたいな存在でしょうか。
そのNASがある意味でハードルを低く導入することができるのはかなり良いことじゃないでしょうか。
6月からはGoogleフォトも保存容量がカウントされるようになるのでなおさら使いみちが増えるかもしれませんよ。
PS5用torneも登場
そもそもこのハードが重宝されたのはPS用の操作アプリ「torne(トルネ)」の評判が良かったからもあり、サクサク機敏に動く動作や直感的なUIは評判が高く、2021年末に予定されているPS5用torneアプリもその操作性を継承したものになるようです。
予約開始直後に完売
今回新たに販売されるnasneは発表直後から注目度が高く、2021年3月25日開始された予約分は速攻完売となりました。
順次在庫が復活次第販売再開されるので、販売開始のアラートを設定するなどして次の販売を待ちましょう。
予約・販売はアマゾンで行われます。