【アイリスオーヤマ】スマホ対応ワイヤレスTVチューナー発売-外出先で録画番組の再生も

アイデア満載の家電や便利グッズをお手頃価格で発売している「アイリスオーヤマ」から、PCや液晶テレビなどを販売する「LUCA」ブランドとしてWi-Fiルーターなどに接続し、外出先などでもTV放送録画した番組を楽しめるワイヤレスTVチューナー「LUCAステーション」を発売しました。

直販価格は27,280円(税込)。

LUCAステーション

「LUCAステーション」(IST-BAUL201)はネットワークに有線接続しスマートフォン(iPhone/Android)やPC(Windows)にテレビ番組を送信し視聴可能にするデバイス。

地デジ/BS/CS対応

チューナーは地デジ/BS/110度CSの3チューナーを搭載し、それぞれに対応したアンテナを有線接続することにより受信可能。ただしBSやCSの有料放送を受信するには別途契約が必要で、ケーブルテレビでの視聴を考えている場合、パススルー方式であれば受信が可能。

制限事項などは?

制限事項としては5.1チャンネルのサラウンドは非対応で2チャンネルへと変換されて出力されること、本体から出力される解像度は720pであること、データ放送には非対応となっています。

BS/CSアンテナに接続する場合本体からアンテナ電源を出力することができません。なので下記商品リンクのような「電源供給機」を別途用意しアンテナケーブルの間に挟んで接続するか、他の電源供給可能なチューナーから電源を供給してもらう必要があります。

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また本体に搭載されたアンテナ接続端子は1つのみ。なので地デジとBS/CS放送の全てを受信可能にする場合、地デジとBS/CSアンテナの電波を1つにまとめる「アンテナ混合機」が必要になります。

なお本体に登録可能なスマホやPCは常時6台までで、視聴可能なのは常に1台のみ。視聴中は本体のテレビランプが緑色に点灯します。

HDD追加で録画対応

LUCAステーションにUSB接続のハードディスクドライブ(HDD)を接続することで録画も可能になります。

対応しているのは2TBまでのHDDで、最大容量を接続した場合、地デジで標準画質モード(8Mbps)で約560時間、高画質モード(17Mbps)で約260時間の録画が可能で、BS/CSの場合、標準画質モード(11Mbps)で約400時間、高画質モード(24Mbps)で約180時間の録画が可能になっています。

保存できる番組数は最大500件、予約件数は最大100件までとなります。

対応ハードディスク

対応ハードディスクは主要メーカー各社のものが動作確認ずみとしてラインナップされていて、例えばI-O DATAの2TB「AVHD-AUTB2」などはPanasonicのHDR「ディーガ」や液晶テレビ「ビエラ」推奨モデルとしてラインナップされた据え置き型HDDで、Amazonの評価も高くなおかつ価格も1万円少しなのでオススメモデルのひとつ。

ネット接続でロケフリに

本来の目的であるスマホなどでのロケーションフリー機能を使うためにはネット接続が必須。ただし本体には無線接続機能を搭載しておらず、別途インターネット接続されたWi-Fiルーターが必要となり、本体とはLANケーブルで有線接続する必要があります。

ロケフリで視聴するスマホやPCとはWi-Fiルーターを経由して接続し、出かけ先であればキャリアの回線もしくはフリーWi-Fなどを利用することで外出先でもテレビ放送や録画した放送を視聴することが可能になります。

もし余っているタブレット端末があればロケフリ専用端末として利用しても無駄が無さそうだし、防水スマホなら入浴中のお風呂テレビに早変わりで、アイデアしだいで活用価値はどんどん広がりそう。

なお不正利用防止のため、外出先で利用するための認証として、再生用端末で90日ごとに家庭内ネットワークでの認証を行う必要があります。なので遠い実家に機器を設置しておいて、離れた土地でテレビを見続けるといったことはできないので注意が必要です。

対応OS

対応OSはWindows 8.1以降、iOS 13以降、Android 9以降で、それぞれ視聴のためのアプリインストールが必須となっています。

録画用ハードディスクと合計しても4万円前後で、それくらいの価格であれば専用のハードディスクレコーダーが購入できる金額に近くなるものの、例えば最近増加しているおうちにテレビが無い家庭や、通勤に時間がかかる、出張が多いなどの人には専用レコーダーよりも使い勝手は良さそうなので、そういう人にはオススメのデバイスです。