【衣類乾燥機】私が使って感じた「メリット」と「デメリット」−購入するべき?

ジメジメした梅雨が終わってカラッとした夏が訪れるかと思ったら、台風がやってきたり、異常気象豪雨なんかでお洗濯もやりにくい時期が続いています。私はここ数年、衣類乾燥機に頼りっぱなしなのでは外出がしにくいくらいのデメリットしか感じていないのですが、お洗濯を外で干す派の人には天候不良大きなデメリット。そこで私が毎日衣類乾燥機を使ってきて感じた「メリット」「デメリット」を紹介していきます。

衣類乾燥機とは

衣類乾燥機を知らない人はいないと思いますが、念の為説明すると衣類を乾燥する事に特化した家電で、ドラム式の装置に服を投入してクルクル回しながら乾燥させるタイプと、部屋干しした衣類に温風をあてながら乾燥するような移動が可能なタイプもあります。

今回は最も認知度が高いであろうドラム式の衣類乾燥機について紹介していきます。

ガス式と電気式

ドラム式の衣類乾燥機といっても実はガス式と電気式の2つのタイプがあります。

ガス式

ガス式衣類乾燥機の圧倒的メリットは乾燥時間の短さに尽きます。

電気式と比較して乾燥時間は3倍くらい早くて1時間もしないうちに乾燥は終了します。乾燥が早い理由は電気式と比較して温風の温度が高いことがその理由で、80度くらいの高温の温風で乾燥させるため同時にウィルスやダニなども死滅させる効果も期待できます。

デメリットも当然あって電気式よりも価格が高いこと、当然ながらガス工事が必要なこと、場合によってはカベに穴を開けての工事も必要なので、賃貸では設置が難しいかもしれません。また設置後の移動も難しいので、定位置を決めてからの設置が必要です。

電気式

電気式のメリットはガス式と比較して本体価格が安いこと、そしてコンセント差込口さえあれば基本的に工事も無く設置できるという手軽さが一番の魅力で、洗濯場が変わるような事があっても移動させることも可能です。

デメリットはガス式よりも乾燥時間がかかること、ガス式よりも乾燥のためのコストが掛かることがあげられます。

乾燥機能付き洗濯機はどう?

洗濯機の中には乾燥機能がついたタイプも販売されていますが、個人的にはオススメしていません。

私も以前、乾燥機能付きドラム式洗濯機を使っていましたが、なぜか半乾きのままになることが多かったのです。濡れた洗濯槽をそのまま乾燥させる場所としても使うので、乾燥効率が悪くなってしまうのかもしれません。

壊れたらどちらもダメに

一番のデメリットは洗濯機能が壊れた場合、同時に乾燥もできなくなってしまい処分するしか無くなってしまうことで、20万近くを出しておきながらなかなかもったいない話です。

それなら5万程度の洗濯機と同じく5万円程度の乾燥機を購入すればお安くどちらの機能も揃いますし、それぞれに特化した機能の機種選びもでき、なおかつどちらかが壊れた時の再購入コストも安く済みます。

電気式を使ってみた感想

ここからは私が実際に使ってきた中でのメリットやデメリットをあげていきます。

私が使っているのはパナソニック製「NH-D402P」という容量4Kgの電気式衣類乾燥機。このモデルは現在新しい機種に入れ替わって販売されています。

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電気代はどれくらい?

恐らく衣類乾燥機を躊躇している人の多くが電気代が高く付くイメージからではないかと思います。

電気式の電気代は1ヶ月だいたい3,000円位で、電気を使う以上それなりに電気代が発生するものの思ったよりも安いと感じています。ちなみにガス式だと月2,000円程度で、5年毎日使ったとしてだいたい6万円の価格差。そこを踏まえてガス式か電気式かを選ぶのが良いでしょう。

ちゃんと乾く?

