今何かと話題になり続々と最新機種が投入されているGoogleのChrome OSを搭載したパソコン「Chromebook」。
人気がある「Acer」の機種がアマゾンのセールで２日間限定で15,000円オフになっています。その他の機種もいくつかセールになっていて今まで見送ってきた人も要チェックですよ。
Amazonセールは2021年４月24日〜26日までの期間限定で開催中。
この記事のもくじ
12インチモデル
今回目玉となっているのが12インチモデルのChromebookで型番はC871T-A14P (712)。
通常Amazonで39,800円で販売されており、このたびのセールで24,800円と15,000円引きという大盤振る舞いの価格となっています。
主要なスペックを見ていきましょう。
CPU
頭脳に当たる部分で処理速度などPCの機敏さやもたつきなどを左右するのがCPU。この価格帯の多くがMediaTekのCPUを採用しているなかWindows PCと同じくインテル製Celeronプロセッサー 5205U 1.90GHzを採用。Windowsマシンとしてはさほど高性能なCPUではないようですが、そもそも低スペックでも動いてくれるChromebookですから一つのブランドでもあるインテル製を採用したことはユーザーにとっても選択肢の一つになることでしょう。
メモリ
メモリは他のChromebookと同じく４GBのDDR4 SDRAMを搭載。オンボードで実装されているので取り替えなどはできず空きスロットも無いので増設や交換は不可。ただかつてネットブックと言われた低スペック／低価格小型Windowsマシンと違って４GBでもメモリ不足を感じる部分も少ないはずなので、数年はどれも４GBが標準という感じでいくのではないでしょうか。
ストレージ
作成したデータを保存しておくのがストレージで容量は64GBのeMMC。低価格帯シリーズでは32GBというモデルも少なくないので容量としては中クラス。快適に長年使っていくには128GBが望ましいですが、うまくクラウドストレージを活用していくことで容量不足はうまく回避していけそうです。
液晶画面
液晶サイズは12インチで小型のノートPCよりも少し小さい程度。低価格帯モデルが視野角の狭いTN液晶を用いてコストダウンしている中、視野角が広く斜めから液晶を見ても色の変化や画面が暗くならない非光沢IPS液晶パネルを採用。タッチパネル搭載なのでマウスが無くても直接液晶に触れて操作ができるのは慣れると便利に活用できます。
画面の比率が16:9の横長ではなく3:2の比率で、これを求めて購入する人もいるようです。画面が縦長になるのでChromebookのメインになるブラウザを利用したネットの閲覧やドキュメントの作成ではスクロール頻度も下がり快適に操作できそうです。
カメラ／スピーカー
カメラはフロントカメラのみでWEBカメラが搭載されています。あくまでWEB会議などの用途に使うカメラで画素数の公開は無いようなのですが、スマホのような綺麗な写真を撮る用途には向いていないです。これはどのChromebookもそうで、あくまでビデオ通話などに向けた搭載できれいな写真を残すという用途には向いていません。
スピーカーはステレオスピーカーを搭載。Chromebookの一つの使い方として動画の視聴があげられますが、やはりモノラルスピーカーだと臨場感も半減してしまいます。
外部ストレージ／ドライブ
拡張性に乏しいChromebookにおいて外部ストレージのスロットが無いタイプというのは多いのですが、microSDカードリーダーを搭載しており64GBという保存容量を補っています。今なら256GBのmicroSDも安くて1,000円台でも買えますからある意味容量不足とは無縁と言っても良いかもしれません。
DVDやBlu-rayのドライブは他機種と同じく搭載していません。正直あったところで使用頻度も少ないでしょうし、重量と価格も大幅に加算されせっかくのポテンシャルが引き下がるのでChromebookに関してはほぼ不要ですね。
駆動時間
カタログスペックではバッテリー駆動時間は12時間。ズレがあったとしても少なくとも10時間は駆動するはずなので、これくらい持てばビジネス使用でも全く電源が無くても１日は持ちこたえてくれるでしょう。そもそも低電力で動いているChromebookはほとんどの機種でモバイルバッテリーでの充電も可能なはずで、バッテリーに関してはそれほど大きな問題ではないでしょう。
ネットワーク
有線LANは他機種同様に搭載していませんが、従来よりもより高速になった「Wi-Fi 6（IEEE802.11ax）」に対応。より高速通信が求められるテレワークやビデオ通話にも余裕で対応しますし、やっと普及してきた規格なのでこれから時代が進んでも時代遅れにならず使っていけるのは安心ですね。
タフネス設計
さすがにタフネスPCのように防塵／防水／耐衝撃というまではいかないものの、通常使用下におけるアクシデントには十分耐えていけるタフさは持ち合わせています。
「MIL-STD-810G」という工業製品の耐久性についての認定も受けており、机の上から落としたくらいで使用不能になるような事故につながらないよう設計が行われています。また防水というわけではないものの独自の排水設計を施してあり、ちょっと水分をかけてしまってもなんとか助かる道はありそうです。コーヒーと一緒のテーブルで使うことが多そうなパソコンだけに、こういった細やかな配慮はさすがです。
これだけなかなか考えられた設計なのでこのセール価格で購入できるのはかなりのチャンスです。いままでちょっとしたドキュメントの作成だけに重いPCの起動を何分も待つとか、カフェに重たいPCを持っていくのが大変とか、気軽にベッドサイドで動画が見たいとか、旅先に軽いパソコンを持っていきたいとか、そういったニーズに応えてくれるのがChromebookです。
迷いすぎてセール期間が過ぎてしまわないように要注意です。