2021年3月20日、新型コロナウィルスの影響で開業が1年遅れたハウステンボスの新エリア「光のファンタジアシティ」がオープン。
もともとホラーアトラクションが集まる「スリラーシティ」だったエリアで、7つのアトラクションが集まる新エリアへと生まれ変わりました。
この記事のもくじ
光のファンタジアシティとは?
最先端のデジタル技術を使い国内のテーマパーク初となる「体験型デジタルアトラクション」が7つ集合した新エリア。
テーマごとに分かれたアトラクションで、見たり、触れたり、聞いたり、身体を動かしたり、没入感のある体験ができるようになっています。
海のファンタジア
デジタル技術で再現された幻想的な水族館。
青い光で包まれたアトラクション内は幻想的な音楽が流れ常にリラックスした雰囲気が感じられる場所です。
途中クツを脱いでゴロンと転がれるエリアもありますよ。
見どころ
入ってすぐに現れるのはデジタルで再現された水槽。
ゆっくり動く魚を眺めているだけでも落ち着きます。
不思議な物体をぐるぐるかき混ぜてクラゲを誕生させるインタラクティブなコーナーもあり、かなり子どもたちが食いついて夢中で遊んでいました。
大人には単純だけど、子どもにはこの単純さと不思議さが楽しいのです。
魚人間に変身してしまう不思議な部屋もあります。
途中大量のカラフルな回遊魚が押し寄せてきて目がくらみそうになります。
最後は巨大なスクリーンで海のアート映像を鑑賞できます。
次の上映までの間は海中の生き物たちをタッチして生み出せるコーナーになっていて、ここでもたくさんの子どもたちが嬉しそうに遊んでいましたよ。
宇宙のファンタジア
近未来の宇宙センターからロケットに乗って宇宙へと旅立つアトラクション。
遠い遠い宇宙の果てにある星についても学ぶことができます。
みどころ
星を足でタッチしていくアクティビティがあり、数名の参加希望者で星座を作り上げていくコーナーがあり、子どもたちを上から応援しながら一緒に楽しむことができます。
宇宙の話は小さな子どもには退屈かもしれませんが、こうやって遊べるコーナーがあるのは興味付けに良さそうです。
メインとなるのは宇宙の神秘を学ぶことができるシアター。
重低音と共に映像とLEDで360度光と映像の空間に包まれます。
カロヨンファンタジア
カロヨン(カリヨン)とは複数の鐘を組み合わせた組鐘のことで、日本に数台しか存在しない貴重なカロヨンの自動演奏を光と音のショーで体感することができます。
みどころ
ここはアトラクションとしてはコンテンツが少ないのですが、やはりカロヨンの自動演奏は圧巻。
最後には実際に鐘を叩いて体験できるエリアも用意されています。
音に合わせて照明も変化するのでついつい楽しんで叩いてしまいました。
アスレチックファンタジア
身体を思いっきり動かすアスレチックとデジタル技術を組み合わせて作られた新感覚アクティビティ。
あのスクウェアエニックスがコンテンツの提供をしています。
みどころ
床に映し出された障害物をひたすら避けまくる単純ルールのアトラクションですが、1分ごとにレベルが上がりバーの太さや動きも姑息に変化していきます。
避けることばかりに集中すると後ろから障害物が忍び寄るので、周りを常に意識する必要があり想像以上にハードで難しいゲームです。
なお対象年齢は小学生以上からとなります。
フラワーファンタジア
光の花を作る秘密の研究室に入り、無数に咲き乱れるデジタルの花を楽しむことができます。
みどころ
研究室ではシャーレの蓋を開けるとデジタルの花が開き匂いも楽しむことができます。
最後の空間ではみんなで部屋中を歩き回り種をまきます。
まいた種は最後に花開き一面の花畑が誕生します。
様々な条件によって毎回違った花畑が誕生するので何度も通ってみると面白そうです。
アートファンタジア
貴重なダンスオルガンを最新のプロジェクションマッピングで彩り男女の愛を描き出します。
みどころ
このアトラクションはショーを見るだけのシンプルなものですが、次々場面が切り替わるプロジェクションマッピングは圧巻。
2歳の次女は全くストーリーは理解できないながらも、様々に現れるシーンには興味を示していたので世代を超えて楽しめるショーになっています。
森のファンタジアカフェ
デジタル空間で再現された森の中でドリンクやスィーツを楽しめる新感覚カフェ。
みどころ
ドリンクはソフトドリンクもありますが、せっかくなのでノンアルコールカクテルを頼んでみましょう。
森のリスが不思議な樹の実を届けてくれますよ。
またカプセルの樹の実の収穫体験ができるので、カクテルのトッピングにすることができます。
アラザンやこんぺいとうなので子どもたちは大喜び。
テーブルはフードを置くと花が咲く不思議なテーブル。
アートも食事も同時に楽しめる素敵な空間です。
カフェ内はデジタルで再現された森になっていて、大人にはおしゃれな空間、子どもには楽しい空間になります。
ファンタジアオブライツ
夜になると広場のドームを中心にレーザーや照明、音楽を使ったナイトショーも上演されます。
広場が幻想的な空間に包まれるので忘れずに要チェックです。
ここ数年オープンしてきたアトラクションは、VRやロボットを使ったものが多く、最新ではあるものの珍しさでいけば他のテーマパークに劣るものでした。
なので今回のテーマがアート的な感じもあったことからそれほど期待値は高くなかったのですが、体験してみると子どもたちの満足度も高いし様々な工夫もあり楽しかったです。
大人も子どももバランス良く体験できるし、小さな子どもでも直感的に遊べるのでどの世代でも楽しめるエリアだと感じました。