【旅行】フェリーの旅ってどうなの?快適?船酔いする?実は超おすすめな理由

選択肢として選ばれにくいフェリー

皆さん長距離旅行をするとなると交通手段ってどうされていますか?

自家用車、新幹線、夜行バス、飛行機など、距離や旅行日数、時間、予算などに応じて決められているかと思います。

フェリーは旅行の移動手段として意外と選ばれないものの一つです。

実際私の経験上、友人と旅行しようとなった時にフェリーを提案してもほとんどの場合でNGが出ます。

多くの人がフェリーに馴染みがなく、選択から外れがちなのが実状です。

しかし、一度乗ってみると非常に楽しく、新幹線や夜行バスでは得られない、フェリー特有の魅力を感じることができます。

フェリーという移動手段、一度は考えたことはありますか?
そのメリットやデメリット、実際に乗ったときの体験談はどうだったのか。
多くの疑問や不安が浮かぶかと思います。
この記事では、フェリーでの旅行の魅力を具体的な経験をもとに詳しくご紹介します。

時代に逆行?時間をかけて移動するフェリーの旅

今の時代、高速移動が求められる中、フェリーはその流れに逆行するような存在と言えるかもしれません。

日数が決まっている旅行で最優先で考えるのが「目的地までの移動時間」です。

そんな中でもフェリーはどの交通手段よりも移動時間がかかる乗り物です。

例えば私がよく利用する「名門大洋フェリー」を一例にあげると、福岡県の新門司港から大阪までの所要時間は12時間30分となります。

これを別の移動手段で比較すると、新幹線で約2時間30分、飛行機で約1時間10分、夜行バスで9時間前後と、他の移動手段に比べてもいちばん所要時間が必要となっています。

特に長距離フェリーとなると深夜便が多く、到着は出発した翌日というパターンのフェリーが一般的です。

実際、先に例を挙げた「名門大洋フェリー」も、出発は夕方の5時、到着は翌朝5時30分というスケジュールです。

フェリーが旅行の移動手段として選ばれない理由の一つとして、移動だけで旅行の日数が1日増えてしまうというデメリットがあります。

まさに動くホテル!これこそがフェリーの魅力の一つ

フェリーの良さと面白さの一つとして「動くホテル」というのがあります。

フェリーの客室というのはエコノミーからスイートルームまで様々な等級の部屋が用意されており、予算や旅行のスタイル、グループ構成などから部屋を自由に選び旅ができるという面白さがあります。

通常であれば数時間かけて旅先まで移動し、そこからホテルにチェックインという流れですが、フェリーでは客室そのものが船の中にあるわけなので、ホテル(のような)客室で過ごしながら目的地に着いてしまうというのは大きなメリットの一つでしょう。

子連れファミリーなどであれば、船の中に部屋があるという不思議な感覚に子ども達も大喜びになることは間違いないですし、窓から見える景色が大海原というのはフェリーだからこそのメリットとも言えるでしょう。

選ぶのも楽しい!様々な部屋タイプ

フェリーの客室について、未経験の方はどのようなものがあるのか想像しづらいかもしれません。

ゲストハウス、カプセルホテル、ビジネスホテル、そしてシティホテルの特徴を合わせたようなものと考えると分かりやすいでしょう。

例えば、コストを抑えたい方向けには、共同の部屋での雑魚寝やカプセルホテルのようなシンプルなベッドを用意した相部屋があります。1人用の個室や、ファミリー向けの和室、さらには少し贅沢を楽しみたい方のためのデラックスルームや、バストイレ完備のスイートルームなど、旅のスタイルや予算に合わせて部屋を選ぶことができます。

人気の客室はすぐに完売!発売初日の予約を

限られたスペースの中で部屋を割り振っているので、普通のホテルのようにたくさんのお部屋が用意されているわけではありません。

フェリーの客室は等級が上がるほど部屋数が少なく、例えば家族全員で過ごしやすい和室などは早めに完売してしまうこともあります。

特に繁忙期となる夏休みや連休などは発売初日に人気の部屋は完売、エコノミーかデラックスやスイートなど高額な部屋のみが残っているということはしばしばあります。

せっかくの家族旅行で希望の部屋が取れないということがないよう、フェリーを利用する際は、旅行の計画を少なくとも3ヶ月前から始めることをおすすめします。

車とともに旅先へ!レンタカーいらずの旅

フェリー利用の大きなメリットの一つは、車を一緒に運ぶことができる点です。

旅先での移動を考えると、大きく分けて2つの選択肢があります。

「自家用車を運転して目的地へ向かう」か、あるいは「目的地でレンタカーを利用する」という方法です。

自家用車を利用する場合、運転の疲れは避けられません。

一方、レンタカーを利用する場合、沖縄や北海道では比較的安く利用できることもありますが、意外と高額になる場合も。

また、返却時のガソリンの満タン補充も必要です。

フェリーで車を積載する場合、車の大きさによって料金は異なりますが、運転手の運賃は料金に含まれています。これをグループで割れば、想像よりも負担は軽減されるでしょう。

