【ハウステンボス】ホテルヨーロッパ/「ヨーロッパデザイナールーム」宿泊レポート

長崎県佐世保市にある日本一大きなテーマパーク「ハウステンボス」そのパーク内に最高級の直営オフィシャルホテルとして君臨するのが「ホテルヨーロッパ」。海に面して建ち中庭であるべき場所は水辺でクルーザーが往来するなど、まるで海外の映画の中に出てくるようなホテルです。今回は「ヨーロッパデザイナールーム」に宿泊したレポートをお届けします。

【関連記事】
ハウステンボス最高級 ー ホテルヨーロッパ宿泊 ここでしか体験できない事が盛りだくさん!

ホテルヨーロッパ

ハウステンボスのハーバータウンに位置し、4つの直営ホテルの中でも最高級のオフィシャルホテルです。

ハーバータウンはハウステンボスの無料エリアにあたり、実際のところはパーク外という扱いになり、純粋なパーク内ホテルは「ホテル アムステルダム」のみとなっています。ただしホテルヨーロッパは無料エリアと言えどもゲートがあるだけの陸続きで、パーク内からもバスやクルーザーで向かえるなど感覚的にはパーク内と言っても問題ない場所です。

モデルは歴史ある高級ホテル

モデルになったホテルはおそらく現在もオランダ/アムステルダムで営業を続ける、「De L’Europe Amsterdam(デ リュー ロープ アムステルダム」ホテルで、19世紀の建物を活用し1896年創業の歴史ある高級ホテル。現地のホテルでもホテルヨーロッパのようにアムステルダム川に寄り添って建っています。

そっくりな外観

実際水辺で佇む外観はそっくりで、比較するといかに精巧に再現されているかがわかります。

De L’Europe Amsterdamはスイート63室を含む全111室ですが、ホテルヨーロッパでは6階建て310室へとグレーアップされています。

ヨーロッパデザイナールーム

宿泊したのは「ヨーロッパデザイナールーム」と名付けられヨーロッパ調にデザインされたお部屋で、紹介するのはいくつかグレードのある中から海側で眺望の良いデラックスタイプのお部屋となります。

ご覧の通り壁一面赤いお花のデザイン壁紙が用いられ、洗面所もトイレも寝室もお花に包まれるお部屋となっています。写真だと多少デザインがうるさそうに見えますが、実際に過ごすとそれほど気にならずむしろ白一色の壁紙よりも圧倒的に華やかに過ごせます。ホテルの壁紙って意識したことなかったのですが、けっこう大切なんですね。

部屋の大きさは39平米で添い寝含まず定員は3名までで、ただし常設のベッドは2台なので3名利用の場合はエキストラベッドでの対応となります。

ベッド

ベッドは122cm×203cmの大きめサイズ。今回はトリプルでの利用だったので2台はハリウッド(ベッドを2台連結したスタイル)で子どもたちとゆったり過ごせましたよ。

ベッドの寝心地は文句なしの快適さで、その広さもあって質の高い睡眠ができたのは言うまでもありません。

バス/トイレ

バス/トイレは別々のセパレートで友達同士の利用でも気兼ねなくトイレや入浴ができて便利。トイレはウォシュレット完備です。

バスルームは洗い場付きでシャワーは手持ちの他にオーバーヘッドシャワーも完備され子どもたちはなかなかお風呂から出てこないほど気に入っていました。

バスタブは十分に足を伸ばせる大きめサイズ。下水の臭いやカビ臭さや汚れも無く、100人いたら全員がキレイと言うであろうクオリティはさすがで、2022年で30周年を迎えることを考えると劣化が起こっても不思議ではないので、定期的な改装や修繕などはキチッと行われている印象です。

洗面台

洗面台はトイレとバスルームの間に1つ設置されており、この時代では必須のハンドソープも完備。お化粧に便利な可動式ミラーも備わっており、特に女性には使いやすい工夫がされています。

テーブル

八角形のテーブルとデスクが設置。特にデスクに関してはビジネスホテルのようにテレビ台兼用ではなく、ちょっとした書き物でも集中できそうなそれっぽいものが設置されていて、外の窓向きに置かれているので想像を膨らませながらの作業もできそうです。もう一つのテーブルはフカフカの椅子も備わっているので、夫婦や友達でゆったりと寛ぐのに申し分なさそう。

アメニティ

アメニティはかなり豊富で、シャンプーはポーラのエステロワイエのシャンプー、コンディショナー、ボディーソープの小分けボトルがそれぞれ人数分用意され、いわゆる継ぎ足し式のボトルではないようになっています。これはお土産にもなるのでかなり喜ばれるでしょう。他に歯ブラシやシャワーキャップ、シュシュなど必要なアメニティがそれぞれ小分けの巾着に入れられ人数分用意され、部屋グレード別のアメニティとしてC.O.Bigelowのメイクアップリムーバー、ミルクローション、スキンローション、フェイスフォームのBOX入りセットが1箱用意されていました。これけっこうお高いので、女性はかなり嬉しいかもしれませんよ。

