2021年9月18日に2年ぶりの開催として予定されていた「ハウステンボス」の「九州一花火大会」が約2ヶ月後にあたる11月20日へと延期になりました。この記事では延期についてお伝えしていきます。
この記事のもくじ
九州一花火大会とは?
「九州一花火大会」はハウステンボスが誇る大規模花火大会で、今年の打ち上げ予定数は2万2千発とハウステンボスの数ある花火大会の中でも最大であるばかりか、日本全国においてもトップクラスに入る打上数です。
花火を目当てに多くの観客も集まるため花火観覧は事前予約制による専用エリアと客席が有料販売され、周辺道路もかなり混雑します。そのために当日は通常22時までの営業時間が24時までに延長され分散退園されるように対応がなされてきました。
2020年は中止に
期待値も高い恒例イベントにもなっているので、コロナの渦中である2020年も開催2ヶ月に告知が行われましたが、1ヶ月前に長崎県の感染者数が増加しステージも上がったために1ヶ月前に中止が決定。すでに有料観覧席の前売りなども販売中でしたが、すべて返金対応となりました。
なお2020年はカウントダウンイベントも実施が行われていません。
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2021年は9月予定だった
2021年は2年ぶりにお待たせしましたという感じで7月に告知開始、8月6日から有料観覧席の販売が開始されました。ただし本年の有料観覧席は最後の開催年である2019年まで用意されていたマス席(複数人でベタ座りできる板状の座席)の販売は行われずイス席とVIP席、カメラ撮影席のみの販売となりました。これは座席幅を取り密を避けるための処置からだと考えられ、結果的にイス席が広がる事によりマス席のエリアが確保しづらくなった事と、マス席がそもそも密を作り出すことが前提の席であることからだと予想されます。
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延期が決定に
ちょうど開催1ヶ月前となる8月18日のお昼に有料観覧席の購入者に向けてメールで延期についての案内が送信され、公式サイトでも告知がなされました。
理由としては長崎県内の新型コロナウィルス感染者数が増加傾向にあることを重く受け止め、大規模集客イベント開催は来場者、スタッフ、周辺住民へのリスクが高まってしまうためという理由からですが、もしかすると8月17日と18日に連続して合計4名の新型コロナウィルス感染陽性者が従業員から発生しているのもあり決断したのかもしれないです。
なお有料観覧席の購入者は日付変更の処置ではなく返金対応となり、11月のチケット販売時に改めて購入する必要があります。
来年からは冬開催かも?
現在の状況を考えるとしばらくは新型コロナウィルスの感染拡大は増加傾向になるでしょうし、来年も引き続いていくことでしょう。今回も行楽シーズンである夏、そして夏休み、オリンピックの影響で移動し連休となった祝日とコロナの陽性者数を増加させやすい要因が重なる時期でもありました。
このパターンはもちろん来年も引き続く可能性もあり、2年間中止と延期を経験しているハウステンボス側としてはそもそもリスクヘッジを考えるのでないでしょうか。もし本年11月の花火開催が安全に実施できて、有料観覧席が完売するほどの集客も見込めたとしたらもしかしたら来年からは冬の花火大会として実施され、その後もスタンダードになるかもしれませんね。
九州一花火大会は我が家も毎年行っているイベントで本年も楽しみにしていたのですが、やはり安全が一番。できたら11月の状況をみてマス席も多少用意してもらえると子連れファミリーとしては大助かりです。11月には今の状況も良くなり楽しく花火が見られることを切に願います。
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