そして最大のメリットは、運転手がしっかりと休憩をとりながら目的地に到着できる点です。

特に、名門大洋フェリーなどは、車を持参する場合の特別なサービスを提供している場合があります。

例えば、和室のような個室を利用する際、部屋の定員内であれば追加料金なしで宿泊できるサービスがあったり、他のフェリー会社でも車を積載する際のお得なプランが提供されています。

移動には時間がかかるかもしれませんが、全体の旅行予算を大幅に削減できる可能性も高まり、なおかつ運転手の負担の軽減にも繋がります。

小さな子供がいるなら絶対おすすめ!

どのご家族もそうだと思いますが、小さな子供がいると旅先への移動というのはとても大変になります。

子供にとっての長い移動時間というのは退屈で、ある意味苦痛な時間となります。

特に公共交通機関においては小さい子供を連れながらたくさんの荷物を持ちながら歩くことも大変で、電車やバスなど他の乗客との距離感が近い乗り物では、子供が少し声を出しただけでも注意したり、突然のトイレの催促や退屈しのぎの物を与えたりと神経を使いながらの移動で、何のために旅行に行ってきたのか分からなかったという話は聞いたことありますよね。

フェリーだと個室で移動することもできるし、退屈な時は船内を歩き回るというのもおすすめですし、キッズスペースが備わっているフェリーもあります。

また小さいながらもUFOキャッチャーなどの景品獲得ゲームが備わったゲームコーナーやミニシアターで子供向け映画を上映しているフェリーなどもあり、少しでも子供たちが退屈しないような工夫もみられます。

未就学児最大のメリットとは?

フェリーではお子さんがまだ小学校に行っていない未就学児の場合、最大の恩恵を受けることができます。

それが「未就学児は運賃が無料」という大きな特典です。

小学校に上がる前の子供はおむつ代やミルク代など意外とお金のかかるものです。

そういった生活の中でお金をかけて旅行に行くというのはなかなか勇気のいるものですが、未就学児が無料ということで実質移動費用が大人2名というような旅行も可能なんです。

実際ママさん界隈では、子どもが小学校に行くまでの間にフェリーを利用することを積極的に進めている方もおられたりと、個室で誰にも迷惑をかけない、船で移動という普段体験ができない旅行手段、未就学児無料というお得さ、これは絶対船旅をするべきですね!

ただしフェリーといえども公共の乗り物、他の乗り物と同様に注意すべき点もあります。

例えば早朝着のフェリーであれば消灯時間は夜10時頃になったりします。

長距離運転をしているトラックドライバーの方などもおられ、早寝をされる方は非常に多いです。

ですので消灯後は通路で大きな声を出さないことや、いくら個室といえども完全防音ではないので、声の大きさに気を配ったり部屋を走らせないなどの配慮は必要です。

以上のように、最低限配慮すべき部分はいくつかあるものの、他の乗客と密に接している乗り物ではないため、比較的気軽に未就学児と旅することができ、お盆の新幹線で見られるような大混雑もなく、部屋も事前に確保され、なおかつ運賃も未就学時無料という恩恵を大いに受けることができるので、小さなお子さんがいるご家族にもおすすめです。

フェリーって酔わないの?

