本来であれば2020年開催予定だったオリンピック前、2021年2月4日から延期、そして2021年3月18日である本日、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)が任天堂とタッグを組んで創り上げた新エリア「スーパーニンテンドーワールド」が遂にグランドオープンしました!
本日は朝から潜入し楽しみきってきましたので、これから楽しむ方々へ完全ガイドをお伝えします。
この記事のもくじ
朝の状況
現在USJは新型コロナウィルスの影響もあり、パーク入場者数のキャパシティコントロール(人数制限)を行っています。
実際昨日なども10時台に入場制限がかかるような状況で、確実にマリオ初日を楽しみたいと考え朝早くから並ぶこととしました。
7時で大混雑
入場ゲート前に到着したのは朝の7時。
本日のオープン予定時間は9時からなんですがすでにかなりの行列が広がってました。

かなりの行列だったため7時15分にはJTBの宿泊特典であるホテル宿泊者特典のアーリー・パークインが開始。
その15分後7時30分にゲートがオープンしました。
10分ほど入場に時間を費やしパーク内へ入ると皆さん一目散に小走りでマリオのエリアへと向かっていました。

ちなみにこの時点ではまだエリアの整理券なし入場が可能でしたが、歩いている途中でフリー入場は終了し整理券対応へと変わりました。
本日は朝からオープニングセレモニーが実施され、抽選で一般ゲストも参加可能だったためその人数分の関係でフリー入場が制限されてしまったのかもしれません。
すかさずスマホで整理券を取得し、運良く8時10分の入場券を獲得しました。
なお入場についての方法は明日以降別の記事でご紹介します。
ちなみに整理券は10時過ぎには配布が終了し、以降は抽選券へと対応が変わっていました。
エリア入場へ
少し時間を潰し8時10分に遂に入場です。
「スーパーニンテンドーワールド」は入場ゲートから反時計回りに進み、JAWSのあるアミティヴィレッジを超えたところにあり、ちょうどウォーターワールドの手前に入場口があります。

エリアに向かう道すがら「パワーアップバンド」の販売があるので購入しておきます。

パワーアップバンド
このエリアを120%遊び尽くすのに必須なのが「パワーアップバンド」という腕時計型デバイスです。

全6種類のデザインがあり1つ3,200円と少々お値段がするのですが、もしこれを購入していなければそもそも入れないアトラクションがあったり、遊べないゲームがあったりと楽しみが60%くらい減少します。

スマホと連携するデバイス
バンドはUSJ公式アプリで登録を済ませることにより連携し使用できる新しいテーマパークツールです。

できることは色々あって、エリア内にあるブロックを叩くことでメダルを獲得、鍵を集めるキーチャレンジのゲームの参加と鍵の収集、隠れキャラやアイテムの収集、コインの獲得、集めたコインやスタンプの確認、ランキングの確認などです。
なお、バンドは1台のスマホで複数個の登録ができ簡単に切り替えができるので、家族分を一人のスマホで管理することが可能です。
絶対買ったほうが楽しい!
3,200円という価格なのでなかなか躊躇するかもしれませんが、家族で1つでも良いので絶対購入したほうが良いです。
むしろ3,200円で永久会員権を購入する気分で良いと思うのですが、このエリアこれがなければアトラクション2つ乗って食事してお土産買って散策するだけのエリアになってしまいます。
土管をくぐってマリオの世界へ
さぁお待ちかね、おなじみの土管をくぐってマリオの世界へと出発です。

土管の中はゲームでも描かれたことが無く、スーパーマリオの生みの親である宮本さんがスタッフと議論を重ねて創り上げられました。

ピーチ城へ
土管を抜けると絵が飾っている場所へ抜けます。

そうここは「スーパーマリオ64」で絵の中に飛び込んだピーチ城です!

さぁ、ではピーチ城を抜けてマリオの仲間たちや敵が住む世界へ飛び出します。

リアルなマリオの世界が目の前に
リアルなというのが正しい表現なのかわかりませんが、マリオの世界がバーっと目の前に現れるのはとにかく圧巻。
アトラクションも何も体験していないのに、ただただ興奮するばかりです。

残念ながら写真だとエリアの感動が伝わりにくいので、もうここは実際に訪れて自分の目で確認してください。
アトラクション
メインとなるアトラクションは2つあります。
マリオカート~クッパの挑戦状~
クッパからの招待状を受けてマリオたちと一緒にレースに参加するアトラクションです。

