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iPhoneは知っている
例えば一週間前の20時、どこにいてたか思い出せますか?
それなら4週間前の19時は?
普通なら特別なイベントでも無かった限りは思い出せないですよね。
でもね、iPhoneはちゃんと覚えてたりします。
どこの駅に行ったとか、どのレストランで何時から何時まで食事していたか、どこで何時から何時まで働いていたかなどね。
もしかしたら家族には知られたくない場所の出入りも、ちゃんとiPhoneは証拠を残しています。
位置情報の活用のため
これはどういうことかというと、iPhoneの主要な機能、例えば写真やカレンダー・マップなどで位置情報を活用するために一定期間内部に位置情報を記録しているんです。
もちろんこの情報は暗号化を施されていて、Appleもその情報を読み取る事はできなくなっています。
とはいうものの知らずに記録されているのは不安ですよね。
とりあえずどんな情報が記録されているか確認してみましょう。
位置のログ情報を確認する
まずは設定アプリを実行します。
その中から「プライバシー」を選択します。
次に「位置情報サービス」を選択。
画面を一番下までスクロールして「システムサービス」を選択。
まだまだ続きます。
「利用頻度の高い場所」を選択。
個人情報のため生体認証が実施され、目的のページに辿り着きました。
訪れた場所がズラーッと
どうでしょうか。
把握している場所から思い出せない場所までズラーッと並びますよね。
私もこんな所行ったっけという場所がたくさんありました。
なのでその場所を押して確認してみます。
「横綱」、、、。
思い出しました。
愛知の空港、セントレアに行く途中に立ち寄ったラーメン横綱です。
ご丁寧に何時から何時まで食事していたかも記録されています。
28分間で退店、横綱って提供されるの早いなぁ。
オフにすると良い?
では怖いのでOFFにしてしまうのはどうでしょう?
この機能をOFFにしてもいろんな機能は使えるのですが、どうも精度としては落ちてしまうようです。
せっかくの高性能なスマホです。
いくら個人情報とは言えガチガチに防御してせっかくのスマホの機能を犠牲にしてしまうのはもったいないので、こういうログが記録されている事をキチンと把握してうまくお付き合いしていくのがベストです。
逆に助かる場合も
こうやって知らずに記録されてるわけなのですが、ではメリットを感じる事はあるでしょうか?
これは特殊になりますが、例えば何かの事件に巻き込まれてアリバイを証明しないといけない場合はどうでしょうか。
口で説明しても証拠にはならないですし、何時から何時とかも曖昧になります。
でもこの画面を見せたら証拠としては有効になりそう。
他に新型コロナの濃厚接触があった場合も、いつどこでどれくらい滞在していたかがわかるので役立ちそうです。
それ以外にも、落とし物をしたときに記憶を追跡するなどでも活用できそうです。
マスクで認証を外している人は要注意!
新型コロナの影響で外出中はマスクが必須になり、そうなるとiPhone後期の顔認証が困難になり機能自体を外している人もいるかも。
ただ紛失した際、ちょっと知識のある人がログを確認すると、、、、。
そう考えたら怖いですよね!
なので面倒でも生体認証のロックは必ずかけておきましょう。
最後のまとめ
写真やカレンダー機能でも位置情報が活用できたり、スマホは便利な反面多くの個人情報や記録を活用しています。
そしてあまり深く考えずに活用できるように、その多くは公にされていません。
今回のログもかなり階層が深く、普通の人には辿り着く事も存在を知ることも困難です。
ただ大切な事はこの機能に限らず、スマホが個人情報の宝であり、それを常に携帯し持ち歩いているということ。
iPhoneは紛失した際に遠隔で初期化できる機能がありますが、初期化をすると探せなくなるリスクもあります。
ただ、個人情報を他人が参照できる事を思うとどちらの方が高リスクかというのはしっかり考える方が良さそうですね。