友人にフェリーの旅を提案した時に必ず言われる一言があります。

それが「フェリーってすごく揺れるでしょ」「船酔いするから無理」といった声です。

おそらくこういった意見を返される方は随分昔にフェリーに乗った記憶がそのまま残っていたり、テレビ番組で漁船に乗っている芸能人が船酔いをしているシーンなどから影響されて、そのようなイメージを持っているのかもしれません。

実は思ったほど揺れない!実は仕掛けがあるんです。

公益財団法人 日本海事広報協会のウェブサイトによると、フェリーの船底にはフィンスタビライザーという翼のようなものが取り付けられており、コンピューター制御でその翼を制御することにより70~90%の揺れを減少させることができているそうです。

これは船酔い対策ということもありますが、フェリーが運搬しているのは車や乗客だけではありません。

大切な荷物なども同時に運んでいるので、船酔い対策をしつつも荷物が傷まないように極力船が左右に揺れてしまわない仕掛けが施されているのです。

実際私もつい先日から久々にフェリーに乗ることとなりましたが、こんなにも揺れが少ないというのは驚きでした。

ですがやっぱり海の上を後悔しているフェリーです。

時折斜めになっている感覚を感じる時もあれば、片足で立つとどちらかに体が持っていかれる感覚はあります。

台風前後や海が荒れている時はどうしても通常よりフェリーが揺れることはありますが、通常時の乗船であればそれほど神経質にならなくても大丈夫です。

フェリーってスマホが使えるの?

フェリー乗船中のスマホ通信が気になる方は多いことでしょう。

フェリーが港を離れると、携帯の電波は当然弱まり、陸地にいるような通信はできなくなります。

特に沖合いの真ん中を航行するフェリーでは、長時間圏外が続くことも。

しかし、ちょっとした工夫で少しでも快適なスマホ利用をすることも可能です。

フェリーは電波を通しにくい

フェリーは大部分が金属でできており、これが電波の受信を妨げる大きな要因となります。

特に船内中央の窓なしの部屋などでは、ほぼ確実に圏外となります。

しかし、以下のような選択をすることで、より良い通信状況を得ることができます。

  • 窓のある部屋を選ぶ
  • 陸地に近い側の部屋を選ぶ
  • 相部屋の場合、窓際の席を選ぶ
  • 可能であれば、個室を優先する

フェリー内の無料Wi-Fiの現状

多くのフェリーは無料のWi-Fiサービスを提供していますが、完璧なものではありません。

接続時間に制限があったり、一定の場所のみでしか接続できないことも。

一般的に、ラウンジエリアは電波が通じやすいため、多くの人が利用することとなり、若い世代の方のたまり場になることもあり、ラウンジとして利用したいときに近付きにくいということがあります。

クレジットカードの利用も難しいことも

フェリー船内での通信の不安定さから、携帯の電波を通じて情報をやり取りしているクレジットカードの利用にも影響が出ることがあります。

PayPayなどに代表され普及をしてきているQRコード決済も、フェリーの世界では当たり前ではないので、事前に現金を持参するなどの準備が必要です。

例えば名門大洋フェリーは、クレジットカードは一切使えず現金のみでの対応となっていますし、東京九州フェリーは、一応クレジットカードは利用可能となっていますが絶対ではなく、利用不可の際は現金対応でということになっています。

私も東京九州フェリーの船内でクレジットカードを使ったことはあるのですが、決済完了まで結構な時間待たされたという記憶があります。

Starlinkの登場

先日、KDDIは次世代の衛星通信システム、Starlinkの導入を発表しました。

これにより、地上のみに限定されていた通信の方向に「空」が加わりました。

実際に、「さんふらわぁ」ではこの新技術のトライアルが開始されており、数年内には多くのフェリーでの快適な通信が期待されます。

こんなものまで!?意外に充実フェリーの施設

フェリーというのは地上とつながっていない乗り物で、一度出発してしまえば海の上という環境にあります。

個室やレストランがあるということは皆さん想像できるかと思いますが、思った以上に設備は整っていたりします。

友人に話して一番驚かれるのが「大浴場」があるということです。

フェリーでは水さえも積み込んで航海しないといけません。

ですから無駄に使える水なんて1滴もないのです。

なのに1度に十数人が利用可能な大浴場や、船によっては大海原を眺めながら気持ちよく入浴ができる露天風呂が完備されていたり、深夜でも利用可能なシャワーブースが付いているフェリーもあります。

フェリーで大浴場に入れるという体験はなかなかないので、私も初めてフェリーに乗った時は1つのアトラクションのような感覚で利用させてもらいました。

船の中のお風呂ということで船の揺れとともにお湯が波のように動いていたのがとっても面白かったですよ。

ちなみにお風呂は限られた資源の活用ということで、入れる時間帯というのが決まっていることがほとんどかと思われます。

船旅というのは通常半日以上拘束されることとなります。

航路によっては目的地まで20時間以上かかるものもあり、エコノミー利用の乗客にとっては多少の我慢を強いられる旅にもなります。

そういった部分を解消する目的でもエアロバイクを設置しているフェリーもありますし、ラウンジでちょっとしたショーが見られたり、プラネタリウムで星の解説などを行っているフェリーもあり、移動手段が旅行の楽しさの一部として機能するのもフェリーのメリットです。

