有料観覧席が発売されるも、新型コロナウィルスの影響で開催1ヶ月前に泣く泣く中止が決定された2020年の九州一花火大会。2021年は9月18日に2年ぶりの実施予定が計画されています。まだまだコロナの猛威も治まらない中ですが有料観覧席の前売りチケットが販売開始されました。発売当日ですがもうすでに完売の席も出ていますよ。
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この記事のもくじ
観覧場所は3つ
本年の観覧場所は3つ設定されており、「ロッテルダム会場」と「ウォーターマークホテル前会場」は例年と同一で、新たに7月10日から就航を開始したハウステンボスリゾートシップ「マリエラ」による「花火鑑賞クルーズ」がラインナップされています。
ではそれぞれの会場について解説していきます。
ロッテルダム会場
普段は閉鎖されていて一般ゲストは入場できないエリアなのですが、今年新しくオープンした「光のファンタジアシティ」東側の海沿いのエリアが「ロッテルダム会場」となります。
「九州一花火大会」を含むハウステンボスでの規模の大きな花火イベントはこの会場を正面として打ち上げが行われるので、様々な仕掛け花火や光の演出なども正面に見えやすいエリアで、収容客数も多いので残席があるならこの会場を選ぶのが一番オススメです。
特別な屋台の出店も
ロテルダム会場は有料チケットを購入しているゲストのみが入場できる特別エリアで、特別感がある反面、既存のアトラクションやショップ、レストランへのアクセスは悪くなります。もちろん出入りは自由で他のエリアとの行き来は可能ですがけっこう面倒です。
もし例年と同じであれば会場の左右にドリンクや焼きそば、その他軽食、お土産などの販売屋台がいくつか出店し買い物ができるようになります。ただし本年は新型コロナウィルスの影響もあり、マスクを外しての飲食が伴ってしまうので出店は無しになるかもしれませんし、何かしら代替案があるかもしれません。
座席はランク別に7種類用意
この会場で用意されるのは、特典付きから座席位置ごとにランク設定された7種類が用意されています。それぞれの特徴を見ていきましょう。
VIP席
座席配置の中では一番後方となりますが一番高価な座席が「VIP席」で、価格はナントひとり40,000円(前売り/当日共に)。
残席はすでに少ない状態。
座席配置が一番うしろという位置で出入口にも一番近いので入退場共に一番スムーズなのもVIP待遇。
それよりも最もVIP待遇なのはホテルシェフ監修の和・洋食弁当が用意され、それにプラスしてドリンクもフリーというラグジュアリー状態で花火鑑賞ができるというまさに選ばれし者の座席です。食事が出るという事とひとり40,000円という価格設定から、恐らくソファやテーブルも用意されることでしょう。
カメラ席
九州一花火大会はカメラ好きにとっても待ちにまったイベントで、そういったニーズのために「カメラ専用席」も用意されています。
現在すでに完売しています。
カメラ専用席は三脚の使用が認められており、他のイス席では三脚の使用は禁止されているため手持ち撮影しかできません。
ブレずに大きく広がる花火を色鮮やかに撮影するためには三脚は必須アイテムなので、みなさん毎回ここで大きなカメラを設置されて撮影を楽しんでおられます。座席位置も広く花火を撮影できたり観客も込みで撮影できるように一番うしろに設定されています。
イス席
通常の鑑賞席となるのが「イス席」で、海に近い順でSS〜Cまでのランクが付けられています。
それぞれの価格と販売開始当日での残席状態は次の通り。
- SSブロック/10,000円(当日10,000円)残席△
- Sブロック/6,000円(当日7,000円)完売
- Aブロック/3,500円(当日4,000円)残席△
- Bブロック/2,500円(当日3,000円)残席△
- Cブロック/1,200円(当日1,500円)残席◎
すでに完売も出ていて、最終的にはCブロックが残るようになりますが実はCブロックはある意味特等席。九州一花火大会は他の花火大会と違ってかなり横幅を広く打ち上げます。地上近くで上げる仕掛け花火もあるのでそういったものは人の頭で見にくくなるかもしれませんが、横幅を広く見ようと思えば後ろの方が断然見やすいですよ。
トイレや喫煙所はある?