メタルな感じのクッパ城へと入るとまずは長い階段を登ります。
そこに待ち構えているのが巨大なクッパ像(等身大かも)。

中はクッパの手下たちやトラップが製造されている工場があったり、趣味の悪い書斎なんかがあったりして待ち時間の間も飽きることがありません。

マリオキャップを装着
中間くらいまで進むとマリオキャップが手渡されるので頭に装着します。

後ろの白いネジを回転させると簡単に小さく固定されるので、大人から子どもまで問題なく装着可能です。
これなんのために装着するのかと言うと、カートに乗り込んだときに置いてあるARゴーグルを磁石で固定するのです。
するとあら不思議、目の前にはクッパの手下やマリオの仲間たちがビュンビュン走り抜けていくではありませんか。
レースへ
カートに乗り込みARゴーグルを装着し、ハンドルの中央部分にパワーアップバンドを読み込ませます。
アトラクションの楽しみ方は幾つかのコツが必要です。
まず下を向くと獲得したコインの数と攻撃用のこうらの数が常時表示されています。
ハンドルには攻撃用のボタンが備わっていて、レースの途中でアイテムボックスを獲得するとこうらを獲得し攻撃することが可能になります。
攻撃方法は顔を攻撃対象に向けて発射というなかなか画期的な方法で、そこそこ目的のところに飛んでくれます。
ただしマリオの仲間たちを攻撃するのは禁物。
敵に攻撃が当たった場合だけコインを獲得することができます。
レース中に左右の矢印が出るので指示通りハンドルを切る事でもコインを獲得でき、より多くのコインを獲得することがレースの勝敗を決めますが、敵に攻撃を受けることもあり、その場合車がスピンするなど毎回違ったアクションでレースを楽しめる仕掛けがあります。
ここで獲得したコインはそのままアプリに反映され、特定の条件(敵を攻撃するなど)を満たすことによりスタンプも獲得できます。
待ち時間は?
本日見た中での最長待ち時間は60分で、夕方以降は25分待ちでした。
現在はキャパシティコントロールを実施しておりそのせいで短くなっていると思われますが、制限が解除されると120分近くは待ちが発生する可能性はあります。
ただし待ち列の見どころも多く退屈はしないでしょうしカートは速いペースで次々発射させているので、ずっと立ち止まって待つことも少なく負担はあまり感じませんでした。
ヨッシー・アドベンチャー
こちらは小さな子どもと一緒に楽しめるほのぼのアドベンチャーです。

ヨッシーの背中に乗り込んだら冒険の旅に出発です。

高い場所を旅していくのでエリア内が一望できなかなかの眺めです。

旅の目的はキノピオ隊長を探すためで、途中ヨッシーの卵を探していきます。

発見したら手元のボタンで入手します。

タマゴが集まりキノピオ隊長も発見したらご褒美に金のタマゴがもらえます。

このアトラクションは体験しながら撮影が可能で、楽しんでいるお子さんの姿をバッチリ撮影することができますよ。
待ち時間は?
本日見た中の最高は40分程度で、後半になるにつれ減少し夕方以降は15分待ちでした。
こちらも制限解除後は90分程度の待ち時間が発生すると予想されますが、待ち列でスタンプの獲得ができるなど待ちやすい工夫はされています。
キーチャレンジ
クッパJr.と戦うために必要なのが鍵で、クッパJr. が待つお城の鍵を開けるには3つの鍵を取得することが必須条件となります。
鍵は5種類のチャレンジを成功させることで獲得でき、それ以外にもある場所で発見することもあります。
チャレンジへの参加はパワーアップバンドが必須となります。
クリボー・クルクルクランク
ハンドルをクルクル回転させてクリボーをクランクから落下させます。

ひたすらクルクル回すのでゲームが苦手な人でも成功しやすく、子どもにもオススメです。
ノコノコ・POWブロックパンチ
土管を左右するこうらをPOWブロックでタイミング良くジャンプさせ鍵を取得するチャレンジです。

ブロックは叩いたあと順番に2つに伝わってからこうらに当たります。
割とタイミングが難しく、小さな子どもだと難しいかもしれません。
パックンフラワー・アラームパニック
居眠りしている巨大パックンフラワーが再び眠りにつくよう、うるさい目覚まし時計を次々消していきます。

もうとにかく走り回って楽しいチャレンジで、ルールも単純なのでゲームが苦手な人にもオススメ。
混雑時は他のゲストとの協力チャレンジになるので、小さい子どもがわからずチャレンジしてもクリアできる可能性が高いですし、こういうチャレンジが人に見られて苦手という人でも団体ならやりやすいと思います。
ドッスン・フリップパネル
たくさんの?パネルをタッチして!パネルに裏返していくチャレンジです。

周辺視野が弱いと1枚見逃したりして、人によって簡単さが変わってくるチャレンジです。
場合によって他のゲストと協力チャレンジになるのですが、意味がわからないゲストと組むと途端にレベルアップして失敗する可能性が高くなります。
ボムへい・バラバラパズル
ボムへいが爆発して散らばった鍵マークの破片を収集し組み立てるパズルです。

他と違って体と頭を使うチャレンジで、まずは散らばった鍵マークの破片を収集し、集まると今度はパズルでマークを正しく完成させないといけないというかなり面白いチャレンジになっています。
ここも他のゲストとの協力チャレンジが基本になっていて、みんなで達成感を味わえる場所です。
とりあえず破片集めは簡単なのでお子様にもオススメです。
クッパJr. ファイナルバトル
キーチャレンジで鍵が3つ集まるとクッパJr.のお城の鍵を開けることができます。