乾燥機を買ったものの思ったほど乾かなかったら嫌ですよね。

少なくとも私の購入したパナソニック製の乾燥機で生乾きだったことは1度もありません。今ではキチンと乾くのが当たり前だと思いこんで普通に使っていますが、この便利さを覚えると外干しがかなり面倒に感じるようになります。

メリット

衣類乾燥機を使うメリットはたくさんあります。私が感じていることをあげていきます。

天気や気温に左右されない

お天気がどんなに大雨でも、気温が真冬の1℃でも、曇でも天候などに左右されず洗濯物を乾かすことができます。

逆に30℃を超えるような炎天下、お洗濯びよりではあるものの暑い中干しに行くのも大変なときでも外に出なくて良いのはメリットです。

いつでも乾かせる

仕事に行く前の朝でも、仕事終わりの夕方でも、夜寝る前でも好きな時に乾燥させられるのはかなり助かります。

手間が減って時短に

手間を減らすという部分ではかなりの時短になります。

お洗濯だと干す、とりこむ、たたむで1時間くらいかかりますが、乾燥機だと実質たたむだけが手間な程度。お洗濯の時間が3分の1くらいに減少します。1日40分浮いたとして年間240時間位の時短になり、その分他の家事や趣味に時間を割くことができるようになりますよ。

ふわっとした仕上がりになる

乾燥機での乾燥は思った以上にふわっとした仕上がりになり、シャツなどもそのまま放置だとシワになりますが、早めに取り出すとシワもあまり付きません。

数時間後には乾く

いつでも乾かせるというメリットとプラスになりますが、乾かした2〜3時間後にはカラッと乾くというのはかなり大きなメリット。

外干しなら真夏でせいぜい2回、部屋干しなら1日干しておかないといけないのですが、乾燥機であればなんなら毎日3回ずつだって乾かすことができます。

我が家は旅行が多いので帰ってきた時は洗濯物が山程になりますが、その日のうちに山程の洗濯が全部乾くというのは乾燥機ならでは。

デメリット

良いことばかりではなくデメリットも当然あります。私が感じたデメリットをあげていきます。

部屋が暑くなる

電気式乾燥機の場合、外に熱風が出ます。ドライヤーの弱風程度の熱風ですが、洗濯場という小さなスペースの場合やはり熱はこもりがちです。

ちなみに私はその熱風なども利用してバスタオルなどの大物を部屋干しで乾かしています。なので結局はデメリットではないのかもしれません。

フィルターの清掃が必要

乾燥機内部の熱気や湿気を外に出す構造なので、フィルターで衣類のホコリを吸着させてから外に排出します。衣類の綿ぼこりってけっこうすごくて想像以上のホコリがフィルターに付着します。当然それを処理する必要があり、処理を怠ると乾燥時間が増加エネルギーコストが増加する原因にもなります。少なくとも2週間に1回は清掃をするのが良いでしょう。

髪の毛が付く

外干しのときだとタオルなどはバサバサしてから干すので、付着している髪の毛などもある程度落ちるはず。ですが乾燥機の場合、洗濯機からそのまま移し替えるのが普通なので髪の毛なども付着したままになりがちです。それをそのままクルクル回すわけですから他の衣類にも髪の毛が付くことは茶飯事です。

私が感じているデメリットはこの3つくらい。

圧倒的メリットの乾燥機

部屋の暑さはあるものの、そこでずっと過ごすわけではないのであまり問題は無さそうだし、髪の毛は見つけたら取って捨てればよいし、フィルターの清掃は月2回くらいならそれほど手間ではないかも。

それよりも月3,000円程度の電気代だし、初期投資4万円+月3,000円のサブスクで時間と手間を買ったみたいな感じでかなり家事は楽になり生活も便利になります。

なぜ普及しない?

洗濯乾燥機をいろんな人にすすめるのですが思ったほどに反応はよくありません。理由は簡単で、なかなか試すチャンスが無くてその良さを体感できていないからでしょう。

例えばどのホテルにも無料で使える洗濯機と乾燥機が部屋の中に常設されていて自由に使えたとしたら、そのメリットを感じられ普及率も上がるはずです。

実際エアコンやストーブなどは様々な場所で体感できるので普及率は高いですよね。

海外では食洗機も衣類乾燥機も普及しているのに日本でまだまだ普及しないのは、贅沢品のような位置づけになっているのもあると思いますが、やはり便利を感じられるほど試せる機会に恵まれないのがその原因でしょうし、衣類乾燥機=コインランドリーというのが一般的になっていることもあるでしょう。


もともと私が衣類乾燥機の購入を決めたのは子どもが誕生したことがきっかけで、雨のなか赤ちゃんの服をコインランドリーに持っていく時間や金額コストを長く見積もった際、自宅に乾燥機がある方が合理的だし育児に時間をさけるからと考えた所からです。今ではコロナの影響もあって外干しも微妙な感じですし、やはり外に出さず自分も出ずにお洗濯を完結させられるメリットは価格以上です。

以前から迷っている人は思い切って買ってしまうとかなりライフスタイル変わりますよ。

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