楽天モバイルの無料契約期間がそろそろ終了するユーザーが増えているはずです。私も6月30日付けで1年間の無料期間が終了しこれを機に解約を行いました。解約方法はオンラインでスマホから可能で、どんなキャリアよりも面倒もなく可能で、その方法と解約後の注意事項を実際の画面写真付きでお伝えしていきます。
この記事のもくじ
約6ヶ月未使用だと利用停止に
楽天モバイルは2021年7月1日付けで規約を改定し、180日間(約6ヶ月程度)利用実績がない場合に利用停止となる事を発表しました。さすがに6ヶ月も通話/通信共に何も使わないのであれば利用停止措置をくらっても痛手ではないでしょうが、やはり放置というのは双方にとってデメリットしかないので解約することとしました。
ユニバーサルサービス料は未使用だと0円
ちなみに2021年6月1日付けの規約の改定で、今まで同社が負担し無料だった「ユニバーサルサービス料」月額3円、「電話リレーサービス料」月額1円(2021年度は6円まで)の徴収が8月請求分から発生しますが、こちらは通信料金が1GB未満でプラン料金が0円となるユーザーは引き続き無料のままで利用が可能です。
【ユニバーサルサービス料や電話リレーサービス料って何?】
加入電話・公衆電話・緊急通報などの電話サービスを安定的に供給できる環境保持のため、電話会社全体で予算を負担しあう制度。「電話リレーサービス料は聴覚障がい者など、電話が困難な方へ手話等により仲介するサービス制度で、同じく電話会社全体で費用を負担しあっています。
楽天モバイルを解約する前に
楽天モバイルを解約できるよう進めていきますが、まずはその前に確認しておく項目が幾つかあります。
事務手数料は無料
解約における事務手数料は3,300円くらい請求されそうですが、楽天モバイルは当初から掲げていたとおり0円で解約が可能。様々な場面でトラブルも絶えない楽天ですが、これに関しては評価すべき部分です。
解約した時点で利用不可となる
解約を実行してしまうとその時点で通話やSMSなどの機能が使えなくなります。間違っても月末の契約期間後での解約と勘違いしないように注意しましょう。なお、送信したSMSや通話履歴、アドレス帳などは残るので安心して大丈夫です。
割賦契約はそのまま継続
契約と同時に24回払いや48回払いなどで割賦契約して購入したスマホは、引き続きそのまま料金の支払いを続ける事となり、解約時に残額を一括精算ということはありません。
スマホ交換保障プラスは解約後も継続
故障や破損、盗難などでも一律6,600円で交換可能な「スマホ交換保証プラス」。毎月715円で契約しているユーザーは要注意。このプランはスマホに紐付いているプランなので、楽天モバイルの契約を解除してもそのまま継続されます。もしスマホをそのまま利用したくて保障を継続したいのであれば大丈夫ですが、スマホを遊ばせてしまうような状況であれば先に解除をしてからプランの解約を行いましょう。
持ち込みスマホあんしん保障は自動解約
すでに使用中だったスマホを楽天で保証してもらえる有料サービス(月715円~1,309円)は、楽天モバイルの契約解除と同時に自動解約となります。
楽天のスマホはSIMフリー
楽天モバイルで購入したスマホ端末は全てSIMフリー端末です。なので他キャリアで利用したい場合、端末さえ対応していれば特に難しい操作や申込みも不要で利用することが可能です。
MNPは解約するとできなくなる
もしMNP(モバイルナンバーポータビリティ)で電話本号を引き継いで他社に乗り換える場合、「解約」ではなく「他社への乗り換え(MNP)」の実行となります。間違って解約してしまうとその時点で電話番号は失効してしまいMNPができなくなるので注意が必要です。
解約を実行する
必要な作業が全て完了したら解約を進めていきましょう。解約は「my 楽天モバイル」アプリから行います。
無料期間の確認
1年間無料の期間はアプリ内ホームメニューに表示されています。その月の何日に契約しても必ず月末締めが契約終了日となります。まずは勘違いしていないか確認をしましょう。
契約プランから実行
間違いなければ画面下のメニューから「契約プラン」を選択します。
各項目の間に小さく「各種手続き」というリンクがあるので選択します。
各種手続きで解約を選択
手続きの項目に「解約」があるので選択します。同じような項目で「利用停止」もあるので間違わないように注意。
MNPなどではなく問題なく解約を進めれるようであれば「次へ進む」を選択します。
アンケートを記入
解約するのに面倒ですが、無料で1年間使わせてもらった恩義もありますので、アンケートは協力しましょう。入力したら「申込みを完了する」を選択です。完了と書いているのにこの時点ではまだ解約は実行されません。
最終確認
最後の確認画面が表示されるので「次へ進む」を選択します。このボタンを押した時点で解約が実行され、通話等全て使えなくなります。こここそ「申込みを完了する」だと思うのですが、楽天の悪い部分が出ている感じです。
解約完了
無事に解約が処理されると解約完了の案内が表示されます。
念の為「申込み履歴」を確認してみます。
申し込み履歴の確認
解約の手続きは完了したものの、事務処理としては保留状態となります。「準備中」という表示が出ていますが、申し込み履歴の中に本日の日付の項目が表示されているか確認してみましょう。
ここでちゃんと解約と出ていたら大丈夫です。
アプリも解約表示に
解約が完了すると「my 楽天モバイル」アプリ内項目も「解約済み」という表示がなされます。ただし利用料金などの項目は従来どおり確認可能なので完全に使えなくなるわけではありません。
メールで連絡も
事務手続きが完全に完了するとメールで連絡が来ます。私の場合だと12時間後の真夜中にメールが届いていました。12時間かかっているということはけっこうな解約処理が実施されているのかもしれません。
このメールをもって完全に解約完了です。
1年間、良かったり悪かったり、試してみるという部分では意味のある期間でした。ただ、残念ながらというか予想通りエリアに関しては地方格差が起こり、地方ではまだまだ未開通なエリアが多数発生中で、ハウステンボス級のテーマパークでさえ未だ未開通/開通日未定という事態です。せめて皆が訪れるメジャーな観光スポットは最優先でエリア拡大をしないと結局は外出先で使えないから解約という事にもつながるでしょうし、せめて無料期間が経過したユーザーにはauローミングを5GBまでではなく、15GB程度提供するなどの施策が必要だったかと考えられます。
そういういことで私も本来はサブで契約して楽天の使い放題に移行する予定だったのを、結局はメインのキャリアで無制限プランを契約してしまいました。また楽天もエリアが拡大し、プラチナバンドも獲得できた頃に乗り換えを検討したいと考えています。それまでは一旦解約して様子見です。