コットンや綿棒はきれいなガラスポットに入って用意されています。

サービスドリンク

サービスドリンクはペットボトルのお水が人数分提供。

他にスティックコーヒーと紅茶のティーバッグ、そして部屋グレード別のサービスとしてカプセル式のコーヒーマシンも備わっており、3種類のコーヒーが2つずつ提供されていました。ちょっと良いコーヒーがこういう部屋で飲めるのはかなりラグジュアリーですよ。コーヒー苦手だけどデカフェのがあったので飲みました。

冷蔵庫の中はミニバーになっています。有料なので、伝票に記入しチェックアウトの際忘れずに支払いましょう。

これはお土産用となるようですが、伊勢茶のセットも置かれていました。こちらは期間限定での提供となるようです。

眺望

ロの字型の建物なので部屋によって眺望が様々なのですが、スタンダードは内海側、デラックスとエグゼクティブタイプは街側又は海側の眺望で、今回は運良くドムトールンが眺められる海側でのお部屋に当たりました。

お昼間の眺望も素敵なのですが夜の眺めはイルミネーションがキレイで本当に海外の街に来ているようです。

ブッフェ

朝食は日本料理「吉翠亭」で一膳出しの和食をいただくことも可能ですが、我が家は小さな子どももいるし、和洋好きなものを好きなだけ食べたいので1階ロビーのラウンジレストラン「アンカーズラウンジ」のブッフェにしました。

さすがホテルヨーロッパらしい朝食で色んな種類のパンやマフィンもある一方、和食もお漬物がたくさん用意されたりトロロがあったりどんな人でも喜ばれそうなメニューでした。

朝食では嬉しいオーダーしてから作ってもらえるオムレツや、チョコファウンテンなんかも用意されていました。

ハウステンボスが縮小営業中なのでホテル滞在者も少なめで、料理の待ち列も無くかなりゆっくり食事ができたのは良かったかも。

専用クルーズ

ホテルに宿泊すると特典として「ホテルヨーロッパ宿泊者専用クルーズ」への乗船が可能になります。事前予約制で料金は無料、カナルクルーズとの違いはあちらは半周ごとの乗船しかできないのですが、宿泊者専用クルーズはホテルの桟橋から出発しグルっと一周周遊してくれる特別版。約20分間かなり優雅に観光ができますよ。

時間が14時からの1回かぎりなので、チェックイン前に利用して下船後そのまま15時のチェックインというのがオススメです。

クラブラウンジ

実は今回のプラン、もともとは「ホテルアムステルダム」のクラブフロアの予約で、本来であれば軽食やドリンクなどの無料サービスが利用できるクラブラウンジの利用ができる予定でした。6月1日〜30日までの期間ハウステンボスが縮小営業になったことで直営ホテルもヨーロッパ以外は臨時休業に。事前予約していたゲストはキャンセルかヨーロッパへの振り替えとなりました。私はバースデー記念での宿泊予定だったのでそのまま振り替えでお願いし、元々付帯していたクラブラウンジに関しては、ロビーでのメインバー「シェヘラザード」にて時間ごとでの食事とドリンクの提供が行われました。振り替えにするか悩んでいる人もいるかもしれないので、こちらもまとめておきますね。

アフタヌーンティー

14時半〜16時半に提供されるのがアフタヌーンティー。サンドイッチ・プチケーキ・スコーンなどと共におかわり自由の各種ドリンク(ソフトのみ)が提供されます。

軽食とは言うものの、これだけでお腹は満たされたので昼食はこれだけでまかなえました。

夕食前のオードブル

17時半〜19時半に提供されるのが夕食前のオードブル。フルーツ・スープ・季節の料理・各種ドリンクで、この時間からアルコールも提供されます。アルコールも飲み放題ですが場所はわきまえて2杯程度が良いかもしれませんね。

一応これでも軽食らしいのですが、昼食と同じくこれで十分満たされたので外での夕食は無しになりました。

ナイトキャップ

20時半〜22時に提供されるのがナイトキャップ。ナイトキャップというのは寝酒みたいな意味があって寝る前にお酒を楽しむようなことをこう呼びます。ここからは中学生未満の子どもは利用できず、ナッツ類・おかき・アルコールを含むドリンクが提供されます。

途中ラウンジで演奏を終えたハープ奏者の方が貸し切りで生演奏をしてくれるという素敵なサプライズも。とっても素敵な演奏でリラックスさせてもらえたので、演奏後に追いかけてお礼を伝えに行ったらとっても喜んでくれました。

今回ブッフェがありお腹いっぱいで利用はしなかったのですが、朝は7時〜11時までドリンクタイム、連泊だと更に11時半〜13時半までリフレッシュメントとしてカレー・サラダ・季節の料理・フルーツ・各種ドリンクが提供されます。これ3連泊とかしてたら永遠とホテルから出ず無限ループで食事ばかりするようになりますね。

なお添い寝の場合、4歳以上だと3,000円が必要で食事などは子どもの分も提供されるようになります。3歳以下の場合は無料でドリンクに限り提供となります。

DATA

【ホテルヨーロッパ】
長崎県佐世保市ハウステンボス町7-7
客室数:310部屋
チェックイン/アウト:15時 / 11時
駐車場:無料(ハウステンボス・ホテル専用駐車場)
優待チケット:ホテル専用割引チケット購入可能(翌日1DAYパスポートを全員に無料提供)

【関連記事】
ハウステンボス最高級 ー ホテルヨーロッパ宿泊 ここでしか体験できない事が盛りだくさん!