バトルは10人位での協力チャレンジで、落ちてくるボムへいを手で跳ねさせて攻撃、キラー砲台から発射されるキラーをしゃがんで回避、ハテナブロックをジャンプでパンチ、ファイヤーフラワーを獲得してファイヤー攻撃など全身を使って戦います。
慣れとコツが必要なアトラクションですが最新技術でやっていて楽しいですし、自分が下手でも他の仲間が頑張ってくれるので、お子さんがわからずチャレンジしてもクリアーできる可能性がかなり高いです。
待ち時間は?
ここは鍵が3つ必要という条件+そもそもパワーアップバンドを所持していないとチャレンジできないので、待ち時間は常時5分のままでした。
制限解除後も混んで30分程度ではないでしょうか。
その他のチャレンジ
エリア内にはパワーアップバンドを使った楽しい遊びが満載です。
ブロック
レンガブロックやハテナブロックなど、スーパーマリオでおなじみのブロックがエリア屋内外にたくさん設置されています。

下からパンチすることでコインを獲得できますし、フォトスポットとしても大人気です。
なおパンチするにはパワーアップバンドをぶつける必要はなく、バンドを装着している方の手でパンチすれば大丈夫です。
隠しキャラクター
エリア内の様々な場所に隠されたMマークにバンドをかざすことで、隠しキャラクターを発見することができます。
発見したキャラクターはスタンプとしてアプリに保存されます。

ちなみにキノピオとピーチ姫がかなり難しくて探し回ったのですが、ヒントを用意しました。
どうしてもという方はリンクから画像を御覧ください。
アイテムバトル
ハテナブロックから飛び出したアイテムを使って敵をどんどん倒していきます。

敵を全滅させられたら成功です。
スロットマシン
「スーパーマリオ3Dワールド」にも登場したスロットマシンにチャレンジできます。

これかなり動体視力がないと難しいのですが、見事4つ同じ絵柄を揃えるとスタンプが獲得できます。
逆に揃えられない人はスタンプが永遠に獲得できないという難しいチャレンジです。
音符ブロック
ブロックが光る順番に叩くことによって音楽が奏でられます。

無事に最後まで叩けると音楽が再生されます。
ここも曲に応じたスタンプが手に入るので何度もチャレンジしてみましょう。
双眼鏡
エリアの2階に設置された双眼鏡をのぞくとARで様々なキャラクターが現れます。

実はこの双眼鏡には秘密があって、特定の条件でスタンプが手に入ったり、いきなり違う世界に飛ばされたりすることも。
とにかく色んな場所の双眼鏡からくまなくマリオの世界を眺めてみましょう。
グリーティング
マリオ、ルイージ、ピーチ姫、キノピオと会話を楽しんだり一緒に写真撮影をしてもらえるスポットがあります。
マリオの世界に訪れた記念に写真購入もおすすめです。
フード
せっかく違った世界に来ているので食事も楽しんでみてはいかがでしょうか。
キノピオ・カフェ
キノピオたちがキノコ料理などをせっせと作っているUSJ最大規模のレストランです。

シェフ・キノピオが一生懸命おいしい料理を作ってくれていますよ。

食事はキノコにちなんだものや、キノコを使ったものばかり。
キッズ・メニュー
キッズ・メニューには子どもが喜ぶマリオのピックが付いたメニューもあり、食事もおまけも大満足です。
キッズ用フォークやスプーンもここ専用の特別デザインなのが嬉しいですね。
予算はどれくらい?
食事メニュー+ドリンクでひとり2,000円前後がここの相場です。
他のエリアに比べ少しお高くなっていますが、テーブルサービスのレストランで席もクルーが取ってくれたり、窓の景色がすべてマリオの世界になっているなどアトラクション感覚で利用できるので、プレミア感で利用してみるのも良いかもしれません。
ヨッシー・スナックアイランド
手軽に持ち歩きフードを購入したいならココがオススメです。

ノコノコをイメージした焼きそばカルツォーネや、ヨッシーが大好物のフルーツを使ったラッシーなどがあります。

ただし周りにテーブルも無くアトラクション待ち列にも持ち込めないので、2階のキノコのベンチで食べるのがオススメです。
アイスクリーム
エリア内のどこにも販売していない隠れキャラ的アイスクリームがあります。
それが土管に入る直前のカートで販売しているアイスクリームで、フルーツ味のあっさりしたフレーバーです。
ゲームを知らなくても大丈夫?
あまり難しいことを考えずに遊べるエリアなのでマリオのゲームに触れたことが無くても十分に楽しめますが、このエリア先日発売された「スーパーマリオ3Dワールド」をモチーフにしたオブジェや敵キャラが登場します。
「マリオカート」と「スーパーマリオ3Dワールド」をプレイしてくると更に世界観に没頭できます。
とにかく元気で楽しいエリア
実はエリアはそれほど広くないのですが、一歩踏み入れるとUSJに来ていることを完全に忘れるくらい完成度の高いエリアになっています。
クルーもとにかくマリオらしく元気で、どこに行っても話しかけてくれて楽しかったです。
またメインアトラクション以外のキーチャレンジが想像以上に楽しく、アトラクションに依存しない新しいテーマパークの可能性も感じました。
とにかく1年は制限がかかりそうですが、ぜひマリオの世界に足を踏み入れてみてください。