ロッテルダム会場には常設のトイレがありませんが、花火大会では臨時のトイレが用意されます。ただし例年のパターン通りであれば手洗い用の水場が用意されず、トイレ後は設置されたジェル式の消毒液で対応するようになります。気になる方は手洗い用にペットボトルのお水を用意しておくのも手です。
喫煙所は用意が無く会場内で喫煙をすることは禁止されています。どうしても喫煙したい人は会場を出た芝生広場に喫煙スペースが用意されているので、そこで喫煙するようにルールを守りましょう。
授乳室やオムツ替えスペースは?
ロッテルダム会場には例年通りであれば授乳室やオムツ替えのスペースは用意されません。なので入場前にオムツ替えや授乳、乳幼児への食事を済ませておく方が効率的です。もしどうしてもという場合には光のファンタジアシティのトイレでオムツ替えができますが、往復で15分以上かかることは覚悟しておく必要があり、授乳室に至ってはアムステルダムシティの中央インフォメーションまで移動する必要があり、授乳時間を含めて1時間程度の時間を覚悟しておく必要があります。
ベビーカーに関しては専用の場所が用意されたりされなかったりで、場所の設置が無かった時もスタッフさんに相談して端の方に置かせてもらった経験があります。
ウォーターマークホテル前会場
ハウステンボスの入場無料ゾーンである「ハーバータウン」に設置されるのが「ウォーターマークホテル前会場」で、レッドロブスター横からホテル前までが有料ゾーンとして制限されます。
ロッテルダム会場よりも半分位の大きさのエリアで、花火も横から見るようになるのですがゆっくりじっくり見たい人にはオススメのエリアです。
座席
こちらは5ランクの座席が販売されています。
カメラ専用席
ロッテルダム会場と同じく、唯一三脚を使用しての撮影が可能な「カメラ専用席」で、価格は7,000円(当日7,500円)。
現在すでに完売しています。
ロッテルダム会場も撮影がしやすいよう段を付けられていますが、こちらはウォーターマークホテルの階段を活用しての設置なのでより撮影はしやすくなっています。
アリーナブロック
アリーナとはいうもののウォーターマークホテルの入口前階段を活用したイス席が「アリーナブロック」です。
現在すでに完売しています。
階段に座席が設置されるので人の頭で花火が見えないという事の無い特別な座席です。見やすい反面階段に椅子が設置されるので、小さな子どもを連れている方は安全を考えて平面状の通常イス席を選択するほうが良いかもしれません。
イス席
「イス席」は海に近い順、花火ができるだけ正面に見やすい順にSS〜Aまで3つのランクが用意されています。
- SSブロック/12,000円(当日12,000円)完売
- Sブロック/7,000円(当日7,500円)完売
- Aブロック/4,000円(当日4,500円)◎
無くなった「マス席」
2019年の花火大会まではロッテルダム会場に2種類の「マス席」が用意されていました。マス席というのは板状の鑑賞エリアで、イス席と違って足を伸ばしたり荷物を置いたり食事を便利にしながら、なんなら寝転がって花火を鑑賞できる特別なブロックです。
本年は残念ながらマス席の設置は無しになってしまいました。
理由としてはマス席の利用そのものが密を生み出す仕組みの席のためと、もう一つの理由としてはイス席の席間隔を広く取るためのスペース確保もあっての事かと考えられます。
実際、毎年のマス席は会場左側3分の1が割り当てられていましたので、イス席を間隔をあけて設置しようと思えば通常よりも少ない人数しか会場に入れなくなりますので、総合的なバランスを考えてイス席のみに限定したのでしょう。
カウントダウンイベントも実施予定になっていますが、その際にも恐らくマス席やこたつ席の用意は無しになる可能性は高いでしょう。
前売りチケットの購入はお早めに
今年の九州一花火大会はかつてに比べて座席数は圧倒的に少なくなっている可能性があります。それを証拠に発売初日から完売のブロックが相次いでいます。また昨年が中止になった影響もあり今年は期待値も高くなっているようです。なので確実にエリアでの花火鑑賞をしたいのなら早めのチケット購入をオススメします。
ホテル宿泊も早めに
九州一花火大会は夜のイベントなので、できるだけ宿泊込みでの来場がオススメ。とはいうもののハウステンボスのオフィシャルホテルはプレミア価格になっており、近隣のホテルも価格高騰&完売が出始めています。できる限り早めの予約をしておきましょう。
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