可能な限り長時間の利用が苦痛にならないよう、船会社それぞれが様々な工夫を凝らしてはくれてはいますが、限られた空間の中で乗客が譲り合いマナーやモラルを守っていくことは大前提となります。

今まで何度もフェリーは利用しており喧嘩などは一度も見たことがありません。

海の上という特殊な環境なので、それぞれがある程度の我慢と思いやりを持っているからこそだと思いますが、部活の遠征と思われる若い方が真夜中までラウンジで騒いでいたり、小さな子供が野放しで走り回ったりしている部分を見るともう少しフェリーに乗っているという意識を持たなければと感じることも大切だと思わされることがあります。

フェリーを旅行の移動手段として使うメリットとは

旅行において移動手段は大きな要素の一つです。主要な移動手段と比較してフェリーを使用するメリットを考えてみます。

フェリー vs 自家用車

自家用車で旅するメリット

  • 移動の自由さ
  • 急な変更や寄り道の容易さ
  • 多人数での交通費の割安感

デメリット

  • 長時間の運転
  • 渋滞のリスク
  • ガソリン価格の変動
  • 乗車定員による旅行人数の制限

実はエコ!フェリーの旅

驚くかもしれませんが、フェリーは環境にやさしい移動手段として知られています。

「@DIME」の2023年1月の記事によると、フェリーはトラックに比べて1/6のCO2排出量で同じ量の荷物を運べることが紹介されています。

さらに、最新のハイブリッド車であれば1kmあたり61gのCO2を排出するというデータもあり、フェリーとエコカーを組み合わせれば、環境に優しい旅が可能となります。

フェリー×自家用車の組み合わせで最強の移動手段に!

フェリーだけ、または自家用車だけを選択するのではなく、両者を組み合わせることで最強の交通手段が完成します。

  • フェリーのメリット:個室での休憩、途中の絶景を楽しむ
  • 自家用車の利便性:目的地に到着した後の自由な移動

この組み合わせで移動の負担を軽減しつつ、旅の魅力を存分に感じることができます。

フェリー vs 飛行機

飛行機で旅するメリット

  • 長距離でも短時間で移動可能
  • 予算や時間帯に応じて多くの選択肢がある
  • 移動時間が短く目的地で多くの時間を取ることができる

デメリット

  • 空港の混雑で長い待ち時間が発生する可能性がある
  • 持ち込みや預け入れの荷物の量やサイズに制限がある。
  • 天候や機器トラブルによる遅延の可能性がある。
  • 料金やスケジュール確定が数ヶ月前からで早期の計画が難しい
  • 想定外の手数料やオプション料金がかかる

フェリーと飛行機の共通点

それぞれが「航路」という同じ表現が使われている通り、フェリーと飛行機は似た部分があります。

それは、出発地と目的地が点と点で結ばれているという特徴です。

のりばが「ターミナル」と呼称されているのもですよね。

フェリーも飛行機も各地に用意されたターミナルを中心にそこを行き来するというのが当たり前であり、動いてしまえば一直線に目的地を目指すこととなります。

飛行機の予約と予算の問題

飛行機の運賃は様々な要因によって変動します。

特に「ダイナミックプライシング」の導入により、予約の時期や時間帯によって料金が大きく変わることがあります。

このため、事前の旅行計画、特に長期間前の予定では、具体的な料金や運行スケジュールの確認が難しいことがあり、さらに、オプション料金や手数料の加算も考えつつ予算を組む必要があります。

一方、フェリーは料金の変動が少なく、公開されているスケジュールや料金を基に計画が立てやすいというメリットがあります。

特に決済手数料が無料や最小限に抑えられているのは、フェリーの大きな利点です。

最適な移動手段の選び方

早い時間での移動が必要、または短期間での旅行を計画している場合は飛行機が最適です。

反対にゆっくりとした旅行を楽しみたい場合や、予算やスケジュールを事前に固定したい場合は、フェリーがおすすめです。

最終的に、旅の目的や予算、日程などの条件に応じて、飛行機かフェリーのどちらを選ぶかを決定することが重要です。

フェリー vs 夜行バス

夜行バスで旅するメリット

  • 料金が比較的安価。
  • 突然の旅行でも比較的予約が取れやすい。
  • 夜間移動で日中の時間を効率的に活用できる。
  • 目的地が都市中心部に多く到着後の移動が容易。
  • 一人旅には強い味方。

