【PS3】ストア終了を公式が覆し「今後も継続」へ ユーザーの強い支持を受け

2021年3月、往年のゲームファンに残念なニュースが発表されました。それが2021年7月2日にPS3、2021年8月27日にPS Vitaの新規コンテンツ販売終了という悲しいお知らせでした。

それから1ヶ月も経たない4月20日付けの公式ブログ記事で、一旦販売終了を予告していたものを覆し今後も販売を継続していくことが発表されました。

CEOから発表

PlayStation.Blogにてソニー・インタラクティブエンタテインメントの社長兼CEOであるジム・ライアンから「PS3およびPS VitaのPS Storeサービス継続のお知らせ」として公式発表が行われました。

判断が間違っていた

公式に書き込まれた内容から、検討を重ねた結果PS3の販売終了を決定したことは間違っていたとの結論に至り、多数のユーザーの声を受け継続していくための道を見つけることにしたそうです。

PS3

そもそもPS3の初代機が発売されたのが2006年で、ちょうどニンテンドーのWiiが発売されたのもこの年で1ヶ月早くPS3が登場し、2014年には後継機であるPS4が登場、そして2017年11月に最後の出荷が終わり11年間の歴史に幕を下ろしました。

クラシックゲームファンも現存

発売当時はBDディスクドライブも搭載し、HDD内蔵、HDMI端子の標準装備、フルHDの画面出力やサラウンドなど、PS2から大幅に進化したハードで発売当初は最先端の次世代ゲーム機という位置付けでしたが、今となっては高精細な出力は当たり前、ネット回線もどの家庭でも使えることは当たり前で速度も高速化、むしろ物理ディスクなしにダウンロード販売さえも主流になる時代、PS3もクラシックゲームハードの一員となってしまいました。

ただし古いこととニーズが無いことは別問題。すでに力の入った名作が登場する時代のハードだっただけに、未だに当時のゲームをプレイするファンも多くそれ故に今回のストア閉鎖に嘆くユーザーが多かったようです。

私もコアなゲームプレイヤーではないものの、例えば初代アサシンクリードなどはPS4に移植されておらず別会社のハードを除けばPS3でしかプレイできないソフトなので、そういった過去作品をプレイすることも考えPS5を購入した今でさえ隣にPS4とPS3をスタンバイし、急な衝動にも対応できるよう処分せずに置いています。

PSP購入機能は予定通り終了

なお同時に告知されていたPSP(プレイステーション・ポータブル)の購入機能は予定通り2021年7月2日をもって終了となります。

PS3のソフトはハードの作りがPS4と互換性が全く無いのでその後上位機種に移植されず埋もれている名作もあります。そもそもPS3のハードが変態的な構成だったので当時のクリエイターもかなり苦戦を強いられたそうです。でもそういう中で試行錯誤され時間と労力をかけて作られたゲームが過去になってしまうのは残念なことなので、こうやって購入できる道を残してくれたのはユーザーもメーカーもありがたい事ですね。なお、一部の作品はストリーミング形式でゲームを楽しめる有料サービス「PS NOW」でもラインナップされており、こちらでも過去の名作をプレイすることが可能です。

あと5年経ったら20年ルールでゲームセンターCXでも一応はプレイできるので、ぜひプレイしてもらって再びソフトが売れるという日を楽しみに待ちましょう!