デメリット

  • 狭いスペースでの長時間の移動。
  • 体調不良や寝不足を起こしやすい。
  • カーテンに閉ざされて景色が見られない。
  • トイレがない場合休憩まで我慢の必要がある。
  • 交通渋滞による遅延の可能性。
  • 会話やスマホの利用に制限がある。
  • 到着時間が早朝の場合、時間を持て余すことがある。
  • 家族旅行には不向き。

安いなりのデメリットも多い夜行バス

夜行バスの魅力の一つが低価格の運賃です。

私は以前、3列独立シートで東京~広島県の夜行バスを5000円という低価格で利用したことがあります。

ローカルな場所でも比較的融通が利くなどそれなりにメリットのある夜行バスですが、半面、先に挙げたようにデメリットも多く存在しています。

価格がそれほど変わらないフェリーのエコノミークラス

寝心地や移動の不便さは我慢できるという方が夜行バスを1つとされているかと思われるので、それならば価格の安いフェリーのエコノミークラスを選択するというのも正解です。

実際、夜行バスの価格はフェリーのエコノミークラスとそれほど差がなく、お風呂などの設備も整い、トイレも自由で、きちんと横になって眠れるフェリーは比較対象として無視できません。

目的地によっては比較検討する価値は十分にありそうです。

フェリー vs 新幹線

新幹線で旅するメリット

  • 主要都市間を短時間で移動できる。
  • 観光スポットへの移動が効率的。
  • 清潔で快適な座席。
  • 移動中も快適で安全な旅が楽しめる。
  • 駅周辺には多数の観光情報施設やショップが集中している。
  • 下車後のアクセスが良く観光がしやすい。
  • 発着の時間が正確で予定が組みやすい。

デメリット

  • 観光シーズンや連休中は混雑し予約が艱難。
  • ローカルな観光スポットへはローカル線の乗り継ぎが必要。
  • 運賃が高い。
  • 家族旅行では費用がかさむ。
  • 荷物を最小限にしないと移動が困難。

価格なりのサービスが受けられる新幹線

移動時間・安全性・快適性を兼ね備えているのが新幹線で、繁忙期の混雑などを避ければ他の移動手段のような大きなデメリットもありません。

すでに新幹線は旅行の移動手段としてはメジャーであり、特に旅慣れていない人からすれば第1番目に新幹線での移動を考えることでしょう。

しかし新幹線を使うとなるととにかく交通費が高額になりがちです。

ちょっとした旅行であっても往復で一人3万円近くの運賃が必要なことも当たり前で、これが家族旅行であれば、交通費だけでも10万円が吹っ飛ぶというのは普通の話です。

ただ先にも述べた通り、とにかく移動時間が短縮できるので、短い旅行期間の中で目的地へ向かい十分な観光を楽しむことも可能ですし、なんなら日帰り旅行も可能です。

「時間」か「予算」か

新幹線は予算をかけて時間を短縮する乗り物、フェリーは予算を抑えて時間をかけて移動する乗り物と、その目的は相反しています。

例えば、横浜(神奈川県)~新門司港(福岡県)で比較すると、新幹線であれば早くて4時間30分で到着します。

同じくこの航路で運行している東京九州フェリーの乗船時間は21時間と約4.7倍近くの移動時間を必要とします。

つまりフェリーが目的地に到着するまでの間に新幹線であれば2往復できてしまうという計算になります。

ただ考え方を変えて、もし旅行期間に余裕があり新幹線と同じぐらいの予算があるならば、フェリーで上のランクの個室を利用し移動をする事も可能で、まさに移動の段階から「旅の楽しみ」を味わうことができます。

あまり旅行を経験していない人にとっては、新幹線は一番最初の移動手段の候補であり、なかなかフェリーという手段にはたどり着かないかと思われます。

そう考えると、旅行において情報を収集する大切さがわかりますよね!

まとめ

旅行というと旅先での楽しみを優先しがちですが、移動手段も工夫をしてみることで、さらに旅の思い出や楽しさ、そしてまた旅に出たいという欲求を刺激してくれる要因になります。

そのひとつがフェリーの旅であり、各社もコンセプトとしている部分でもあります。

技術も進歩し、非常に乗り心地もよく快適な旅ができるので、ぜひ利用されてみられることをおすすめします。